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現代を代表するアフリカンボクサーの1人でクルーザー級のトップの1人に君臨している世界チャンピオンのイルンガ・マカブ。サウスポースタンスで前に出てきて止まらない連打を打ち込むアグレッシブなスタイルの持ち主です。

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マカブはアフリカの小国であるコンゴの出身でロシアやイングランドなど世界各地で試合をしてきてそのほとんどの試合に勝利してきている真のチャンピオン。アフリカのボクサーの顔として今後も大きな活躍が期待されておりますな。

キャリアの中では空位となっていたWBCタイトルをポーランドのシエスラクと争って判定勝ちでタイトルを獲得。初防衛戦もノックアウトでクリアしており、ロシアでのアレクセイ・パピンやクドリャショフとの試合で大いに評価を上げております。

負けた試合はプロデビュー戦でノックアウトされてしまった試合と初めての世界タイトルマッチとなったイングランドでのトニー・ベリュー戦。ベリューとの試合では先制のダウンを奪ったものの3ラウンドに失神させられましたな。

選手としてはとにかく前に出てきてコンビネーションを上下に打ち込むアグレッシブなスタイル。接近戦と中間距離での打ち合いにめっぽう強く、相手を押し込んで下がらせるなど馬力も相当優れており敵地でも力を発揮できますね。

反面弱点はディフェンスが前に出てくる分甘いこととやや打たれ弱い点。それでも必ず打ち返してきて激闘にしてくるのでオフェンシブな試合になることが多く、ファンの皆様も大いにエキサイトできる好選手です!

ということで、ますます注目を集める彼の試合をより楽しむためにマカブの来歴をまとめてみました!!

キューバの脳筋KOドクター!ユニエル・ドルティコス!

マカブの戦歴

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マカブのプロフィール

イルンガ・マカブは1987年生まれの33歳。コンゴのカナンガ生まれの選手で現在は南アフリカのヨハネスブルクでトレーニングをしておりますな。

マカブは身長183センチでリーチは188センチとこのクラスでは比較的小さめですが秘めているパワーは最高クラスに高いですな。

マカブはアマチュアのキャリアは特にありません。プロでの叩き上げで世界タイトルを獲得している希少な選手の1人ですね。

クドリャショフ崩壊…イルンガ・マカブvs.ドミトリー・クドリャショフ

これまでの実績

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マカブは2008年に南アフリカにてプロデビュー。しかし4回戦で初回ノックアウト負けを喫して黒星でキャリアをスタートさせています。

しかしここでおれなかったマカブは次戦で初回ノックアウト勝ち。4戦目からは6回戦を戦ってきてノックアウトの山を築き上げます。

そして2011年にマイナー団体のWBF王座決定戦に出場して11ラウンドTKO勝ちでタイトルを獲得。マイナーながら世界チャンピオンとなります。

そして2013年には無敗の相手に3ラウンドノックアウト勝ちしてIBFユース王座を獲得。ここからモナコのカードに参戦します。

そしてモナコでは無敗のウクライナ人でハードパンチャーのドミトロ・クッチャーと空位のWBCするバー王座をかけて対戦。無敗の相手の前にふらつかされる場面もありましたがアグレッシブに攻めて僅差判定勝ち。タイトルを獲得します。

そして次戦では南アフリカに帰還して2006年のゴールデングローブ覇者であるエリック・フィールズと対戦。5ラウンドノックアウト勝ちで初防衛に成功します。

そして2014年にはコンゴのキンシャサに参戦。元IBFライトヘビー級チャンピオンのグレン・ジョンソンとの試合を迎えます。ジョンソンは異常なほどのタフさで知られており、ノックアウトされたのはバーナード・ホプキンスとの試合のみ。ロイ・ジョーンズ・ジュニアをノックアウトしてアントニオ・ターバー、チャド・ドーソン、クリントン・ウッズ、ルシアン・ブーテなどとの試合をこなしておりますな。

そして試合は若さに勝るマカブがジョンソンを圧倒!タフなジョンソンを開始から攻め立ててコンビネーションを打ち込むと9ラウンドにストップ!WBCインターナショナル王座を獲得します。

そして次戦では南アフリカのコンテンダーのトラビソ・ムチュヌと対戦。NABFチャンピオンでエディ・チェンバースにも勝利しているムチュヌの前にヒットを奪われリードを許したものの絶え間ないプレッシャーでブレークダウン!11ラウンドに逆転ストップ勝ちを収めます!!

クルーザー級最強あるな…イルンガ・マカブvs.アレクセイ・パピン

初の世界挑戦と再起ロード

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マカブはデビュー以来の連勝で2016年にはじめての世界タイトルマッチを迎えます。場所はイングランドのリバプールで相手はコンテンダーのトニー・ベリューとなります。

ベリューはリバプールのカウンターパンチャーでライトヘビー級にてWBCチャンピオンのアドニス・スティーブンソン、WBOチャンピオンのネイサン・クレバリーに挑んだファイター。アマチュアの頃からナショナル大会で銀メダルを獲得するなどしておりクルーザー級に上げてからはヨーロッパ王座を獲得しておりますな。

そしてこの試合は熱戦となります。開始から前に来るベリューにマカブは左カウンターを合わせてでんぐり返りさせる痛烈なダウンを奪う立ち上がりに!しかしベリューはピンチを耐えて3ラウンドに左右フックを効かせるとロープに追い込んで強烈な右打下ろしをヒット!マカブは失神してしまい、ノックアウト!しばらく立ち上がれないほどのダメージを負いました!

マカブはこのあと1年ほど試合から離れましたが再起。南アフリカで10回戦を行って5ラウンドノックアウトで再起戦をクリアします。さらに4ヶ月後には8回戦を4ラウンドノックアウトでクリアしておりますね。

そして一年後にマカブはコンゴにてテイラー・マビカとWBCインターナショナル王座決定戦。マビカはガボンのコンテンダーでフランスを主戦場としている選手。WBCのフランス語圏タイトルを保持しておりますな。

そしてこの試合はマカブがブランクを感じさせない展開でマビカを圧倒!開始から前に出てきてダウンさせると4ラウンドに勢いそのままにストップを呼び込んでおります。

世界ランキングに復権したマカブは8回戦と10回戦を続けて消化。2019年にロシアでハードパンチャーのドミトリー・クドリャショフとのWBCシルバー王座決定戦を迎えます。

クドリャショフはロシアのハードパンチャーで勝った試合はオールノックアウト勝ちのパンチャー。WBAチャンピオンのユニエル・ドルティコスに挑んでノックアウト負けしており元シルバーチャンピオンですな。

そしてこの試合は開始からマカブが前に出てきて回転力でクドリャショフを圧倒!クドリャショフはなかなか手を出せずにコンビネーションの前にダウンさせられて5ラウンドにマカブがストップ!シルバータイトルを敵地で獲得します。

マカブは続けてロシアに参戦。無敗のアレクセイ・パピンとの試合を迎えます。パピンは元キックボクサーのハードパンチャーで一つの試合を除いて全ての試合でノックアウト勝ちしておりますな。

そして試合はマカブがどんどん前に出てきてパピンも懸命に打ち返すすごい打ち合いに!しかし後半に経験に勝るマカブが抜け出してくると12ラウンドにダウンさせて勝利を決定つけて判定勝ち。2度目の世界タイトルマッチへの切符を手にします!

ロープ際に爆弾設置か…トニー・ベリューvs.イルンガ・マカブ

世界王座の獲得

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マカブは2020年に2度目の世界タイトルマッチ。オレクサンデル・ウシクが返上したWBCタイトルをかけてポーランドのミチェル・シエスラクと争います。

シエスラクはポーランドのハードパンチャーでアマチュアでも活躍していた選手。元WBA暫定チャンピオンのユーリ・カレンガをノックアウトしておりますな。

コンゴで行われたこの試合はマカブが開始からアグレッシブに出てきてシエスラクを押す展開に!しかしカウンターでダウンさせられる危うさも見せてピンチとなりながらもマカブが後半盛り返してタイトルを獲得!アフリカの地でタイトルを獲得しました!

そして迎えた初防衛戦はオランレワジュ・デュロドラと地元のコンゴでの防衛戦となります。デュロドラはナイジェリアのベテランハードパンチャーでマカブと同じく世界中でファイトしてきたコンテンダーですな。アマチュアでもコモンウェルス大会に出るなどしております。

キャリアの中ではシエスラクや後にWBC.WBO.IBFチャンピオンとなるマイリス・ブリエディスと対戦しておりマキシム・ブラソフやクリシュトフ・グロワッキなどと拳を交えておりますな。

そしてこの試合は開始からデュロドラがカウンター狙いで時折ハードなパンチを浴びせてマカブをふらつかせる激戦に!マカブは被弾も多かったもののより的確なパンチを当てて7ラウンドにクロスを浴びせるとデュロドラはダウン!ストップ勝ちを収めました!

マカブの試合は安定感なし…イルンガ・マカブvs.オランレワジュ・デュロドラ

今後期待される試合

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世界的な注目を受けるマカブに期待される試合はクルーザー級トップとの対戦です!

マカブの素晴らしいところは相手が誰であったとしても、どこで試合をしても全力を出し切れるところ。彼なら統一戦を喜んで受けると思うので期待できますね。

また、クルーザー級にはジョシュアの友達のローレンス・オコリー、元WBOチャンピオンのクリシュトフ・グロワッキ、かつて下したアレクセイ・パピンも世界挑戦を狙っており、大きな試合が待ち構えてますね!!

個人的には後数回防衛戦をこなした後に統一戦をやってもらいたいです。アフリカのチャンピオンはとても少ないので。チャンピオンとしての箔をつけるとより試合も大きなものになりますしね。

マカブさんキンシャサにて輝く…イルンガ・マカブvs.マイケル・シエスラク

マカブのファイトスタイル

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マカブのファイトスタイルとにかく打ち合い。前に出てきてコンビネーションを放って間合いを詰めてノックアウトを狙うアグレッシブなスタイルです。

マカブは多少被弾しても前に出てくるのでとても厄介。手数もよく出てきてしかもパワーもかなりあるのでノックアウト率も高く、相手にとっては非常にリスキーなファイターですね。

最も怖いところは後半でも動きが落ちないところ。マカブと試合をするなら12ラウンドの試合でどこかで必ず打ち合う必要が出てきます。彼を止めることは難しいので攻撃力では今のクルーザー級で随一と言えますね。

ただ前に出てくる分ディフェンスは甘いのと比較的打たれ弱いです。デュロドラとの試合でも効いてましたし、ベリューとの試合では失神ノックアウト負け。この辺りは今後も大きな弱点になるかな。

ラトビアのグダグダチャンピオン!マイリス・ブリエディス!

まとめとマカブの今後

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いかがでしたでしょうか?打たれ弱い点もあるもののハマった時の強さが半端ではないマカブ。常に前に出てきてノックアウトを狙いにくるスタイルのためノックアウト率もとても高く、エキサイティング試合ぶりが売りですね!

クルーザー級は少しトップ戦線の層が薄い階級です。IBFチャンピオンのブリエディスが今のクルーザー級のツートップであることは間違い無く、ツータイムWBOチャンピオンのクリシュトフ・グロワッキ、WBAスーパーチャンピオンのアーセン・グーラミリアン、レギュラーチャンピオンで2階級制覇チャンピオンのベイブット・シュメノフなどがおり、元WBA.IBFチャンピオンのユニエル・ドルティコスなどの試合が期待されるものですな。

マカブの試合はめちゃくちゃアフリカで人気です。アフリカではボクシングの土壌がとても弱いのですが、コンゴで世界タイトルマッチをしているマカブの存在はこれからアフリカのボクシングの未来を表すものになると思います!

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