現代を代表するボクサーの1人でかつてはウェルター級にて最強との声も上がっていた元IBF世界ウェルター級チャンピオンのケル・ブルックさん。とても勇敢なファイターとして知られており誰も試合をしたくなかったブギーマンと試合をしております。
シェフィールドの誇るビッグネームであるブルックは人気抜群でイングランドでは彼の試合には多くのファンが詰めかけます。ナジーム・ハメドを育てたドミニク・イングルの門下生でもありやや変則的なスタイルと強靭なフィジカルが売りですね。
最近では元WBA.IBF世界スーパーライト級チャンピオンのアミール・カーンとのイングランドのスーパーファイトが期待されており、2人ともにやたらと口喧嘩しています。WBOウェルター級チャンピオンのテレンス・クロフォードの相手候補になったり元WBOスーパーウェルター級チャンピオンのリアム・スミスも彼との試合を望むなど人気者ですね!
キャリアの中では当時無敗で新進気鋭だったショーン・ポーターを敵地となりアメリカのカリフォルニアにて判定勝ちしてIBFタイトルを獲得。試合間隔が空きながらも地元のイギリスで試合をして防衛をこなしましたな。
しかしその後ミドル級チャンピオンで当時パウンド・フォー・パウンドの1人とされていたゲンナジー・ゴロフキンにチャレンジ。善戦したものの目の骨を折られてストップ負け。ブランクが開きますな。
そしてその後は指名挑戦者でウェルター級のブギーマンと言われたエロール・スペンスのチャレンジを受けることになります。この試合はスペンスを大いに苦しめた試合となりましたが11ラウンドにまた目の骨を折られてストップ負け。陥落しておりますな。
そこからは少し試合間隔が空きながらもスーパーウェルター級でWBAタイトルへの指名挑戦者の権利を得るなど活躍。世界タイトルマッチのためならウェルター級に来ると発言しておりスペンスとのリマッチについても前向きなコメントをしておりますな。ビッグネームであるため世界タイトルマッチが多に期待されるスターです!
ということで、彼の試合をより楽しむためにブルックの来歴をまとめてみました!!
Contents
ブルックの戦歴
ブルックのプロフィール
ケル・ブルックは1986年生まれ。イングランドのヨークシャー州にあるシェフィールドの出身で現在もシェフィールドで多くのファンを持ちますな。
アマチュアボクサーとして活躍していたブルックは12歳の時に地元のドミニク・イングルのジムでアマチュアデビュー。36試合して31試合に勝っております。
ブルックはアマチュアの頃からかなり活躍しておりイングランドの大会に優勝。4つのナショナル大会に優勝。ちなみに憧れはナジーム・ハメドだったとのことで2人は同じジムに通っておりましたな。
カーンさん打たれ弱さ関係なくTKO負け…テレンス・クロフォードvs.アミール・カーン 試合後のコメントもあり!
これまでの実績
ブルックは2004年にシェフィールドでプロデビュー。キャリア200戦以上のある相手に6回戦デビューして判定勝ちを収めています。
そこからブルックは月に1回のペースで6回戦、4回戦をこなしていきすべての試合に勝利。2007年には8回戦デビューしてノックアウト勝ちしています。
そして2008年には英国タイトルに挑戦。空位のタイトルをロンドンのヨークホールでバリー・ジョーンズと争って7ラウンドノックアウト勝ちを収めています。
さらに前王者のケビン・マクランタイヤと敵地となるスコットランドにて対戦。初回ノックアウト勝ちを収めて初防衛に成功しています。
さらに後にWBAチャンピオンになるビャチェスラク・センチェンコに負けているスチュアート・エルウェル、プライズ・ファイター優勝者のマイケル・ロマックスをノックアウトして英国タイトルを卒業します!
そして次戦ではWBOインターコンチネンタル王座を持つポーランドのコンテンダーのクリシュトフ・ビエニアスと対戦してリバプールにて6ラウンドノックアウト勝ちでタイトル獲得。世界ランカーとなります。
そして次戦では保持する英国、WBOインターコンチネンタル王座をかけてかつてミゲール・コットとWBO王座を争った元英国チャンピオンのマイケル・ジェニングスと対戦。左アッパーでカットさせてTKOとなりジェニングスを引退させましたな。
さらにガーナのハードパンチャーであるフィリップ・コテイを2ラウンドで沈めると元IBFスーパーライト級チャンピオンでポール・マリナッジと二度試合をしているラブモア・ヌドゥと対戦。キャリアのある相手を仕留められませんでしたが12ラウンド判定勝ちでWBAインターコンチネンタル王座を獲得します。
次戦では元ヨーロピアンチャンピオンでIBFチャンピオンのジャン・ザベックに惜敗したラファエル・ジューコイックと試合をして6ラウンドノックアウト勝ち。次戦はルイス・ガラルサと対戦してアメリカのアトランティック・シティで5ラウンドノックアウト勝ちを収めています。
そして次戦では元2階級制覇チャンピオンのリッキー・ハットンの弟でかつてカネロ・アルバレスとWBCスーパーウェルター級タイトルを争ったIBFインターナショナルチャンピオンのマシュー・ハットンと対戦。9ラウンドにダウンさせて判定勝ちでタイトルを獲得しています。
しかし次戦では落とし穴が待っていました。コンテンダーのカーソン・ジョーンズとの試合です。元USBA,WBCアメリカ大陸チャンピオンのジョーンズの前にブルックは度々被弾する苦戦!ダメージを負わされてほとんど負けていたものの地元のシェフィールドでなんとか疑惑の2-0判定で無敗をキープしますがほとんど負けていたとされる試合となりましたな。
そしてこの後ブルックはIBF指名挑戦者決定戦を地元のシェフィールドで迎えます。合いえてゃアルゼンチンの元WBOラテン、WBAフェデラテンチャンピオンのヘクター・サルビディア。ハードパンチャーとして知られるファイターでしたが、ブルックは3ラウンドノックアウト勝ちの圧勝!世界タイトルへの挑戦権を獲得します。
更に半年後にはかつて苦戦したカーソン・ジョーンズとリマッチ。2ラウンドにダウンさせて8ラウンドにダウンを追加するストップ勝ちを収めてジョーンズに借りを返します。
そして世界挑戦を待つブルックは元WBAチャンピオンのビャチェスラフ・センチェンコと対戦。センチェンコはポール・マリナッジにストップ負けしたものの、イングランドでカムバック戦をした人気者のリッキー・ハットンを空気を読まずにノックアウトしたイギリスの仇敵でしたな。
そして試合はブルックが圧倒!!3ラウンドにセンチェンコをダウンさせると続く4ラウンドにもダウンを追加してそのままストップ。ハットンの仇を取り、次戦では元メキシコ、WBCカリブ海チャンピオンのアバロ・ロブレスと対戦して8ラウンドストップ勝ち。世界挑戦を迎えます。
ムンギアさん打たれても関係なし…ハイメ・ムンギアvs.リアム・スミス
世界王座の獲得と初期の防衛戦
ブルックは2014年に世界初挑戦。アメリカの試合でカリフォルニアにてIBFチャンピオンのショーン・ポーターに指名挑戦者として挑むことになります。ポーターはオレゴン州出身なのでブルックにとっては敵地ですね。
ポーターはフィジカルのとても強いラフなアタッカーで突進してくるファイター。元IBFライト級チャンピオンのフリオ・ディアスと引き分けたもののリマッチで判定勝ち。コンテンダーのレイ・ロビンソンやアルフォンソ・ゴメスを下しておりましたね。
そして2階級制覇チャンピオンのデボン・アレクサンダーを押し込みまくって判定勝ちしてタイトルを獲得。これは番狂わせとなり初防衛戦では2階級制覇チャンピオンのポール・マリナッジを4ラウンドでノックアウトしておりますね。
そして試合はブルックが正確さとフィジカルの強さでポーターからペースを奪います!ポーターはブルックの力強さの前に得意の突進を繰り出せず、動き出しにジャブをもらってカットもあり失速。2-0となりましたがブルックが敵地での試合を制してポーターに初黒星をなすりつけました!
そしてこの後ブルックは12月に試合を行う予定でしたがナイトクラブにて何やら揉めた後に足をナイフで刺される事件が発生。試合は延期となりましたな。
ちなみにこのことはいまだにライバルのアミール・カーンに指摘されており、ゲイであることをブルックが隠していて相手に迫ったら刺されたんだと名誉毀損的なことを言われてますね笑笑。ちなみにブルックは結婚されていて3人のお子様がおります。
そしてブルックは怪我を乗り越えて5ヶ月後に地元のシェフィールドにて防衛戦。ルーマニアのコンテンダーであるジョジョ・イヌイット・ダンとの試合を行います。
ダンはルーマニアのプロボクサーでカナダを拠点とするファイター。身長177センチと大柄でトルコのコンテンダーのセルチュク・アイディンには2度僅差判定負けしたもののどちらも議論を呼んでおりWBCアメリカ大陸王座やNABFタイトルを獲得してきておりましたな。
そして試合はブルックがコンテンダー相手にレベルの違いを明示します。開始からプレッシャーをかけてパワーで勝ると2ラウンドにダンは2度ダウン!4ラウンドにもダウンを2度追加してダンはダメージが深くて4ラウンド終了後に棄権!ブルックが怪我の影響を感じさせずに初防衛に成功します!
そしてノーダメージのブルックは何と2ヶ月後にロンドンのO2アリーナにて2度目の防衛戦。元WBOインターコンチネンタル王者でコモンウェルス、英国チャンピオンのフランキー・ギャビンとの試合を行います。
ギャビンはバーミンガムのファイターでハードパンチャー。ヨーロッパタイトルマッチでコンテンダーのレオナルド・ブンドゥに負けた試合のみが黒星ですね。
そして試合はブルックがギャビンを圧倒!同じ英国人ファイターのギャビンは徐々にブルックのパワーとプレッシャーをかわせなくなり6ラウンドにストップ!ブルックが短い試合間隔の中で快勝しました!
そして次戦は8ヶ月後にシェフィールドにて。相手は体のコンテンダーでジョジョ・イヌイット・ダンと2度接戦を繰り広げて元ライト級チャンピオンのネイト・キャンベルをノックアウトしているケビン・ビジアーとなります。
そして試合は指名挑戦者として挑んできたビジアーをブルックがけちょんけちょんに…2ラウンドにダウンさせるとそのままストップとなりチャンピオンとして流石の強さを見せます!
ゴロフキン、スペンスとの対戦
ブルックはビジアーを下した後ウルトラチョイスをします。WBOウェルター級チャンピオンのジェシー・バルガスとの統一戦を蹴ってまさかのWBA.WBC.IBF世界ミドル級チャンピオンのゲンナジー・ゴロフキンに挑む選択をします!
ゴロフキンは当初WBAミドル級暫定チャンピオンだったクリス・ユーバンク・ジュニアとの試合をする予定だったもののドタキャンされてブルックとの試合となりましたね。
ゴロフキンはここまで無敗で全ての防衛戦にノックアウト勝ちしているアテネオリンピック銀メダリストのカザフスタン人。アメリカでもメインイベントを張る超人気ファイターです。
キャリアの中では元IBFスーパーウェルター級チャンピオンのカシム・オウマ、コンテンダーのカーティス・スティーブンス、WBC暫定チャンピオンだったマルコ・アントニオ・ルビオ、IBFチャンピオンだったデビッド・レミュー、元WBA.IBF統一チャンピオンのダニエル・ゲール、元WBA暫定チャンピオンのマーティン・マレー、元WBAスーパーウェルター級暫定チャンピオンの石田順裕らをノックアウトしてきている怪物ですな。
そして試合はブルックが2階級飛び越えて挑む形となり、ブルックは大いに苦戦が予想されます。初回はゴロフキンがボディからのコンビネーションでふらつかせるなどブルックは苦しい立ち上がりに。
しかしブルックは正確なパンチで巻き返してきてアッパーで顔を跳ね上げるなど肉薄。3ラウンドには左目を負傷したものの4ラウンドにはゴロフキンを下がらせるシーンを作るなどすごい試合になります。
しかしゴロフキンは5ラウンドにまたプレッシャーを強めてコンビネーションを放つとブルックのセコンドがタオルを投入!少し早めのストップレッシャーとなりましたがブルックは左目を骨折しており手術をすることに!キャリア初黒星となりましたがゴロフキンを苦戦させたことで評価を高めます!
そしてこの試合の後ブルックは負傷して目の骨の手術。8ヶ月間のブランクを開けることになり、指名挑戦者となっていた元オリンピアンでモンスターと呼ばれていたエロール・すぺんすとの試合はやらないのではないかとの声が出ました。これはミドル級に上げたブルックのウェイトが相当苦しくなるためですね。
しかしブルックはウェルター級でのスペンスとの試合を選択。地元のシェフィールドにスペンスを迎えてウェイトを作り、試合を迎えることになります。
スペンスはロンドンオリンピック代表のサウスポーのハードパンチャー。元WBO世界スーパーライト級チャンピオンのクリス・アルジェリを5ラウンドノックアウトしており、かつてキース・サーマンに挑んで判定まで粘ったレオナルド・ブンドゥもノックアウトして指名挑戦者となってましたな。
そしてこの試合は凄まじい試合となります。開始から激しい打ち合いとなり、これまでほとんど苦戦したことのなかったスペンスも顔を腫らせる激闘!しかし徐々にパワーに勝るスペンスが抜け出してきて10ラウンドにブルックはダウン!11ラウンドには右目を負傷して自らダウンして10カウント!スペンスが勝利してブルックは地元での王座陥落となりました!
ブルックはこの試合で右目の骨を今度は骨折。またまた手術をすることになりブランクを開けることになります。
ブルックさんまたも重傷を負う…ケル・ブルックvs.エロール・スペンス
復帰とビッグファイト志望
ブルックはスペンスとの試合に負けた後目の手術をしてまた8ヶ月ほど戦列を離れることとなります。そして復帰戦はスーパーウェルター級で行うことになりますね!
相手はシェルヘイ・ラブチェンカ。ベラルーシの元アマチュアトップでWBCシルバー王座とヨーロッパ王座を獲得した経験があり、元WBA暫定チャンピオンのアンソニー・ムンディンと後にWBCチャンピオンとなるトニー・ハリソンに負けておりますね。
そしてブルックの地元のシェフィールドで行われたこの試合はWBCシルバー王座決定戦となりブルックが2ラウンドに痛烈なアッパーからのテンプルへの右フックを決めてノックアウト!鮮烈なカムバックを果たしてスーパーウェルター級デビューを果たします!
そしてブルックは次戦でWBA指名挑戦者決定戦のチャンスを得ます。相手はミドル級を主戦場とするコンテンダーのマイケル・ゼラファ。オーストラリア人でWBAオセアニアチャンピオンですな。元WBOミドル級チャンピオンのピーター・キーリンにはノックアウト負けしています。
しかし地元のシェフィールドで行われたこの試合はファンのみんなをがっかりさせる内容となります。ポイントこそ取るもののゼラファのパンチに苦戦するブルックは顔を大きく腫らせて苦戦の末判定勝ち。ポイントはもっと接戦だったとする声もありファンからもブーイングが聞かれましたな。
そしてこの後ブルックにはビッグファイトの噂が出てきます。元WBA.IBFスーパーライト級チャンピオンのアミール・カーンとの英国内ビッグファイトです。
カーンはかねてからブルックのことを挑発しており2人は仲がとても悪かったです。カーンがブルックにウェルター級での試合でなおかつ当日計量を求めるなどしておりましたが前向きに試合は進むはずでした。
しかしカーンはここにきてWBOウェルター級チャンピオンのテレンス・クロフォードへのチャレンジを選択。ビッグファイトを逃したブルックは一年間のブランクを開けることになります。
そしてブルックは一年2ヶ月後にカムバック。シェフィールドにてコンテンダーのマーク・デルーカとの試合を決めます。
デルーカは元海兵隊のファイターでサウスポー。ウォルター・ライトに負けたもののリベンジしておりNABFタイトルを持っているタフな相手ですな。
そしてこの試合はブルックがデルーカを圧倒!序盤から強いパンチで顔面を弾くと顔を大きく腫らせて3ラウンドにデルーカはダウン!さらに7ラウンドに強烈な左フックを当てるとデルーカは大の字にダウンして10カウント!ブルックのノックアウト勝ちでアリーナを沸かせました!
スペシャルブルックさん復活!ケル・ブルックvs.マーク・デルーカ
この試合の後ブルックはWBO世界ウェルター級チャンピオンのテレンス・クロフォードへのチャレンジが決定!試合はラスベガスの無観客試合で行われることが確定しています。
クロフォードはパウンド・フォー・パウンドランキングの常連でライト級、スーパーライト級、ウェルター級でタイトルを獲得した無敗の3階級制覇チャンピオン。スイッチヒッターであり3階級制覇チャンピオンのリッキー・バーンズ、3階級制覇チャンピオンのユリオルキス・ガンボア、後にライト級チャンピオンになるレイムンド・ベルトラン、WBCスーパーライト級チャンピオンで無敗だったビクトール・ポストル、WBA.IBFスーパーライト級チャンピオンだったジュリアス・インドンゴ、無敗だったWBOウェルター級チャンピオンのジェフ・ホーン、無敗の元WBAスーパーライト級暫定チャンピオンのホセ・ベナビデス、元WBA.IBFスーパーライト級チャンピオンのアミール・カーンなどを下しております。
そしてこの試合は開始からブルックが優れたタイミングのジャブと右でことごとくカウンターを取る展開に!クロフォードは右目を腫らせるなど苦戦してしまい、ヒヤヒヤしたものの4ラウンドに入り際に合わせる右フックでダウンさせるとコンビネーションでストップ!一気に試合を決めました!
もぅ〜ヒヤヒヤさせないでくれよ…テレンス・クロフォードvs.ケル・ブルック
今後期待される試合
世界的な評価を受けるブルックに期待される試合はやはり世界タイトルマッチです。世界チャンピオンに返り咲きをかけた試合が求められています。
ブルックは少し変則的なスタイルですがワンショットのパワーは痛烈。ハマらなかったらつまらない試合になることもあるけどあのショーン・ポーターに押し負けなかったフィジカルの強さは特筆すべきものですな。
ブルックにはかなりのネームバリューがあるのでWBO世界ウェルター級チャンピオンのテレンス・クロフォードからのラブコールもあります。2人ともこの試合には乗り気なのでウェイトが苦しいかもしれませんが実現する可能性はありそうですね!
他にも元スーパーライト級統一チャンピオンで何年間も前から言い合いを続けているアミール・カーンとの試合や元WBOスーパーウェルター級チャンピオンのリアム・スミスとの試合なども期待されています。この2人との試合になるなら世界タイトルマッチ並みの規模の試合となりそうですね!
ブルックのファイトスタイル
ブルックのファイトスタイルはその強靭なフィジカルを生かして相手と中間距離から打ち合うスタイル。ロープに追い込んだ時のコンビネーションはめちゃくちゃ怖いですね!
この選手は一撃で試合を決めるパワーがあるのと、相手の顔面を腫らせる系統のパンチを持っています。スペンスとの試合でもスペンスが大きく顔を腫らせてましたし、ゴロフキンの打ち終わりにもカウンターを放ってましたね。
ブルックの怖いパンチは左フックと右リード。いずれも打ち終わりに返してくるパターンがとても多いですが、ここから前に出てコンビネーションにつなげて根負けさせるようにノックアウトするパターンが多いです。
反面ディフェンスはそこまでよくなく、パンチを被弾することもよくありますがブルックはタフ。スペンスのパワーに長時間耐えるほどでメンタル的な強さも相当です。パワーとタフさとテクニックを兼ね揃えたオールラウンダーですね!
勇敢なるブルック大怪我を負う… ゲンナジー・ゴロフキンvs.ケル・ブルック
まとめとブルックの今後
いかがでしたでしょうか?圧倒的なパワーとフィジカルでかつてはウェルター級最強の呼び声も高かったケル・ブルック。スペンスとゴロフキンに負けたものの苦戦させており未だかつて一方的に負けたことはないです。
何年か前から言い合いを続けているアミール・カーンとの試合ならものすごい試合になると思いますし、同じイギリス内でもリアム・スミスとの試合もあり得ます。どちらにしてもすごい盛り上がりのある試合となりそうですね。
ちなみにブルックの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、WOWOWを是非試してみてはいかがでしょうか?