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現代を代表するライトヘビー級ボクサーの1人で世界タイトル獲得まで全ての試合に勝利してきたロンドンオリンピック銅メダリストのオレクサンデル・グヴォジク!!WBC世界ライトヘビー級王者として階級最強候補に名前が挙がっていた存在です!

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アマチュア仕込みのテクニックと強力な圧力とサイドの動きで相手をコーナーに追い込んで守勢に回すテクニックで相手を根負けさせてきたスタイルはライト級王者で同じウクライナの元トップアマのワシル・ロマチェンコと似た部分もありますね!!

グヴォジクは相手にプレッシャーをかけて下がらせるだけではなくアドニス・スティーブンソンのような危険なパンチャー相手には間合いを取るカウンター戦法を取ることもできるのでオールラウンダーだといえますね!!

これまでのキャリアでナジブ・モハメディ、トミー・カーペンシー、アイザック・チレンバ、ユニエスキ・ゴンサレス、クレイグ・ベーカーなどの名のあるコンテンダー、元世界挑戦者をことごとくKO。

世界戦としてはフランスの技巧派のメディー・アマルを判定で下してWBCライトヘビー級暫定王座を獲得。さらに敵地カナダで長期政権を築いたアドニス・スティーブンソンをKOして世紀王座を獲得、初防衛戦ではフィラデルフィアでベテランコンテンダーのドゥドゥ・ヌグンブをアクシデントによる5ラウンドストップで破っており未だに無敗の王者として層の厚いライトヘビー級戦線で活躍しています。

さらにスティーブンソンはグヴォジクにKOされた後脳内出血を起こしてリハビリをして一時は集中治療室に運ばれるなど心配されたもののグヴォジクは誰よりも旧敵のスティーブンソンのことを心配していたそうでスティーブンソン本人に向けてビデオメッセージを送るなど人格者でもありますね!!

契約しているプラットフォームのESPNにはWBO王者のセルゲイ・コバレフ、IBF王者のアルツール・べテルビエフも戦っており今後の統一戦に向けての期待は大いにあります!!同じ東欧系の選手なので東ヨーロッパのファンたちがかなり盛り上がりそうですね!!

そしてグヴォジクは10月18日にIBF王者のアルツール・ベテルビエフとの統一戦が決定!!無敗同士の試合となり大きな注目を集めましたが残念ながらここではベテルビエフのパワーの前に10ラウンドKO負け。しかしライトヘビー級トップの一人であることは変わりなくセカンドチャンスを狙うことになります。

ということで、彼の試合を生中継で見る方法、試合をより楽しむためにグヴォジクの来歴をまとめてみました!!

ロシアのクラッシャー!セルゲイ・コバレフ!

Contents [show]

グヴォジクの戦歴

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グヴォジクのプロフィール

オレクサンデル・グヴォジクは1987年生まれの32歳。ウクライナのハルキウの出身で現在はアメリカのカリフォルニア州のオックスナードに在住しております。

グヴォジクはアマチュアでのキャリアがとても長く非常に実績のある選手です。2009年には世界選手権に出場して3回戦まで進出。

2011年にバクーで行われた世界選手権では準々決勝まで勝ち抜きますがロンドンオリンピックで優勝するエゴー・メコンチェフに敗退してベスト8。

そしてグヴォジクは2012年のロンドンオリンピックに出場。この大会にはクルーザー級のオレクサンデル・ウシク、ライト級のワシル・ロマチェンコも出場しておりグヴォジクは銅メダルを獲得しています。そして2013年にカザンで行われたユニバーシードで金メダルを獲得してプロの世界に入ります!!

まぁスポーツだから仕方ないなオレクサンデル・グヴォジクvs.ドゥドゥ・ヌグンブ

これまでの実績

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グヴォジクはキャリアのスタート時からボブ・アラム率いるトップランクと契約。世界一のプロモート会社でワシル・ロマチェンコと同じプロモーショナル会社に所属することになりましたね!!

そしてデビューからいきなりマニー・パッキャオVSティモシー・ブラッドリーのPPVカードの前座でラスベガスデビューしたグヴォジクはあっさりと6回戦で1ラウンドKO勝ち。その期待値の高さを見せます。

そしてアメリカで順調に白星を積み重ねていったグヴォジクは2015年にまたもやパッキャオの前座にてIBF世界ライトヘビー級10位のナジブ・モハメディと空位のNABF王座決定戦に出場します。

モハメディはフランスの技巧派でかつて敵地イギリスにてネイサン・クレバリーとWBO暫定王座を争い苦戦させている元ヨーロッパ王者で前回の試合ではWBA,IBF.WBO統一王者のセルゲイ・コバレフに挑戦しているソリッドなコンテンダーです。

しかしグヴォジクは初回こそ打ち合ったもののアウトプットを増やして中盤にかけてペースを握り、モハメディを追い詰めると2回にはコーナーの詰めてコンビネションとフックでダメージを与え最後は右ストレートでモハメディは失神!!強烈なKOで世界ランク入りを果たしました!!

そして初防衛戦ではコンテンダーのトミー・カーペンシーと対戦。カーペンシーはかつてWBO王者のネイサン・クレバリーやWBC王者のアドニス・スティーブンソンに挑んだコンテンダー。元統一王者のチャド・ドーソンに大金星を挙げた経験がありますな!

グヴォジクはこの試合でカーペンシーの右フックでまさかのダウンを初回に喫します。しかし落ち着いてコンビネーションで上回るとカーペンシーは手も足も出なくなり6ラウンドにボディブローでKO!!クレバーさを見せてくれましたね!!

更に続いてはマラウィの強豪コンテンダーでロードウォリアーのアイザック・チレンバと対戦。チレンバはアフリカの軟体選手で上半身の柔らかさを生かしたやりにくいディフェンシブなボクシングで世界中を転戦。後にクルーザー級王者となるトニー・ベリュー、後にWBO王者となるエレイデル・アルバレスに苦闘を強いており敵地ロシアで当時全員挑戦者をKOしてきていたセルゲイ・コバレフと対戦し、コバレフでさえもチレンバをKOすることはかなわなかった男です。

しかしグヴォジクはチレンバを運動量と強烈なプレッシャーで圧倒!!何度もコーナーに追い込んでコンビネーションを放ちチレンバも粘ったものの拳を骨折してチレンバは8ラウンド終了時に棄権!!グヴォジクはチレンバに初のKO負けを擦り付けましたね!

次にグヴォジクはコンテンダーのユニエスキ・ゴンサレスと対戦。この試合にはWBO系列のNABOタイトルの決定戦もかねて行われましたな。ゴンサレスはかつて元王者のジャン・パスカルに判定負けしたものの苦闘を強いた強打者です。

グヴォジクはロマチェンコVSジェイソン・ソーサの前座となったこの試合でゴンサレスを圧倒!!ゴンサレスの腕を振り回すスペースを一切与えずコンビネーションで3ラウンドTKO勝ち!タイトルをコレクションに加えました!!

さらに世界前哨戦となった次戦ではコンテンダーで強打者のクレイグ・ベーカーと対戦。ベーカーはかつてアンドレ・ウォードに肉薄したエドウィン・ロドリゲスと対戦した経験のある選手です。

ネブラスカ州で行われたこの試合はグヴォジクが危なげなくベーカーに付け入る隙を与えない内容で6ラウンドTKO勝ち。WBC王者のスティーブンソンが指名戦を行わないため暫定王座決定戦に進むこととなります。

(海外ボクシングを見るならWOWOW

アマルは思っていたより強かったなオレクサンデル・グヴォジクvs.メディ・アマル

世界王座の獲得とスティーブンソンの悲劇

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グヴォジクは2018年3月に初めての世界戦を行います。WBCライトヘビー級暫定王座決定戦に出場したグヴォジクはメディ・アマールとニューヨークのマディソン・スクエア・ガールフレンドのシアターで対戦します。

ちなみにですが当初グヴォジクの対戦相手はWBCで指名挑戦者として2年間以上在位していたエレイデル・アルバレスになることが見込まれていましたがアルバレスはスティーブンソンとの正規王座に挑戦することが目的であり暫定王座はいらないと話しWBO王者のコバレフへ。スティーブンソンが2年指名戦をしていなかったためアルバレスは少しかわいそうでしたね・・・

アマールはフランスのコンテンダーで元ヨーロッパ王者。敵地ドイツにて元二度WBO王者となったロベルト・ステイグリッツに敗れているものの判定は僅差でかなり肉薄していましたな。

そしてグヴォジクの楽勝が囁かれていたこの試合はグヴォジクが少し苦戦します。前に出てアクションをリードしようとするグヴォジクに対して自分から間合いを詰めてきたり常にサイドに動いたりと対策してきたアマールを捉えきれなかったグヴォジクでしたが全体的には手数と運動量で勝り判定勝ち。スティーブンソンへの挑戦権を勝ち取ります!!

そしてグヴォジクは2018年12月に正規王者のアドニス・スティーブンソンと王座統一戦。この試合はハイチ系カナダ人であるスティーブンソンのホームであるカナダのケベックにグヴォジクが乗り込むことになりました!

スティーブンソンは35歳にしてチャド・ドーソンに衝撃の初回KO勝ちの番狂わせで王座を獲得したサウスポーの強打者。左ストレート威力は抜群で常に一撃で試合を決める武器を持つ怖いパンチャーです。

王座を獲得してからは元IBF王者のタボリス・クラウド、元WBCスーパーミドル級王者のサキオ・ビカ、後にクルーザー級王者となるトニー・ベリュー、2階級制覇王者のバドゥ・ジャック、トップコンテンダーのアンドレイ・フォンフォラを退けておりスタミナに不安がありながらもライトヘビー級で長期政権を築いていましたな。

しかしエレイデル・アルバレスとの指名戦は金にならないとして待ち料を払って徹底的に回避。2年以上指名防衛戦を行わない少し議論を呼ぶ王者でもありました。WBO王者のセルゲイ・コバレフとの試合も実現はしませんでしたね・・・

そして迎えたこの試合はグヴォジクが序盤足を使った間合いを取りスティーブンソンの強打を警戒する立ち上がりになり前半戦はスティーブンソンがポイントをリードします。そしてグヴォジクは徐々に失速してきたスティーブンソンのうち終わりにカウンターを狙い始めてきますが10ラウンドに左をもらってふらつきます。しかし11ラウンドに疲れの見えるスティーブンソンをコンビネーションでダウンさせると立ち上がったスティーブンソンに強烈な右ストレートを当ててKO!!スティーブンソンの長期政権に終止符を打ちました!!

しかしこの試合はグヴォジクにとって苦い思い出となります。スティーブンソンは最後のダウンでレフェリーが見えない角度でパンチをもらい頭からダウンしました。レフェリーは即座に試合をストップし、スティーブンソンは試合後自分の足でリングを降りましたが試合後の控室で意識をなくして緊急搬送されてしまいます。

スティーブンソンは脳内出血が見つかり医療的に昏睡状態に陥り集中治療室で治療を受けて何とか手術は成功しましたが予断を許さない状況が続きます。プロモーターのイボン・ミッチェル、フィアンセのシモネさんがスティーブンソンのファンに王匡を報告する状態が続いてスティーブンソンは意識が回復。現在ではリハビリを続けていますが自分で歩いて会話ができるようになるなどかなりの回復を見せており世界王者としての強さを見せてくれています。

グヴォジクはそんなスティーブンソンをかなり心配していたようで心痛めていました。スティーブンソンがまだ集中治療室にいたときにグヴォジクはスティーブンソン本人に向けたビデオメッセージを送りスティーブンソンは真の王者だからこの怪我にも打ち勝てると信じていると話し感動を呼びました。

さらにこの試合のレフェリーも試合後もっと早く試合を止めていれば、最後のパンチが当たる前に止めていればと自身を責めており眠れない夜を過ごしたそうです。スティーブンソンが回復して本当に良かったと僕個人も思います。

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スーパーマンついに陥落アドニス・スティーブンソンvs.オレクサンデル・グヴォジク

防衛ロード

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WBCの緑のベルトの正規王者となったグヴォジクは2019年の3月に初防衛戦を迎えます。相手は今後出身でフランス国籍を取得しているベテランコンテンダーのドゥドゥ・ヌグンブでした。

ヌグンブはポーランドやアメリカ、フランス、ベルギー、ドイツ、南アフリカ、ロシア、ウクライナを転戦としてきたロードウォリアー。常にサイドに動いて間合いをつぶしてパンチをねじ込むなどかなりやりにくい選手で多くの試合で負けても接戦に持ち込んでいる曲者ファイターです。

アメリカ合衆国のペンシルベニア州フィラデルフィアの2300アリーナで行われたこの試合はヌグンブが間合いを詰めたり常にサイドに動いたりとやりにくさを発揮します。しかし5ラウンドに突如としてヌグンブは足首を負傷!!試合続行不可能となりグヴォジクは不本意な形で初防衛戦にTKO勝ちを収めました!!

そしてグヴォジクの次戦はなんとなんとIBF王者のアルツール・ベテルビエフとの統一戦!10月18日にペンシルベニア州フィラデルフィアで行われるこの試合は大きな注目を集めています!!

また面白そうな試合が決まったもんやなアルツール・ベテルビエフvs.オレクサンデル・グヴォジク予想

ベテルビエフとの統一戦

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グヴォジクはフィラデルフィアでIBF世界ライトヘビー級チャンピオンのアルツール・べテルビエフと対戦が決まります。ベテルビエフは元オリンピックに二度出たアマエリートでグヴォジクとかつてアマチュアで対戦してこの時はベテルビエフがKO勝ちしています。

ベテルビエフはここまですべての試合でオールノックアウト勝利を挙げてきた選手で多くの選手から遠ざけられる存在。思うように試合が決まらず防衛戦もスローペースでしたがトップランクと契約したことでアクティブになリましたな。

そしてこの試合はベテルビエフが超スマートな試合を進めます。グヴォジクはコンビネーションを当ててサイドに回るアウトボクシングを展開。ベテルビエフはそれに対して中盤以降右ボディを出してボディ攻撃を敢行。これが見事にはまりグヴォジクはダメージを負います。そして9ラウンドに一気に出ると続く10ラウンドに押し倒すように2度ダウンさせて最後はガードの上からの右でグヴォジクはダウン!ベテルビエフが圧倒的なストロングさとスマートさで勝利して統一戦に勝利しています!

残念ながら負けてしまったグヴォジクですがまだまだ世界の終わりトップであることに変わりはありません。まずは再起をしてまた世界を目指してほしいですね!

パワーだけではなかったロシアの豪腕…アルツール・ベテルビエフvs.オレクサンデル・グヴォジク

今後期待される試合

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グヴォジクに今後期待される試合はライトヘビー級トップ選手たちとのビッグマッチです。

現在32歳のグヴォジクはアマチュアのキャリアが長かったこともありこれからの試合がとても重要な試合となります。今後の一戦一戦がキャリアを決定づける試合となるので早期のビッグマッチが望まれますね。

現在ライトヘビー級には同じプラットフォームのWBO王者のセルゲイ・コバレフ、敗れてしまったWBC.IBF王者のアルツール・べテルビエフがいますがこの二人は統一戦を望んでおりコバレフが次戦とされる指名挑戦者のアンソニー・ヤルデを下せばベテルビエフとグヴォジクの勝者との統一戦が一気に話が進みそうです。

WBA王者のドミトリー・ビボルはDAZNと契約していますがプロモーターのエディ。ハーンとボブ・アラムは協力関係もあるので可能性はあり、WBA暫定王者のマーカス・ブラウンはPBCでアラムと敵対するアル・ヘイモン傘下なので実現は厳しいでしょう。

ライトヘビー級には他にも最近トップランクと契約した元アマチュアエリートのスリバン・バレラ、元2階級制覇王者のバドゥ・ジャック、元WBO王者のエレイデル・アルバレス、WBOスーパーミドル級王者のヒルベルト・ラミレスの転級のうわさやWBAスーパーミドル級スーパー王者のカラム・スミス、ミドル級統一王者のカネロ・アルバレスも参戦するうわさがあり目が離せない階級ですね!!

メキシコのドル箱スターカネロ・アルバレス!!

グヴォジクのファイトスタイル

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グヴォジクのスタイルは中間距離から間合いをジリジリ詰めて頭を振りながら前進して追い詰めるとコンビネーションを放ってくるスタイル。相手を袋小路に追い込んでコンビネーションを放つためかなり厄介なファイターです。

さらにスティーブンソン戦で見せたように足を使って間合いを取るボクシングもできカウンターの右クロス、相手の進行方向を限定するような左右フックも得意なオールラウンダーです。

基本的に穴のないスタイルなのでこの選手に勝つにはまずパワーで勝り近づかせないように間合いを保つことが要求されます。相手を根負けさせるスタイルなので相手は試合が進むにつれて嫌になりますよね。。。

本当にトップアマなのかね・・・アルツール・ベテルビエフvs.ラディボジェ・カラジック

(海外ボクシングを見るならWOWOW

まとめとグヴォジクの今後

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いかがでしたでしょうか?相手と間合いを詰めて止まらないコンビネーションで相手を削り続けるめちゃくちゃ厄介なスタイルのグヴォジク。並のコンテンダーでは彼に勝てるとは思えず階級のトップ10には入っていないと勝つのは難しいですね!!

ビボルやべテルビエフ、コバレフ、アルバレス、バレラと今のグヴォジクを取り巻くのオプションはとても豊富。激戦区のライトヘビー級のベルトを狙える中心選手としてこれからも活躍することが確実視されています。

個人的には同じ東欧系のべテルビエフには敗れましたが一方的に負けていたわけではないので今後の試合もまだまだ注目です。まずは再起戦ですね!

そんなグヴォジクの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、以下のリンクからWOWOWを是非試してみてはいかがでしょうか?

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北欧のアマエリート同士の王座統一戦!!アルツール・ベテルビエフvs.オレクサンデル・グヴォジクの試合をテレビで見る方法は?これまでの2人の経歴も紹介!

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