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日本のボクシングファンの方なら誰もが知っている元WBC世界バンタム級暫定チャンピオンの井上拓真。かのバンタム級統一チャンピオンでパウンド・フォー・パウンドとも呼ばれる井上尚弥の弟としてとても有名ですよね!

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拓真は兄の尚弥があまりにも目立つ勝ち方をしているためにあまり目立つような選手ではないかもしれませんがとてもスキルの高いカウンターパンチャーです。切れ味鋭い右ショートと左フックを武器に相手にダメージを与えるパンチを持ってますな。

拓真はこれまでのキャリアでペッチ・CP・フレッシュマートを下してWBC暫定タイトルを獲得。コンテンダーのマーク・ジョン・ヤップや後にWBOミニマム級チャンピオンになる福原辰弥にも判定勝ちしておりますね。

2019年の11月には日本でWBC正規チャンピオンのノルディ・ウーバーリと対戦して4ラウンドにダウンを喫した後に初黒星。残念ながら王座陥落となってしまいましたがまだ世界ランキングでは上位につけておりまだまだ巻き返すための時間は多く残っています。

拓真がいるバンタム級は軽量級で最も注目されていると言っても過言ではない階級。兄の井上尚弥はIBF.WBA統一チャンピオンでWBSSトーナメントを優勝。WBOチャンピオンのゾラニ・テテも南アフリカの2階級制覇チャンピオンでWBO暫定チャンピオンのジョン・リル・カシメロも3階級制覇チャンピオン。元WBCチャンピオンで無敗のルイス・ネリや元IBFチャンピオンのエマヌエル・ロドリゲス、元5階級制覇チャンピオンで尚弥を追い詰めたノニト・ドネアも控えており、タレント揃いの階級です!

今後は尚弥について海外での試合も増えると思いますし、チャンスも多くあると思いますので井上拓真の試合をより楽しむためにこれまでの経歴をまとめてみました!

世界を席巻するスーパーモンスター!井上尚弥!


井上拓真戦歴

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井上拓真について

井上拓真は1995年生まれの24歳。神奈川県座間市の生まれでありお兄さんは無敗の3階級制覇チャンピオンの井上尚弥。お父様はトレーナーの井上真吾さんで元アマチュアボクサーですな。

井上尚弥がボクシングを始めた影響で後を追うように拓真もボクシングを始めているとのことで幼稚園の頃からボクシングを始めているそうです。

高校生の時である2011年に拓真は一年生の高校生選手権でピン級で優勝。しかしその翌年の2012年にはライトフライ級で出場して後に3階級制覇チャンピオンになる田中恒成に敗れておりますな。

やっぱり地味な拓真さん。それでも輝く…井上拓真vs.タサーナ・サンパタン

これまでの実績

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拓真は2013年に高校在学中にプロデビュー。後にWBO世界ミニマム級チャンピオンとなる福原辰弥と8回戦で対戦して判定勝ち。いきなり日本ランカーのベテランに勝利を挙げております。

そして2戦目ではかつてIBFミニマム級チャンピオンだった高山勝成やIBFライトフライ級暫定チャンピオンだったミラン・メリンド、後にIBFライトフライ級チャンピオンになるフェリックス・アルバラードと対戦してきた選手であるティーラポン・ウタイダに判定勝ち。3戦目ではデビュー戦の相手に2ラウンドノックアウト勝ちしています。

そして4試合目ではかつて来日して五十嵐俊之の持つWBCフライ級タイトルに挑戦して僅差判定負け、2階級制覇チャンピオンのルイス・コンセプシオンに判定負けしているネストール・ナルバエスに判定勝ち。ちなみにネストールは井上尚弥にボコボコにされたラテンレジェンドのオマール・ナルバエスの弟ですね。

そして5試合目には初めての12回戦でOPBFスーパーフライ級タイトルをかけてフィリピンのコンテンダーのマーク・ヘラルドと対戦。元IBFチャンピオンのマックジョー・アローヨに判定負けしている相手に判定勝ちを収めて初めてのタイトルを獲得します!!

初防衛戦では後にIBFチャンピオンのヘルウィン・アンカハスと対戦するジョナス・スルタンとも対戦したレネ・ダクエルと対戦して判定勝ち。2度目の防衛戦ではレベル差のあるインドネシアのアフリザル・タンボレシに2ラウンドノックアウト勝ち。

さらに10回戦では後にWBOフライ級チャンピオンの木村翔に挑戦することになるフロリアン・サルダールと対戦して初回にダウンさせられるものの8ラウンドと9ラウンドにダウンを奪い返して判定勝ち。

次戦では2階級制覇チャンピオンのウーゴ・カサレス、2階級制覇チャンピオンのオマール・ナルバエス、2階級制覇チャンピオンのデンカオセーン・カオウィチット、坂田健史の持つ世界タイトルに挑戦した久高寛之と対戦して判定勝ち。

さらに元日本バンタム級チャンピオンで強打者として知られる益田健太郎と対戦。後に世界挑戦する大森将平や後にIBFスーパーバンタム級チャンピオンになる岩佐亮佑には敗れてますがキャリアでは上回る相手に判定勝ち。益田はこの試合で引退しています。

さらに次戦では元インドネシアチャンピオンで世界挑戦することになる和氣真吾と対戦したワルリト・サブを初回でノックアウト。バンタム級での実績を積んでいくことになります。

そして次戦ではフィリピン人で世界ランカーのマーク・ジョン・ヤップとWBCバンタム級指名挑戦者決定戦を行います。元OPBFチャンピオンでタイトルを獲得してから負けていない強豪相手に拓真はダウンを奪われながらも粘り強くカウンターを返してパンチの効果で上回り判定勝ち。指名挑戦者の権利を獲得します!!

拓真世界への切符を入手… 井上拓真vs.マーク・ジョン・ヤップ

(海外ボクシングを見るならWOWOW)


WBC暫定タイトル獲得と陥落

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拓真は2018年にWBC世界バンタム級暫定王座決定戦に出場。相手はペッチ・CP・フレッシュマートとなり、この年の年末恒例のカードの一角として参戦します!

ペッチはここまで無敗。タイに引きこもってきた長身のパンチャーでWBCユースのシルバータイトルを獲得してきた選手。拓真ほどタフな相手を倒しても来てはいないもののアクティブに試合をこなしてきた実績がありますな。

そして試合は拓真がサウスポーのペッチを正確なショットで圧倒!終盤には的確に急所を射抜いてくるボディ攻撃でペッチが効く場面もあり拓真が納得のいく形で初めてとなる世界タイトルを獲得することに成功します!!

拓真はこの後正規チャンピオンのノルディ・ウーバーリとの試合を見据えて11か月間試合間隔を開けます。そして決まった初防衛戦はウーバーリとの王座統一戦。井上尚弥VSノニト・ドネアのWBSSトーナメントのファイナルのアンダーカードという世界が注目する試合になります。

ウーバーリはここまで無敗のサウスポーのファイター。フランス人の格闘技一家の生まれの選手で2度オリンピックに出ている選手。アメリカで元WBAスーパーチャンピオンのルーシー・ウォーレンを下しており、初防衛戦はカザフスタンにてアーサー・ビジャヌエバをノックアウトした強打者です。

そして試合はとても熱戦になります。開始から出てくるウーバーリはワンツーを多く出してきて手数で迫る展開。拓真はタイミングの良いジャブで対抗したものの少し消極的であり、4ラウンドには左ストレートをステップバックしたところに被弾してダウン!しかしその後は拓真がボディを効かせ、12ラウンドにはウーバーリに右ショートを打ち込んで動きを止めるなどかなりいい試合になります。が、ジャッジは1人がフルマークを付けてウーバーリ。拓真は残念ながら王座陥落となりましたな。

(海外ボクシングを見るならWOWOW

やはり攻め手のなさが響いたなぁ…ノルディ・ウーバーリvs.井上拓真

今後期待される試合

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井上拓真に期待されている試合は王座返り咲きをかけた試合です。

拓真は残念ながらウーバーリに負けてしまって世界王座から陥落。すぐにまた世界タイトルマッチを行うことは強豪ひしめくバンタム級ではなかなか難しいと思います。

しかし拓真はまだまだ20代前半。これからもっと多くのチャンスがありますし、落ち着いて世界ランクを立て直していけばまた世界タイトルマッチは巡ってくると思います。まずは再起戦をして時間をかけてもいいから攻めのボクシングを身につけて欲しいですね!

琢磨は現在のバンタム級でもトップ10クラスの実力はあると思います。しかしその中でも目立つ存在ではないのが事実で、取り立てて武器がないことが一番の要因かな。特徴がないことが特徴とも言えるのですが突出したものがないですね。

ロドリゲスのいるバンタム級にはWBOにトーナメントから負傷で離脱したゾラニ・テテや今回対戦する元王者のルーシー・ウォーレン、元WBC王者で無敗のルイス・ネリとかなり多くの優秀な選手が控えております。

これからの試合は全てワールドクラスの試合になると思いますが兄の井上尚弥のアンダーカードで良いので世界的にも名前を売ってコツコツと立て直してくれることを期待しております。

こいつなんでパウンド・フォーパウンドじゃねぇんだよ…井上尚弥vs.エマヌエル・ロドリゲス 試合後のコメント、ドネアのコメントもあり!

井上拓真のファイトスタイル

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井上拓真のファイトスタイルはオーソドックスなスタイルから相手の打ち終わりを狙って切れ味のある左フック、右ショートを叩き込むスタイル。一撃で相手を切って落とすようなパンチ力はないのですがタイミングが良く、より見栄えの良いパンチを当てられることが強みです。

ロングレンジにいる時はジャブを放って間合いを取り、このジャブはウーバーリも嫌そうにするなどなかなかの精度。間合いを詰めると左ボディを的確に射抜くなど全てのことを高い水準でこなすことができる穴がない選手ですね。

しかし逆に言えば飛び抜けたものがないことと、オフェンスに関しては残念ながら相手を見てしまうことが多く、相手にペースを握られてしまう展開も多いです。本人が戦っている感覚とジャッジやファンが見ている感覚は違うものなのでこの辺りは今後気を付けてもらいたいな。

やはり思うところはアグレッシブではない点と、左ボディをもっと増やせればもっと強くなると思います。ウーバーリもかなりボディは効いてたし、あれが前半からもっと出せてたら展開は変わったかな。相手に自分から攻める勇気が求められるものですね!

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マクドネル井上の逆鱗に触れてしまう 井上尚弥vs.ジェイミー・マクドネル

まとめ

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いかがでしたでしょうか?そのキレキレのコンビネーションとタイミングの良いジャブ、後半まで戦い抜けるタフなスタミナを併せ持つ井上拓真。兄と違って飛び抜けた武器はないものの平均的にまとまっていて崩しづらいタイプですね!

負けたとはいえ井上はウーバーリを後半追い詰めてましたし、ウーバーリもかなりやりにくそうにしておりました。攻めての無さが響いていた感がありますがまだ強さが発展途上であることを考えるとこれからの王座返り咲きのチャンスはまだまだあると思います!

井上はまだまだ世界タイトルを狙える立ち位置にいます。まずは世界ランカーとの再起戦が先決かなと思いますが井上尚弥の弟であることから多くのチャンスをもらえることになると思いますし、またいつか兄弟でダブルメインをやって欲しいですよね!

なので今後対戦する相手のレベルが高いのならばどんな形でも勝つことでまたタイトル戦線に出て来られると思います。バンタム級のトップの1人としてバンタム級戦線をかき回してほしい存在の1人ですね!

ちなみにそんな井上拓真の試合を見るならWOWOWがオススメです!過去の試合もやってますのでよろしければ以下のリンクをご参照ください!

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