こんにちは管理人です。
今日は2021年8月14日に行われる予定のWBA.WBO世界バンタム級王座統一戦
WBA王者ギレルモ・リゴンドーvs.WBO王者ジョン・リル・カシメロの一戦です!
これはストロングやわ…ジョン・リル・カシメロvs.デューク・ミカー
この試合はベテラン同士の統一戦ですね!
両者の紹介
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ギレルモ・リゴンドーについて
リゴンドーは1980年生まれの40歳。キューバのサンティアゴ出身の元アマチュアトップ選手でアテネオリンピック、シドニーオリンピックで金メダルを獲得しているレジェンド。現在は亡命してアメリカのフロリダ州マイアミでトレーニングしてますな。
ここまでのレコードは20勝13KO1敗。戦績の中の唯一の敗北は自身と同じくオリンピックツータイム王者のワシル・ロマチェンコに敗れたもののみで来日経験もありますな。
キャリアの中ではプロデビューして以降は連勝街道を驀進。プロ7戦目で僅差判定でリカルド・コルドバを下してWBAスーパーバンタム級暫定王座を獲得するとリコ・ラモスを破ってレギュラー王者となります。
そしてあまりの強さとそのあまりに消極的なカウンター戦法から対戦相手が悲しいくらいに決まらずノニトでドネアを挑発してWBO王座統一戦を行い見事に判定勝ち。統一王者となります。
しかしその後もその試合のつまらなさから元IBFバンタム級王者のジョセフ・アグベコとの試合は過去最低の視聴率、アメリカではなくマカオなどで試合をして2014年には来日して天笠尚と対戦。2度の不覚のダウンを奪われましたが11ラウンド棄権TKOで下しています。
その後はその不人気ぶりからWBO王座を剥奪されるなどしてヤキが回ったのか2階級上のワシル・ロマチェンコのWBOスーパーフェザー級王座に挑戦。体格差を覆せず棄権。初黒星を喫します。
年齢から引退もささやかれてましたがリゴンドーは復活。ラスベガスで元WBCスーパーバンタム級王者のフリオ・セハの接近戦に応じるまさかのファイトスタイルを見せてKO勝ち。ここにきてファイトスタイルを変えてきてウェイトも下げてきましたな。
そして前の試合では元WBA世界スーパーフライ級チャンピオンのリボリオ・ソリスとWBAバンタム級王座決定戦。左アッパーでダウンさせてブーイングされながらの判定勝ちで2階級制覇となりましたな。
選手としての特徴は典型的なサウスポーのアウトボクサー。カウンターを得意としており相手が手を出してくるのを待って相手の動き出し、打ち終わりに鋭い右フック、硬質な左ストレートを当ててきます。
そのため相手は狙われてることを感じて手が出せなくなりリゴンドーもKOを狙わないため膠着状態の手数が少ない試合になりやすいです。今回の相手のカシメロはガンガン前に出てくるのでリゴンドーは前のスタイルに戻りそう笑笑。
ジョン・リル・カシメロについて
カシメロは1989年生まれの31歳。フィリピンのオルモックシティの出身で現在も在住。プロとしては世界各地で試合を行なっており世界戦の経験も豊富ですな。
ここまでのレコードは29勝21KO4敗。身長163センチでカシメロはライトフライ級出身。これまでライトフライ級でWBO暫定王座とIBF王座、フライ級でIBF王座を獲得しており今年の4月にアメリカでバンタム級にてWBO暫定王座を獲得して3階級制覇を成し遂げておりますな。
これまでのキャリアではセサール・カンチラをKOしてWBOライトフライ級暫定タイトルを獲得。IBF王者で今でも王座に返り咲いている南アフリカのモルティ・ムザラネに挑んでキャリア唯一のKO負けを喫しております。
その後はIBF暫定ライトフライ級王座をアルゼンチンにてルイス・ラサルテを大荒れの試合でKOして獲得。後に王者となるペドロ・ゲバラを下して防衛しております。
その後はフライ級にウェイトをあげて井岡に初黒星をつけたアムナット・ルエンロンの持つIBFタイトルに挑んで惜敗。リマッチでボディブローでKOして2階級制覇を達成しております。さらに後にWBC王者となるチャーリー・エドワーズに初黒星となるKO負けを与えておりますな。
その後はスーパーフライ級でジョナス・スルタンに敗れたもののバンタム級に上げてリカルド・エスピノサとゾラニ・テテの負傷に伴う暫定王座決定戦を行い12ラウンドKO勝ちでタイトルを獲得。4本目のベルトを取っています。
初防衛の試合では地元のフィリピンでセサール・ラミレスと対戦。体格の大きなラミレスに四苦八苦する場面もありましたが強烈な右フックで最後は失神させており4度ダウンさせる内容で勝利。流石のパワーを見せておりますな。
そして敵地イングランドにて2階級制覇チャンピオンのゾラニ・テテとの王座統一戦。間合いを長いテテに四苦八苦してたものの3ラウンドにクリンチしながらのアッパーでダウンさせ連打で一気にストップ!爆発力を見せつけてバンタム級のトップに躍り出ましたな。
前の試合ではアメリカに乗り込んで無敗のオリンピアンのデューク・ミカーと対戦。パワーで圧倒して3ラウンドで蹴散らして強さを見せておりますな。
選手としての特徴はオーソドックスの構えから思いっきり左右フックを振り回してくる剛腕タイプ。相手の入り際に合わせるフックと死角から飛んでくるフック、接近戦ではアッパーをぶん回してきます。
しかしバンタム級では明らかに体格不足。かなり小さな部類になるのでエスピノサ戦でもかなり押し込まれておりました。リゴンドーは接近戦がやや苦手なので接近戦で得意のフックとアッパーをねじ込むことが勝利への鍵ですかね。
よくも俺のテテさんを・・・おのれカシメロォ…ゾラニ・テテvs.ジョン・リル・カシメロ
試合予想
今回の予想ですがリゴンドーの判定勝ちでいきたいと思います!
カシメロにとってリゴンドーは最悪の相性だと思う。多分リゴンドーとやるくらいだったらまだ井上とやった方が勝てる確率が上がるんじゃないかな。
カシメロは接近戦が基本的に苦手だし間合いを取ってもリゴンドーはとても動きが速い。カシメロはスピードに優れるわけではないからどうしてもワンパンチ狙いになる。
リゴンドーの入り際を狙うカシメロと打っては離れてのアウトボクシングを進めるリゴンドーになると思うけどパンチの的確さ、スキルを見るとどうしてもリゴンドーに有利かなぁ。
逆にカシメロが駆け引きなしでリゴンドーに詰め寄って倒しに行くならチャンスはある。リゴンドーなら当たれば倒せるし、基本的に撃たれ弱いからな。
しかしそこで気をつけないといけないのはカウンター。実はソリスも同じことをやったけど左アッパーのカウンターを食らってダウン。そのあとはほとんど踏み込めなくなった。
個人的にはかなり高い確率でソリスと同じ形になる公算が高いと思う。別にカシメロが弱いわけではないんだけど組み合わせ的に厳しくなりそうかな。
カウンターが得意なカシメロだけどリゴンドーの方がより鋭くカウンターを出せるし、カシメロのパンチが到達するよりも先にパンチを当てられる。これはカシメロにとってもきついだろう。
下のウェイトから上げてきてるわけだしカシメロが後半にストップされる確率もある。ちょっとこの2人の組み合わせだとカシメロの快進撃は止まりそうだね。
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顔色ひとつ変えないキューバのジャッカル…ギレルモ・リゴンドー!