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現代を代表する軽量級ボクサーの1人として脚光を浴びるニカラグア人初の4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス。圧倒的な強打と止まらない手数とコンビネーションからスリリングな彼の試合は常に大きな注目を集めている世界のスーパースターの1人です!

さらにかつてはパウンド・フォー・パウンドの頂点として見られており、その強さは国際的な評価を得ております。

圧倒的なパワーとどこから手が出てくるか全くわからないコンビネーションも相まってアメリカでも人気抜群の彼の試合は日本でも需要が高く、試合を見たいと思っている方が多いのではないでしょうか。

ということで、試合をより楽しむためにゴンサレスの来歴をまとめてみました!!

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ゴンサレスの戦歴

ゴンサレスのプロフィール

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ローマン・ゴンサレスは1987年生まれの31歳。ニカラグアのマナグア出身のニカラグア人ですね。

身長160センチの小柄な彼は10歳の時にボクシングを始めたそうです。そしてその天才的な才能からニカラグアの英雄で3階級制覇王者のアレクシス・アルゲリョ直々の指導を受け、アルゲリョ直伝のアッパーカットを主武器としています。

アマチュア時代正式な戦歴は残っておらず、大きな大会での出場経験はありませんが、87戦全勝とされております。

東洋クラスでロマゴンさんには勝てぬわ…ローマン・ゴンサレスvs.ロッキー・フエンテス

これまでの実績

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ゴンサレスは2005年に18歳でプロデビューして持ち前の強打で全ての試合で勝利。9戦目でニカラグア王座を獲得して多くの地域王座を獲得するなど順調にキャリアを重ねていき、2007年には日本の帝拳プロモーションと契約を結びます。

その後、日本でも度々試合を行なって日本のファン達にもお馴染みの選手となっております。

その後もKOの山を築いていき、2008年には日本WBAミニマム級王者で7度の防衛に成功していた新井田豊を4ラウンドで負傷KO。

さらに、2度目の防衛戦で後にミニマム級4団体を制し、この後には海外のリングを転戦していくこととなるウォーリアーの高山勝成と対戦して判定勝ち。3度の防衛に成功した後王座を返上してライトフライ級へと転向します

ロマゴンさん後の4団体制覇王者と拳を交える…ローマン・ゴンサレスvs.高山勝成

ライトフライ級時代

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そして2010年東京でかつてミニマム級時代に大苦戦した相手とWBAライトフライ級暫定王座決定戦再戦して圧倒的な2ラウンドKO勝ち。

2階級制覇を達成し、さらにアメリカでは西岡利晃の前座にてウェイトオーバーしてきたオマール・ソトを2ラウンド左アッパー一撃でKO!かのホルヘ・アルセからアルゲリョの再来と称されます!

5度目の防衛戦ではアメリカで後にフライ級統一王者、2階級制覇王者となるファン・フランシスコ・エストラーダとの激闘を判定で制しています。ただ、この頃からそのあまりの強さに対戦相手を見つけることが困難になり始めてきます。

エストラーダさん何気にロマゴンに苦戦を強いる…ローマン・ゴンサレスvs.ファン・フランシスコ・エストラーダ

フライ級時代

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そして2014年フライ級に上げて日本の激闘王WBC王者八重樫東と対戦します。八重樫はミニマム級でポンサワン、井岡一翔との激闘を戦ってきたスピードスター。五十嵐智之を下して2階級制覇を達成してエドガー・ソーサをも下していました。

そしてこの試合では何度ダウンしても立ち上がってくる八重樫を相手に9ラウンドTKO勝ち。全勝のまま3階級制覇を達成します。

その後も元4団体王者のブライアン・ビロリアを一方的にKO。ビロリアはハワイアン・パンチと称されるパンチを持つ相手でWBA.WBO統一王者でもあったのですがゴンサレスの前には手も足も出ませんでしたね…

そしてライトフライ級王座を10度防衛したエドガー・ソーサ、後に井岡とも対戦するマックウィリアムス・アローヨらの強豪を退けて防衛に成功後、ニカラグア人初の4階級制覇を目指してスーパーフライ級へと階級を上げます。

アローヨさんロマゴンの前に完封…ローマン・ゴンサレスvs.マクウィリアムス・アローヨ

スーパーフライ級時代

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そして2016年アメリカでWBCスーパーフライ級王者で日本での試合経験もあるカルロス・クアドラスと対戦。長期政権を築いており、ゴンサレスのコンビネーションを浴びても下がらない体格差のある相手にやや苦戦したものの判定勝ちを収めて見事に4階級制覇を全勝で達成しました!!

しかし、その後に落とし穴がありました。初防衛戦で元WBC王者のシーサケット・ソールンビサイの絶え間ない前進と重い左のコンビネーションの前にまさかの判定負けを喫したゴンサレス。初回にダウンを奪われて自分のコンビネーションを受けても全く下がらない相手を前にとても苦しい試合でした。

しかしながらこの試合はゴンサレスが手数で勝ったという声もとても多く、両者は即座にリマッチすることとなります。

ロマゴンさん苦闘の4階級制覇…ローマン・ゴンサレスvs.カルロス・クアドラス

シーサケットとの再戦と現在

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ゴンサレスはアメリカにてシーサケットとダイレクトリマッチ。シーサケットはタイで英雄となっており、自信満々で臨んできました。

そして前からどんどん出てくるシーサケットはゴンサレスのパワーを物ともせず。ゴンサレスは再戦ではまさかの4ラウンドTKO負け…階級の差を見せつけられる結果となってしまいました…ちなみにゴンサレスは4ラウンドに右フックで失神してリングに横たわる衝撃映像でした。

現在は元2階級制覇王者で日本でも試合をしたことがあるモイセス・フローレス相手に5ラウンドKOで再起に成功して王座の返り咲きを目指しております!!

そしてゴンサレスはWBAスーパーフライ級王者のカル・ヤファイと対戦する話が出ていたもののヤファイはノルベルト・ヒメネスを選んで試合は頓挫。ゴンサレスはバンタム級での5階級制覇も視野に入れておりますな。

シーサケットが大金星!!ローマン・ゴンサレスvs.シーサケット・ソールンビサイ1

王座返り咲き

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ゴンサレスは2019年は膝を負傷して手術に踏み切り長いブランクを空けることになります。しかしターゲットにしていたヤファイもWBCチャンピオンのファン・フランシスコ・エストラーダが拳を負傷したことでゴンサレスとの試合に踏み切ります。

ヤファイはイエメン系イギリス人でバーミンガムを主戦場とするアマチュアエリート。大きなフックを放ってはサイドに逃げるボクシングを得意としており、元2階級制覇チャンピオンのルイス・コンセプシオン、井上尚弥相手に判定まで粘ったデビッド・カルモナ、河野公平と引き分けたノルベルト・ヒメネスを撃破していてここまで無敗です。

テキサス州で行われたこの試合はヤファイがまさかの接近戦を選択。序盤こそゴンサレスと互角の打ち合いを展開するヤファイでしたが徐々に回転力で勝るゴンサレスが抜け出してきて8ラウンドにはコンビネーションでヤファイはダウン!続く9ラウンドに痛烈な右ストレートを当てると背中から倒れてヤファイは立ち上がろうとしたもののストップ!ゴンサレスが2年半ぶりに王座に復帰しました!!

この勝利によりゴンサレスはエストラーダやWBOチャンピオンの井岡一翔との試合を希望。かなり面白そうなマッチアップが組まれそうですね!!

ニカラグアの英雄が王座復帰!!カリッド・ヤファイvs.ローマン・ゴンサレス

そして初防衛戦はメキシコでエストラーダのアンダーカードでイスラエル・ゴンサレスと対戦。イスラエルはメキシコのボクサーで日本で石田匠に判定勝ち。2度世界タイトルマッチをしており、IBFチャンピオンのヘルウィン・アンカハスにはノックアウト負けしてますがカリッド・ヤファイにはモナコで疑惑の判定負けをしていますな。

そして試合は開始こそイスラエルが体格を明かしてアグレッシブに出てきたもののローマンが3ラウンドからプレッシャーを強める展開に!そしてロープに追い詰めてのコンビネーションを披露して1000発以上もパンチを放つスタミナを見せて大差判定勝ち!健在ぶりを示しております!

千手観音健在…ローマン・ゴンサレスvs.イスラエル・ゴンサレス

エストラーダとのリマッチ

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ゴンサレスはついにスーパーフライ級でビッグファイトを行います。WBCチャンピオンで2階級制覇チャンピオンとなっていたファン・フランシスコ・エストラーダとの統一戦です。

エストラーダはキャリアの中で喫した敗北は3つあり後にIBFスーパーフライ級王者となるファン・カルロス・サンチェスにダウン応酬の末の判定負け、初めての世界挑戦となったライトフライ級での当時無敗の最強王者だったローマン・ゴンサレス、スーパーフライ級最強でゴンサレスを破ってており後にリベンジすることになるシーサケット・ソールンビサイと全てワールドクラスの相手ばかりです。

倒してきた相手はかつて敗れたファン・カルロスのサンチェス、フライ級で4団体のタイトルを獲得したブライアン・ビロリア、後にIBFライトフライ級王者となるミラン・メリンド、後にスーパーフライ級でもタイトルに挑戦することになるリッチー・メプラナム、元ライトフライ級最強王者のジョバンニ・セグラ、元WBAフライ級王者のエルナン・マルケス、元WBCスーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス、スーパーフライ級トップコンテンダーのフェリペ・オルクタ、WBCスーパーフライ級王者だったシーサケット・ソールンビサイと軽量級の錚々たる顔ぶれです。

エストラーダのスタイルはとてもエキサイティングでとても運動量の激しいスタイル。コンビネーションを放ってはサイドに位置を入れ替えてという動きを12ラウンドし続ける驚異的なスタミナを誇り絶え間無いコンビネーションと動きは軽量級の特徴とも言える小刻みな動きの良さをめちゃくちゃ見せてくれてます。

そしてこの試合は開始からエストラーダがスピードのあるパンチで先制攻撃!しかしゴンサレスも前に出てきて的確なパンチで追い込み、グレートな試合となりましたが手数が合計2000発を超える試合の末にエストラーダが僅差判定勝ち!しかしどちらが勝ってもおかしくない試合でした!

viva・ニカラグア!ローマン・ゴンサレスvs.ファン・フランシスコ・エストラーダ2

今後期待される試合

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シーサケットを除く全ての対戦相手を勝利してきたゴンサレスに期待される一戦は何と言っても世界タイトル戦。スーパーフライ級王座の返り咲きはもちろんですが、本人はバンタム級での5階級制覇も視野に入れており、今後も目が離せないですね!!

スーパーフライ級ではWBC王者のエストラーダからラブコールを受けており、バンタム級には日本の誇る井上尚弥がいますので、ゴンサレスからはまだまだトップからの声がかかる可能性が高いんですね!!

ゴンサレスのファイトスタイル

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ゴンサレスのスタイルはとにかく止まらない前進と絶え間のない上下へ打ち分けるコンビネーション。驚異的なスタミナから12ラウンド中に渡って止まらないコンビネーションに巻き込まれるとひとたまりもありません。

特に、アルゲリョ直伝の左アッパーはこれまで多くのKOシーンを生み出してきており、階級を上げてもこれがまともに当たると、バンタム級の相手でもKOできるのではないでしょうか?

ドミニカの破壊者!ジェイソン・ロサリオ!

まとめとゴンサレスの今後

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いかがでしたでしょうか?圧倒的な圧力とコンビネーションで世界のトップとして君臨してきたローマン・ゴンサレス。彼の試合は日本でも人気が高く、多くのファンが付いており、今後も日本で試合を行う可能性だってあります。

ゴンサレスの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、WOWOWを是非試してみてはいかがでしょうか?

メキシコのノンストップ男!ファン・フランシスコ・エストラーダ!!

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