adsense
adsense
pickup

ボクシングの土壌の弱いアフリカからの軽量級2階級を制し鋭いワンツーと強力なアッパーで世界中のボクシングファンから注目を集めるゾラニ・テテ。これまでスーパーフライ級とバンタム級で王座を獲得しておりWBSSバンタム級トーナメントに参戦しましたが、肩の負傷で離脱しちゃいましたね。

南アフリカ出身の選手として世界各地を転戦し、イギリスのプロモーターに見いだされたテテさんについて今日は少し紹介します。

f:id:TBT:20190218182909p:image

WBOのバンタム級王座を保持していたテテは軽量級では超強豪の一人。世界王者となってからは無敗でもっと言うと2012年からは無敗・・・最近も試合開始11秒で世界全ての階級において最短KOを収めたりと話題に事欠かない男です。

そしてテテの素晴らしいところは戦う相手と場所を選ばない姿勢。アフリカでビッグマッチが少ないことを背景として世界で戦うために彼はトップコンテンダーを相手に世界各地を転戦としこれまで喫した敗北は世界戦が一度、二度は敵地での指名挑戦者決定戦でいずれも僅差判定を落としたものです。

イギリスのプロモーターに見いだされた現在も敵地ロシアで防衛戦を行ったり日本でも決定戦で来日。初めての世界王座は日本で獲得していますね。WBSSトーナメントでも井上尚弥との決勝を望むなどかなり意欲も高いです。

これまでのキャリアで2度世界に挑戦した帝里木下、2階級制覇王者でアルゼンチンのレジェンド、オマール・ナルバエス 、元トップアマのミーシャ・アローヤン、元バンタム級王者のポール・バトラー、元スーパーフライ級王者のファン・カルロス・サンチェスを撃破。

現IBFフライ級王者のモルティ・ムザラネ、井岡一翔の持つWBAフライ級王座に挑戦したドミンゴ・ソーサ、元IBFスーパーフライ級王者のファン・アルベルト・ロサスの一流どころには敗れたものの同国人のムザラネ戦以外は敵地で僅差の判定を落としたものです。

しかし最近は肩の負傷明けの試合で暫定チャンピオンのジョン・リル・カシメロと対戦してまさかの3ラウンドノックアウト負け。井上尚弥との試合は夢と消えましたが、まだまだ再起が期待されるパンチャーです。

ということで、アフリカ人の軽量級きっての実力者として今後にも大きな期待がかかるゾラニ・テテの試合をテレビで生中継で見る方法、試合をより楽しむためにテテのこれまでの来歴をまとめてみました!!

日本人選手史上最高のビッグマッチになる予感井上尚弥vs.ノニト・ドネア予想

Contents [show]

 

テテの戦歴

f:id:TBT:20190228165507j:image

テテのプロフィール

ゾラニ・テテは1988年南アフリカ生まれの30歳。プロデビューは2006年の18歳の時でアマチュアでの経験は不明ですが、いずれにしても国際大会での記録は残っておりません。

身長175センチの彼はリーチ183センチというスーパーフライ級、バンタム級では破格の体格を誇っており、その懐の深さは異常・・・誰も入り込めないそのリーチと慎重を最大限に生かしたアウトボクサーでロングレンジから出てきません。しかもサウスポーで顔も小顔・・・パンチがとにかく当てずらいかつてのセレスティーノ・カバジェロを見ているようですね・・・

ここまでの戦績は28勝21KO3敗。戦績が示す通り強打者でもあり、特に相手の踏み込みに放つ左ショート、左右のアッパーが強力でこれまで多くの対戦相手を沈めてきました。そのため安易に近づけない相手はロングレンジから長ーいワンツーを刺され続けて判定で負けてしまう悪循環に陥ってしまうんですね・・・

しかもWBSSに至るまででWBOバンタム級王座の初防衛戦では11秒KOを記録。世界最速の男としても有名で鋭いワンツーを武器にメキメキと力をつけています。

テテさんはやはり只者ではなかったゾラニ・テテvs.シボニソ・ゴニャ




これまでの実績

f:id:TBT:20190228165828j:image

テテは南アフリカで2006年18歳にしてデビュー。プロ8戦目で全勝全KOのパーフェクトレコードのままマイナー団体のWBFフライ級王座を獲得しており、2019年には初回KOでWBOアフリカ王座を獲得。

次戦でIBF指名挑戦者決定戦を判定で制して全勝のままIBFフライ級王者で同国人のモルティ・ムザラネへ挑戦します。

ムザラネは強固なブロックが特徴の攻防分離型ファイター。鉄壁のディフェンスを武器にジリジリ間合いを詰めてくる選手でこれが初防衛戦。かつてアメリカで後に5階級を制覇するノニト・ドネアに苦戦を強いたことで有名です。

この試合ではテテが初回から長い手足を生かしたアウトボクシングを敢行。しかしムザラネは徐々に間合いを詰めてしかもジグザグにテテは追い詰められます。そして5ラウンドに捕まって、テテはダウン!!そのままストップに持ち込まれてテテの世界初挑戦は失敗・・・ここからテテは次のチャンスを得るために海外での試合に乗り出すようになります。

ムザラネは百戦錬磨やからなモルティ・ムザラネvs.坂本真宏

スーパーフライ級と敵地での苦杯、王座獲得

f:id:TBT:20190228165638j:image

テテは再起後スーパーフライ級に階級を上げてIBFスーパーフライ級王座の指名挑戦者決定戦に出場します。相手は元王者のファン・アルベルト・ロサス。強打のファイターとして有名でホルヘ・アルセに勝利したシンピウェ・ノンカイに勝利して王座を獲得した選手です。

敵地メキシコに赴いたテテはこの試合得意のアウトボクシングを展開しますがロサスはお構いなしで前進。テテを押し込んで採点は微妙ながらも2-0でロサスへ!テテは最終ラウンドに減点されるなどアウェーの洗礼も受けましたね。

しかし敵地で元王者のロサスに肉薄したことで評価を上げたテテは次なるチャンスが舞い込みます。敵地アルゼンチンでのIBFスーパーフライ級指名挑戦者決定戦です。

相手は後に日本で井岡一翔の持つWBAフライ級王座に挑戦する。ドミンゴ・ソーサで当時無敗。そしてこの試合は大接戦に・・・個人的にはテテが問題なく勝ったと思いましたが判定は2-1でソーサへ。テテはまたも挑戦権の獲得に失敗し、敵地で勝ち切ることの難しさを痛感します。

(海外ボクシングを見るならWOWOW

チャベスの幻の初黒星!? てかこれって逆に恥ずかしくね? ウィテカーvs.チャベス 観戦記

しかしこの試合でスーパーフライ級の実力者として認知されたテテは3度目の指名挑戦者決定戦に出場。対戦相手は元IBF王者のファン・カルロス・サンチェスで試合は敵地メキシコで行われています。

サンチェスは減量失敗でソーサ戦の前に王座はく奪。試合には判定勝ちしてソーサに初黒星をつけています。元王者と対戦することとなったテテですがこの試合はまぁ激闘。サンチェスは5ラウンドと10ラウンドにダウンしてテテは6ラウンドにダウン。さらに減点されましたが、10ラウンドでサンチェスをKO!!敵地でついに大きな白星を挙げています!!

その後王者だった亀田大毅がWBA王者のリボリオ・ソリスとの統一戦に敗れてなお王座に居座る、負けても王者問題となって結局タイトルは返上で空位に。日本でテテと帝里木下の顔合わせで決定戦が行われます。

この試合は木下のホームである神戸で行われましたが身長170センチの木下よりさらに長いテテさんの間合いに木下は踏み込めずテテが無難な判定勝ち。ついに世界王座にたどり着きました!!

その後初防衛戦では元IBFバンタム級王者のポール・バトラーの挑戦を受けます。この試合はバトラーの地元イギリスで行われ、バトラーは当時無敗。回転力のある選手でテテの間合いに入り込むのではないかとの声も聞かれました。

しかし実際はテテが全く間合いに入れさせないワンサイドゲーム。長いワンツーでバトラーの踏み込みを制限し続けて焦るバトラー・・・8ラウンドに意を決して大きく踏み込んだところに待ってましたと言わんばかりのアッパーを被弾して豪快にダウン!!レフェリーが即座にストップする強烈なシーンでした。

しかしその強さからかテテは試合が決まらずタイトルを返上。イギリスの有力プロモーターのフランク・ウォーレンと契約しイギリスを主戦場に。メインを飾ることはありませんが大きな試合のアンダーカードで活躍し始めます。

テテの試合には枕を用意しようゾラニ・テテvs.アーサー・ビジャヌエバ

バンタム級と難攻不落感・・・

f:id:TBT:20190228165619j:image

(海外ボクシングを見るならWOWOW

テテはバトラーに勝利した後WBOのアフリカスーパーフライ級王座を獲得しますがバンタム級に転向。イギリスでIBFインターナショナル王座を獲得します。

そしてその約一年後の2017年4月イギリスにてフィリピンの強豪アルツール・ビジャヌエバと空位のWBO王座を争います。この王座はマーロン・タパレスのウェイトオーバーで空位となっていますね。

ビジャヌエバはスーパーフライ級出身でマックジョー・アローヨと空位のIBF王座を争いましたが負傷判定負け。これが二度目の世界挑戦です。

そしてこの試合はバンタム級に上げて2連続KO中のビジャヌエバをロングレンジにくぎ付けにするテテの快勝。11ラウンドにダウンを奪って大差の判定勝ちを収めて2階級制覇に成功しています。

そして半年後の初防衛戦はテテのハイライトとなります。相手は同国人のシボニソ・ゴニャ。イギリスで行われたこの試合は大きな話題を呼びました。なぜならこの試合の決着は僅か11秒。テテが開始5秒ほどで放った右フックでゴニャは失神して大の字に・・・レフェリーがカウントを途中でストップしましたので公式タイムは11秒ですが賞味6秒での高速KO劇・・・もちろん世界最速記録です笑。

そして2度目の防衛戦では元2階級制覇王者でアルゼンチンの英雄。オマール・ナルバエスをイギリスに迎えます。ナルバエスはフライ級で16度、スーパーフライ級で10度の防衛に成功した名王者。空間把握能力に優れたサウスポーの技巧派です。

これまで喫した2敗はノニト・ドネア、井上尚弥に喫したものでどちらもボクシング史に名を残すであろう選手たち。ドネアに敗れて以来2度目のバンタム級挑戦で3階級制覇を狙っていました。

しかしテテはそんなナルバエスの空間把握力を全く使わせない内容でロングレンジをキープ。打ち終わりに常に位置を変えてナルバエスを懐に決して入れずにジャッジ3者ともにフルマークの判定勝ちでナルバエスを一蹴しました。

こいつなんでパウンド・フォーパウンドじゃねぇんだよ井上尚弥vs.エマヌエル・ロドリゲス 試合後のコメント、ドネアのコメントもあり!

WBSS参戦と現在

f:id:TBT:20190228165544j:image

テテはWBO世界バンタム級王者としてWBSSバンタム級トーナメントに参戦。このトーナメントにはWBAスーパー王者のライアン・バーネット、WBAレギュラー王者の井上尚弥、IBF王者のエマヌエル・ロドリゲスが参戦し、コンテンダーにも元5階級制覇王者のノニト・ドネア、元WBAスーパー王者のファン・カルロス・パヤノ、元トップアマのミーシャ・アローヤン、IBF指名挑戦者のジェイソン・モロニーが参戦する物凄い顔ぶれです。

テテは初戦で元オリンピアンでロシア期待の元トップアマのミーシャ・アローヤンと対戦。敵地ロシアに赴いてプロ5戦目のアローヤンを迎え撃ちます。

この試合を一言で言うならばまさに泥仕合。テテは初回にフラッシュダウンを奪い、優位に立ちますがアローヤンは思い切って踏み込んで両者はクリンチしまくり・・・レフェリーがお互いからホールディングで減点する中で全体的にはテテが遠い間合いからジャブを当てて僅差の判定を制してアローヤンに初黒星を擦り付けています。

そして準決勝はテテ初のアメリカ上陸。大番狂わせでライアン・バーネットを破ったノニト・ドネアとWBA、WBO統一戦に挑むことが決まっていましたが試合の3日前に肩を負傷してまさかの戦線離脱!!残念ながらトーナメントから離脱となり暫定王者となった3階級制覇王者のジョン・リル・カシメロと対戦することになりそうですね!!

中々の試合巧者は敵地でも揺るがずゾラニ・テテvs.ミーシャ・アローヤン

そしてテテは11月30日にバーミンガムにてカシメロと対戦することが確定!テテはフランク・ウォーレンと契約してるのでホームでの試合、1年振りの試合となりますね!

カシメロはライトフライ級、フライ級、バンタム級を制してきたフィリピンの3階級制覇王者。後にWBCフライ級チャンピオンになるチャーリー・エドワーズなどをイギリスで下した経験があり元IBFフライ級チャンピオンのアムナット・ルエンロンもKOで下していますね!

そしてこの試合はテテが圧倒的優位な予想でしたが、遠い間合いからワンツーを投げるテテにカシメロは3ラウンドに一気にプレッシャーを強めます。そして踏み込んでの右アッパーからのホールドしながら右フックを当てるとテテはダウン!効いてしまったテテは左右フックを浴びて足がもつれてダウン!!立ち上がったものの連打を浴びてストップされて世界チャンピオンになってから初めての黒星。。。井上との試合は夢に消えましたな。

よくも俺のテテさんを・・・おのれカシメロォ…ゾラニ・テテvs.ジョン・リル・カシメロ

今後期待される試合

f:id:TBT:20190228165802j:image

ゾラニ・テテに今後期待されている試合はドネア、井上を始めとする階級のトップたちとの統一戦です。南アフリカ出身ということもあってかやはりチャンスに恵まれにくいですが実力は折り紙付きですね!!

ドネアもカウンターパンチャーですのでテテが長い間合いをキープできればドネアの甘いガードの上からヒットを重ねてポイントアウトすることは十分可能だと個人的には見ていました。井上は馬力MAXなので吹き飛ばされてしまいそうな気もしますが・・・

もしWBSSトーナメント覇者と対戦すればWBSS決勝では井上尚弥VSエマヌエル・ロドリゲスの勝者とドネアの2団体統一戦・・・井上尚弥が優勝候補でテテ自身もバンタム級最強、優勝候補筆頭の井上尚弥との対戦を熱望していますのでトーナメント後に両者の対戦の可能性は極めて高いのではないかと思います。

正直テテのフィジカルだと井上の圧力に対抗できるとは思えないですが、最近タッグを組んだらしいメイウェザー・シニアの指導の下カウンターパンチャーとして更なる覚醒を見せればまさかもあるかもしれませんね!!

体格的に苦戦しててもパワーはやばいなジョン・リル・カシメロvs.セサール・ラミレス

テテのファイトスタイル

f:id:TBT:20190228165734j:image

テテのファイトスタイルはとにかく長い間合いと深い懐を生かしたロングレンジをキープしたボクシング。バンタム級では破格のリーチを生かして相手を遠い間合いにくぎ付けにしてしまうのがとてもうまく、それが必勝パターンですね。

さらにパンチを放つだけではなく近づかれた際に腕を絡めてクリンチするスキルや打ち終わりに常にサイドに動く頭の良さ。相手のパンチを外す目の良さも持ち合わせるまさにやりにくい相手の筆頭です。

相手がロングレンジから踏み込んでくると左右アッパーのカウンターが飛んでくるためうかつに飛び込めず・・・結果として対戦相手はロングレンジで削られ続けて判定負けするパターンがとても多いですね。

ただ、ムザラネ戦で露呈したように接近戦では基本的に打てるパンチがありません。特別打たれ強いわけでもなくパンチ力はありますが長いワンツーをものともしなさそうな井上尚弥ならパワーで押し込んでしまえそうですね!!

モンスターがラテングレートを圧殺! 井上尚弥vs.オマール・ナルバエス

まとめとテテの今後

f:id:TBT:20190228165710j:image

いかがでしたでしょうか?2階級制覇を成し遂げ、前WBOバンタム級王者としてバンタム級でも屈指の実力者で対戦したくない王者の筆頭として挙げられるゾラニ・テテ。参戦していたのWBSSトーナメントからは離脱、カシメロに敗退となりましたがまだまだ多くのビッグファイトが待ってますね!!

しかもテテはスーパーバンタム級のアイザック・ドグボエ、ライト級のリチャード・コミーと並んでアフリカ期待の選手。ボクシングの土壌のない土地から世界を転戦して2階級制覇を達成することは並大抵ではできません。

テテの試合を含めた海外ボクシングを見るにはWOWOWがおすすめです。興味がおありの方は詳細を下記のリンクからご確認ください!!

(海外ボクシングを見るならWOWOW

一瞬のひらめきが放つフィリピンの閃光!ノニト・ドネア!

 

adsense
おすすめの記事