スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級を制したスコットランド史上初めての3階級制覇チャンピオンのリッキー・バーンズさん。イングランドの誇るビッグネームとして現在も世界を狙っております。
現在はスーパーライト級を卒業してライト級で2度目の王座を狙っておりますな。WBOスーパーフェザー級、WBOライト級、WBAスーパーライト級に次ぐ4本目のタイトルを狙っており、ネームバリューもあるのでいつでも世界タイトルの話はくるかと思います。
これまでのキャリアではスーパーフェザー級チャンピオンだったローマン・マルティネス、元WBAライト級チャンピオンのパウルス・モーゼス、元スーパーフェザー級チャンピオンのニッキー・クック、コンテンダーのケビン・ミッチェル、後にチャンピオンとなるキリル・レリクに勝利。スキルの高さを見せております。
一方ではビッグネームに負ける傾向にあり、後に無敗のまま3階級制覇チャンピオンとなるテレンス・クロフォード、後にWBCライト級チャンピオンとなるデヤン・ツラティカニン、元WBCライト級チャンピオンのオマール・フィゲロア、IBFスーパーライト級チャンピオンだったジュリアス・インドンゴ、元WBAライト級チャンピオンのアンソニー・クローラ、元IBFフェザー級チャンピオンのリー・セルビーらには負けておりますな。
彼のスタイルはパワーには欠けるもののうるさい手数とポジショニング、鋭いジャブでポイントアウトするボクシング。積極的にノックアウトを狙うスタイルではないですが、テクニックを駆使する技巧派ですね。
特に動き出しにジャブを当てるのがうまく、ほとんどこのパンチが生命線といえます。チャンピオンとなった後もスポーツ用品店で働くなど真面目な性格としても知られており、まだまだビッグネームとしての活躍の機会は残されております。
ということで、今後にも大きな期待がかかるバーンズの試合をより楽しむためにバーンズのこれまでの来歴をまとめてみました!!
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Contents
バーンズの戦歴
バーンズのプロフィール
リッキー・バーンズは1983年生まれ。イングランドのスコットランド出身であり、現在はスコットランドのコートブリッジに住んでおりますな。
バーンズは身長178センチであり、ライト級としてはかなり大きな部類です。リーチも178センチあり、ロングレンジから中間距離での試合を得意としてますな。
彼はアマチュアのバックグラウンドは特にありません。2001年のプロデビューの時はまだ18歳だったことを考えるとプロでのたたき上げで3階級制覇を成し遂げたすごいファイターですね。
ちなみにバーンズは世界チャンピオンとなった後でもスポーツ用品店に勤務していることで有名。ハングリーな気持ちを忘れたくないということでなかなか真面目な人間性ですな。
これまでの実績
バーンズは2001年に18歳にしてプロデビュー。グラスゴーで30戦以上のキャリアがある相手に4ラウンド判定勝ちを収めます。次戦では6回戦を行って判定勝ちしています。
3試合目になるとバーンズは初のノックアウト勝ち。6戦目で初めての8回戦で判定勝ちしています。そこから8連勝ですべての試合に判定勝ちした実績をもってバーンズは2006年に初めてのタイトルマッチを迎えます。
相手はスコットランドのスター選手でエディンバラの出身であるアレックス・アーサー。コモンウェルス、英国、ヨーロッパタイトルを保持しておりバーンズがデビューしたころからタイトルを保持していた選手です。
そしてこの試合は経験に勝るアーサーがホームとなるエディンバラでバーンズを圧倒!!バーンズも持ち前のタフさでよく食い下がったものの大差判定負け。バーンズは初黒星となり、キャリアの立て直しを迫られます。
バーンズは2か月後にけなげに再起。8回戦でノックアウト勝ちしてその7か月後にも8ラウンド判定勝ちしてまたもタイトルマッチを迎えます。
相手はイギリススーパーフェザー級チャンピオンでヨークシャーのコンテンダーであるカール・ジョナサン。マイナー団体のWBFタイトルを保持しており全ての防衛戦でノックアウト勝ちしてきている強敵です。
そして試合ではジョナサンがパワーで勝ってバーンズをリード!バーンズはパワーの差で前に出られなくなり、大差判定負け。2度目のアタックも実りませんでした!
この敗戦を受けてバーンズは長い再起ロードに向かいます。月に1度のペースで試合をこなしてすべての試合に勝利。2008年には初めての10回戦を判定勝ちで乗り越えます。
そして8連勝していたバーンズは2008年9月にコモンウェルス王座決定戦に出場。ガーナのハードパンチャーであるオスマヌ・アカバとの試合を迎えます。アカバは元WBCフェザー級インターナショナルチャンピオンでWBAアフリカチャンピオンです。
そしてロンドンのヨークホールで行われたこの試合はバーンズがテクニックでアカバをリード!パワーに勝るアカバのアタックを交わして技巧を見せつけての判定勝ち。初のタイトルを獲得します!!
さらに初防衛戦ではハードパンチャーでガーナ人、西アフリカチャンピオンのヤクブ・アミドゥを7ラウンドノックアウト勝ちで下して防衛成功。元WBUチャンピオンでアーサーをノックアウトしているマイケル・ゴメスを7ラウンドノックアウト勝ちで下して引退させます。
そして3度目の防衛戦ではイギリス人のケビン・オハラを判定で下して防衛に成功。世界ランキングを上げてコモンウェルスタイトルを返上すると世界挑戦準備。しかし決まらずに1年後に8回戦を行って調整するとWBO王座への挑戦が決まります。
ノックアウト・オブ・ザ・イヤーきたか!?ワシル・ロマチェンコvs.アンソニー・クローラ 試合後のコメントもあり!
スーパーフェザー級でのタイトル獲得
バーンズは2010年に初めての世界タイトルマッチを迎えます。相手はWBO世界スーパーフェザー級チャンピオンのローマン・マルティネス。ここまで無敗のハードパンチャーです。
マルティネスはプエルトリカンで敵地となるイングランドでニッキー・クックを破ってタイトルを獲得。そこから2度の防衛戦をノックアウトで乗り切って評価を高めておりましたな。
そして試合はなかなかの試合となります。開始から敵地のスコットランドで襲いかかるマルティネスはバーンズを初回にダウンさせます!しかしバーンズは立て直して中盤からジャブでポイントをリード!判定勝ちを収めてマルティネスに初黒星をつける番狂わせでのタイトルの獲得に成功します!
そして3ヶ月後にバーンズは初防衛戦。ノルウェーに住むコロンビア人のアンドレアス・エバンセンとの試合を行います。エバンセンはWBOインターコンチネンタルチャンピオンでコンテンダーでしたな。
スコットランドで行われたこの試合は地元の声援に押されるバーンズが圧倒!初回にダウンさせてそこからはジャブとワンツーで自適にアウトボクシング。大差判定勝ちでタイトルを防衛します。
そして3ヶ月後にバーンズは2度目の防衛戦。ジョセフ・ラリエアを迎えます。ラリエアはガーナのハードパンチャーで身長180センチのファイター。WBOインターコンチネンタルタイトル保持しておりますね。
そしてこの試合はバーンズがスキルでラリエアを圧倒!的確なジャブと叩きつけるような右を当ててラリエアをブレークダウンさせるとラリエアは7ラウンド終了後に棄権!バーンズが世界タイトルマッチで初のノックアウト勝ちを収めます!
ノーダメージで切り抜けたバーンズは次の防衛戦をリバプールで行います。相手は元チャンピオンでロンドナーのニッキー・クック。マルティネスにノックアウト負けしたもののフェザー級でもタイトル挑戦しているテクニシャンでヨーロッパタイトルやコモンウェルスタイトルを獲得した経緯があります。
そしてオールイングリッシュ対決として期待されたこの試合はすごく残念な試合となります。明らかに体調不良のクックは開始から下がって押し倒されるようにダウン!ほとんど動けないままバーンズが背中の負傷を訴えたクックに負傷ノックアウト勝ちを収めてタイトルを防衛します。
バーンズは減量苦からこの試合を最後にタイトルを返上。ライト級へとムーブアップします。
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ライト級でのタイトル獲得と陥落
スーパーフェザー級タイトルを返上したバーンズは次戦でいきなりの世界タイトルマッチ。WBOライト級暫定王座決定戦をかつて2度WBOライト級暫定王者となったマイケル・カティディスと対戦します。
カティディスはオーストラリアのハードパンチャーで前に出てくるブルファイター。イングランドでケビン・ミッチェルをノックアウトしており、元チャンピオンのヘスス・チャベスもノックアウト。負けたのは元チャンピオンのファン・ディアスと2階級制覇チャンピオンのホエル・カサマヨール、3階級制覇チャンピオンのファン・マヌエル・マルケス、2階級制覇チャンピオンのロバート・ゲレーロのみですな。
ロンドンのウェンブリーで行われたこの試合はテクニックで勝るバーンズがカティディスを圧倒!ジャブを駆使したアウトボクシングを展開して寄せ付けずに判定勝ちして2階級制覇チャンピオンとなります!
そして次戦では元WBAチャンピオンのパウルス・モーゼスと対戦。モーゼスはナミビアのテクニシャンでかつて日本で小堀雄介からタイトルを奪った選手。ミゲール・アコスタにタイトルを奪われましたな。
そしてこの試合は勢いに勝るバーンズが攻防分離気味のモーゼスを圧倒!効かせるシーンこそ特になかったもののサイドへの動きと的確なジャブでリードして大差判定勝ち!技巧派チャンピオンとしての強さを見せます!
そして次戦は半年後にイングランド内でのビッグファイト。グラスゴーにてコンテンダーのケビン・ミッチェルとのオールイングリッシュ対決を迎えます。
ミッチェルはハードパンチャーでアマチュアとしても英国チャンピオンとなったエリート。WBOインターコンチネンタルタイトルを保持しており、負けたのはマイケル・カティディスにノックアウトされた試合のみですな。
そしてこの試合はバーンズのベストバウトの一つになります!ハードパンチャーのミッチェルをバーンズは開始から攻め立てて打たれ弱いミッチェルに痛烈な右を当てて4ラウンドにまさかのストップ勝ち!意外な力強さを見せてストロングな勝ち方を見せます!
そして乗りに乗って迎えた3度目の防衛戦は8ヶ月後にグラスゴーにてホセ・ゴンサレスとの試合となります。ゴンサレスはプエルトリコのハードパンチャーでここまで無敗のWBOラテンチャンピオン。なかなか評価の高い相手でしたな。
そして試合前こそバーンズの経験値の高さで圧倒すると思われてましたが、バーンズはこの試合で大苦戦!ゴンサレスのパンチの前にポイントを奪えず劣勢だったものの9ラウンド終了後にゴンサレスが手首を痛めてまさかの棄権!バーンズが幸運なストップ勝ちでタイトルを防衛します!
汚名返上をかけるバーンズは次戦でまたまた強敵と対戦。グラスゴーにてコンテンダーのレイムンド・ベルトランとの試合を迎えることになります。
ベルトラン はメキシコ系移民でグリーンカードを得るためにチャンピオンを目指すファミリーマン。NABFタイトルやWBAインターナショナルタイトルを獲得して負け数も多いものの経験も豊富なハードパンチャーでしたな。
そして試合はバーンズがまたまた大苦戦!2ラウンドにバーンズは顎を骨折してしまい、大苦戦を演じると8ラウンドにはダウン!その後もベルトランのプレッシャーに押されましたが判定はなんとドロー!地元の記者も揃えてベルトラン が勝っていたとする試合でしたがバーンズがかろうじてタイトルをキープします!
バーンズはこの試合の後顎の骨を手術してチタンを埋め込みます。試合ではベルトラン陣営に試合中にバーンズは泣きそうだったとの屈辱的な言葉もかけられてしまいましたな。
そして5度目の防衛戦は過去最強のチャレンジャーとなります。無敗の天才ボクサーであるテレンス・クロフォードとの試合です。
クロフォードはアメリカのパンアメリカ大会で優勝したアマエリート。アミール・カーンをノックアウトしたブレイディス・プレスコットに何もさせずに判定勝ちして以来世界チャンピオン候補として躍り出たスイッチヒッターでとても高い身体能力を持つアウトボクサーです。
そしてグラスゴーにて行われたこの試合はクロフォードが評判通りの強さを見せつけてアウトボクシング!さらにボディを効かせてバーンズは頑張るもののついていけなくなり、後半にはストップ寸前まで追い込まれて判定負け。チャンピオンとなってから初めての敗北を喫して王座を明け渡します。
そして次戦でバーンズはライト級にて再起戦を行います。相手はモナコのコンテンダーであるデヤン・ツラティカニン。WBCインターナショナルタイトルをかけた試合となり、スコットランドで迎えます。
ツラティカニンはモナコ初の世界チャンピオンを目指す無敗のコンテンダーでハードパンチャー。身長163センチと背はかなり低いものの馬力があるファイターでかつてWBCインターナショナルタイトルを持ってましたな。
そしてこの試合は開始からツラティカニンが襲いかかって左フックでダウンさせる展開に!その後もバーンズは押し込まれて的確なジャブを返すもののアグレッシブに来るツラティカニンに対応しきれず僅差判定負け。まさかの連敗となりスーパーライト級への転向を期します。
クロフォードには順当な判定が出るのね…テレンス・クロフォードvs.リッキー・バーンズ
スーパーライト級での3階級制覇、陥落
バーンズはツラティカニンに負けてしまった後4ヶ月後に再起。スーパーライト級のウェイトでヨークシャーにして8ラウンド判定勝ちでカムバックします。
そして次戦は2015年に大きな試合をスーパーライト級で迎えます。元WBCライト級チャンピオンで無敗のオマール・フィゲロアとのアメリカのテキサスでの対戦です。
フィゲロアはリーチが185センチもあるフィジカルファイアーでとにかく押し込んでくるインファイター。荒川仁人との激戦を制したことで知られておりディフェンスは甘く、規律もないものの身体の強さとセンスは高いですな。
そして試合はバーンズがフィゲロア に開始から押し込まれる展開に!ジャブを返してヒット率はそれなりに高かったのですがホールディングで2度減点を取られて判定負け。スーパーライト級でやっていくことに不安を残します。
しかし健気なバーンズは3ヶ月後に再起。スーパーライト級での試合で5ラウンドストップ勝ち。WBOアジアパシフィックチャンピオンのジョシュ・キングとの試合を行なって左ボディで11ラウンドノックアウト勝ち。WBOインターナショナルタイトルを獲得します。
そして半年後にバーンズはビッグチャンスを迎えます。イタリアのテクニシャンのミッチェル・デ・ロッコとのWBA世界スーパーライト級王座決定戦です。
ロッコはイタリアの技巧派で元ヨーロッパチャンピオン。2007年に負けてから9年間負けなしで経験もとても豊富なソリッドなコンテンダーですな。
そして試合はバーンズがロッコをまさかの圧倒!3ラウンドにダウンさせると叩きつけるような右を軸に攻め込んで、一方的な試合の末に8ラウンドにダウンを追加してストップ!スコットランド初の3階級制覇チャンピオンに輝きました!
素晴らしい勝利を収めたバーンズは5ヶ月後に初防衛戦。ベラルーシのハードパンチャーのキリル・レリクとの試合をスコットランドで行うことになります。レリクは無敗の元アマチュアトップでWBAインターコンチネンタルチャンピオン。12ラウンドの試合は初めてですな。
3度目のウェイトトライでなんとかウェイトを作ったレリクは馬力でバーンズを圧倒!バーンズは押し込まれる展開となるもののジャブを返して判定は議論を呼ぶ判定勝ち!レリクが勝っていたとする声が多くありましたが、バーンズが逃げ切ります。
そして半年後にバーンズはビッグファイト。無敗のナミビアのオリンピアンでIBFチャンピオンのジュリアス・インドンゴとの王座統一戦を行うこととなります。
インドンゴはサウスポーのロングマンで長い手足を駆使してロングレンジから踏み込むと死角から左ストレートを放り込んでくるパンチャー。敵地ロシアで当時無敗のハードパンチャーだったエドゥアルド・トロヤノフスキーを初回40秒で失神ノックアウトで沈めましたな。
そして試合はスコットランドで行われてインドンゴがバーンズを圧倒!長い間合いから放り込むパンチで寄せ付けずに判定勝ち!バーンズもジャブを当てていたもののパンチの効果の差で圧倒されて王座を失います。
スーパーライト級でのタイトルの保持は難しいと感じたバーンズはライト級へと帰還。4度目の世界チャンピオンを目指すこととなります。
ナミビアのロングマンがトロヤノフスキーをワンパンチ! ジュリアス・インドンゴvs.エドゥアルド・トロヤノフスキー
ライト級への回帰と現在
インドンゴに負けてしまったバーンズは半年後にライト級に下げて大きなチャンスを得ます。元WBAライト級チャンピオンのアンソニー・クローラとの試合です。
クローラは馬力のあるファイターでアマチュアでもイギリスチャンピオンとなったボディを得意とするインファイター。ジョン・マレーやダーレイ・ペレス、イスマエル・バロッソを下しておりますな。負けたのはデリー・マシューズやホルヘ・リナレスなどに負けており、リナレスには2度マンチェスターで負けてしまっております。
そして試合はクローラの地元のマンチェスターで行われて2人とも前に出てきてクリンチとホールドの多いなかなかの凡戦に…バーンズは押し込まれてしまい、判定は地元のクローラへ!バーンズは判定に不満を唱えたものの2連敗となり、世界戦線から脱落します。
しかしめげないバーンズは8ヶ月後に再起。ライト級より少し上のウェイトで再起戦を行いノックアウト勝ち。その5ヶ月後にもノックアウト勝ちを収めてまたチャンスを得ます。
バーンズは1年後にロンドンにてビッグファイト。元IBF世界フェザー級チャンピオンであるリー・セルビーとの国内ライト級ビッグファイトを行います。
セルビーは馬力のあるファイターでエフゲニー・グラドビッチに判定勝ちしてタイトルを獲得。エリック・ハンターや3階級制覇チャンピオンのフェルナンド・モンティエル元WBAチャンピオンのジョナサン・ビクター・バロスなどを下してきたウェールズのファイターです。
そして試合は一進一退の好試合となります。ベテラン同士の試合は頭をつけて打ち合うセルビーと間合いが欲しいバーンズのペース争いとなりますがセルビーは馬力で押し込んで徐々にリード。アグレッシブさで優って僅差判定勝ちとなり、バーンズはまたも勝ちを逃します。
バーンズはこの後再起することを明言しており、元3階級制覇チャンピオンのホルヘ・リナレスとの試合の噂などもあります。ネームバリューがあるのでこれから先の動向に注目ですね!
キャンベルさんリナレスに金メダリストの底力を見せる…ホルヘ・リナレスvs.ルーク・キャンベル
今後期待される試合
イースターに期待される試合はスーパーライト級、ライト級での世界タイトルマッチです。
イースターはライト級チャンピオンだった時に無類の強さを見せていたわけではありません。マイキーが当時目立ってましたが、フォルトゥナに苦戦して格下のクルス相手にもノックアウトを逃すなどどちらかと言えば地味なチャンピオンでした。
しかしマイキーとの試合で評価は高くなっています。この試合でイースターは負けてるのですが、マイキーにジャブをコネクトして特に前半はかなり善戦してました。バルテレミーとの試合でも出てこない相手にジャブをついてアグレッシブに出てましたからね。
スーパーライト級はホセ・ラミレスとジョシュ・テイラーの統一チャンピオンがそう遠くない未来にウェルター級にいくことを明言しています。イースターが狙うべきはこの王座の決定戦で、まずはランキングを上げることが先決と言えますね!
やはりギリギリ勝てたな…レジス・プログレイスvs.ジョシュ・テイラー 試合後のコメントもあり!
バーンズのファイトスタイル
バーンズのスタイルはとにかく地味で端正なスタイル。特別なパワーもスピードもないですが、ジャブを動き出しに当てるのがとても上手く、これでペースを握りますね。
バーンズでよく誤解されるのが相手をノックアウトするパワーがないということ。これはそんなことはなくて、単純に一撃でノックアウトするパワーはないということと、無理にノックアウトを狙わないスタイルですね。
この人の売りはスキルの高さで嫌らしくコツコツジャブを当てて相手を崩して右を叩きつけるのが上手い。相手がパンチがないと思って強引に出てきたところに合わせる右の力はかなりありますね。試合を決める時のコンビネーションもなかなか流れるようです。
ただ弱点は秀でたものがないため、インドンゴやクロフォードなどの身体能力に優れたファイターやベルトランやフィゲロアのようなパワーなどに飛び抜けた相手にはそのまま一方的に負けることも多いです。微妙な判定に救われることもあり、運も強さのうちと言えるタイプかもしれませんね!
キャンベルさんペドラサ並みの頑張り・・・ワシル・ロマチェンコvs.ルーク・キャンベル
まとめとバーンズの今後
いかがでしたでしょうか?特別なものは何もないものの絶えまぬ努力とテクニック、マッチメイクで3階級制覇の偉業を成し遂げたリッキー・バーンズ。彼には多くのスコットランドのサポーターがおりますな。
今後はライト級4度目の世界タイトルを目指すということで、同じ立場のホルヘ・リナレスやリチャード・コミー、かつて敗れたリー・セルビーやジョージ・カンボサスなどとのコンテンダー同士の試合が期待されます。
正直派手なタイプではなく、最近は新たなスコットランドのスターであるジョシュ・テイラーに人気を奪われてる感がありますが、ベテランとしてバーンズの技巧はかなりすごいです。安定感があるし、長くトップで活躍している秘訣を彼のボクシングからは感じますね!
そんなバーンズの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、ぜひこれを機にWOWOWと契約してはいかがでしょうか?
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