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現代を代表する中量級ボクサーの1人としてとにかく相手を倒しにくる激しい戦いを売りにしているアルフレド・アングロ。とにかく前に出てきて頭をつけての打ち合いを得意とするインファイターですね!

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アングロはキャリアの中でWBO世界スーパーウェルター級暫定タイトルを獲得。ハードパンチャーとして知られており、以後も多くの激戦を残してきて激闘王の称号を得ておりますな。

ファイトスタイルはとにかく前に出てきてパンチを振り回してくるとてもアグレッシブでラフなスタイル。ショートのパンチがとにかく強く、インサイドでの打ち合いにめっぽう強い生粋のインファイターですね!

キャリアの中ではトップコンテンダーのガブリエル・ロサドやベテランコンテンダーのホルヘ・フリオ、元WBAスーパーウェルター級チャンピオンのヨアキム・アルシン、元WBO世界ミドル級チャンピオンのピーター・キーリンらを下してきておりますね!

しかし負けた試合も多く、スーパースターのカネロ・アルバレスにノックアウトさせられた試合、元IBFウェルター級チャンピオンのカーミット・シントロン、元WBC世界スーパーウェルター級チャンピオンのセルヒオ・モラ、WBA世界スーパーウェルター級チャンピオンとなるエリスランディ・ララ、激闘王のジェームス・カークランドに負けてますね。

残念ながらそのスタイルが故に大きなダメージを逆に喰らうことが多く、ディフェンスも甘いためアウトボクシングされてまさかの敗戦を喫することもままあります。しかし激戦を行ってきた実績があるため今でもビッグネームとの試合が期待されてますね!

そこで彼の試合を楽しむためにこれまでの経歴をまとめてみました!!

オースティンのTHE・倒し屋!ジェームス・カークランド!

アングロの戦歴

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アルフレド・アングロは1982年生まれ。メキシコのバハカリフォルニア州メヒカリの出身で現在はアメリカのカリフォルニアでトレーニングしてますな。

身長175センチ、リーチは177センチとこのクラスでは普通よりも小さめです。典型的なメキシカンのファイターとしてインサイドでの打ち合いを得意としますね。

アマチュアとしては2002年の中央アメリカ、カリブ大会で銅メダル、2003年のパンアメリカン大会で銅メダルを獲得しておりアテネオリンピックにも出場。後にWBO世界ミドル級チャンピオンとなるアンディ・リーに敗れましたな。

ちなみにアングロは後に2階級制覇チャンピオンとなるティモシー・ブラッドリーにアマチュア時代勝利しており80勝15敗のレコードを残しておりますね。

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実はパウンド・フォー・パウンドなのではデメトリアス・アンドラーデ!

これまでの実績

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アングロは2005年アリゾナ州でプロデビュー。4回戦でデビューしておりますが2-0の判定勝ちと華やかなデビューはしておりませんな。

2戦目からはアングロは6回戦に昇格。3ラウンドノックアウト勝ちを収めたものの3戦目では2-1の判定勝ちとプロになれるまで苦労してますね。

5戦目には故郷であるメキシコに参戦。2007年にはアメリカで無敗の相手に8回戦をクリアすると2008年に元IBAコンチネンタルチャンピオンのリカルド・コルテスを初回ノックアウト。

そしてジョシュア・クロッティとの試合をしているコロンビアのハードパンチャーであるリチャード・グティエレスと対戦して5ラウンドノックアウト勝ち。WBOインターコンチネンタル王座を獲得します。

更にヘクター・カマチョ・ジュニアを下している元NABFチャンピオンのアンドレイ・サーカンを10ラウンドノックアウト。さらにかつてザブ・ジュダーに挑んだベテランコンテンダーのコスメ・リベラもノックアウトします。

アングロは無敗のままランキングを駆け上がってついにWBC指名挑戦者決定戦までたどり着きます。相手は元WBO暫定、IBFウェルター級チャンピオンでハードパンチャーのカーミット・シントロン。アントニオ・マルガリートに2度ボディでノックアウトされ、WBCスーパーウェルター級チャンピオンのセルヒオ・マルティネスに疑惑のドローで退けられてますな。

そして試合はシントロンが間合いを確保してガードの上からハードなパンチを打ち込む展開に!熱戦となり、アングロもプレッシャーをかけて苦しめたもののシントロンのパンチの効果が上回ってシントロンが判定勝ち!アングロは無念の初黒星となります!

しかしすぐに再起したアングロは次戦でフィラデルフィアのコンテンダーで元IBFチャンピオンのカシム・オウマを番狂わせで下したガブリエル・ロサドと対戦。

試合では開始からアングロが馬力満々できて押し込んでくるとロサドを2ラウンドにダウンさせてそのままノックアウト!コンテンダーを下して世界タイトルマッチを引き当てます!

噛み合うプエルトリコvs.メキシコ…カーミット・シントロンvs.アルフレド・アングロ

暫定王座の獲得

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アングロはロサドを下して2009年に初の世界タイトルマッチを迎えます。ハリー・ジョー・ヨルゲイとのWBO暫定王座決定戦です。

ヨルゲイはここまで無敗のアウトボクサーでWBAインターナショナルチャンピオン。ロナルド・ハーンズをノックアウトしてきておりますな。

そして試合は開始からアングロがアグレッシブに出てヨルゲイを圧倒!ガンガン前に出てダウンさせると3ラウンドに痛烈な左フックをインサイドで決めてヨルゲイは白目を向いて失神!暫定王座を獲得します!

そして次戦はカリフォルニアにて参戦。ベテランコンテンダーでコロンビアのハードパンチャーのホエル・フリオとの試合となります。フリオはWBOチャンピオンのセルゲイ・ジンジルクに挑んで判定負け。カルロス・キンタナにも負けてますがイシェー・スミスを下しておりますな。

そしてこの試合は開始からアングロがプレッシャーをかけてフリオがフットワークと手数を出してアウトボクシングする試合に!フリオはよく手を出していたもののアングロがプレッシャーをかけまくると疲弊。11ラウンドに右クロスを動き出しにもらって豪快にダウンすると立ち上がったもののストップとなりました!

しかしこの試合の後アングロは王座を返上。他のタイトルを狙うことになりカリフォルニアで元WBAチャンピオンのヨアキム・アルシンと対戦します。

アルシンはハイチ系カナダ人のテクニシャンでアマチュアトップ。無敗のトラビス・シムズを下してタイトルを獲得したものの元WBOチャンピオンのダニエル・サントスに失神ノックアウトさせられて王座を奪われましたな。

そして試合は開始から前に出てきたアングロが押し込みまくってアルシンを圧倒!初回からどんどんコンビネーションをねじ込むとラウンド終了間際にノックアウトしてWBCアメリカ大陸王座を獲得します!

そして次戦では1年ぶりの試合をメヒカリにて行い、ジョー・ゴメスと対戦。初回からダウンさせて初回ノックアウトで下して王座を防衛しております。

そして次戦ではビッグファイト。相手はトッププロスペクトとされるジェームス・カークランド。サウスポーのハードパンチャーで前に出てとにかく振り回してくるパンチャー。ホエル・フリオやブライアン・ベラをノックアウトしており、元WBA暫定チャンピオンの石田順裕にノックアウトされたものの復活しておりましたな。

そしてメキシコで行われたこの試合は壮絶な試合となります。開始から真正面からの撃ち合いとなりお互いに初回からダウン!しかしカークランドはその後もプレッシャーをかけまくって押し込むと6ラウンドに連打をまとめて見かねたレフェリーがストップ!アングロの持つWBCアメリカ大陸タイトルを強奪し、キャリアハイのパフォーマンスを見せ、アングロは痛い敗退となります。

死んだかと思ったわ…アルフレド・アングロvs.ハリー・ジョー・ヨルゲイ

カネロ戦とララ戦

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カークランドに敗れたアングロは一年ほど時間を空けて再起。ラスベガスでラウル・カサレスを初回1分足らずでノックアウトしております。さらにその1ヶ月後にはロサンゼルスにて亀海と引き分けているホルヘ・シルバと対戦して判定勝ち。再浮上してきます。

そして迎えた試合はWBA暫定王座決定戦。相手はキューバのエリートでエリスランディ・ララとなります。

ララはサウスポーのカウンターパンチャーで元2階級制覇チャンピオンのポール・ウィリアムスに大いに議論を呼んだ判定の末に敗退している選手。オリンピアンのバネス・マーティロスヤンと引き分けており、フェリックス・シュトルムに挑んだロナルド・ハーンズを初回にノックアウトしてますな。

そして試合は大変な試合となります。開始から前に出るアングロにララは足を使って硬質な左を打ち込む展開に!アングロはサイドに回るところにフックを決めて4ラウンドと9ラウンドにダウンさせて追い込みましたが10ラウンドに左を目にもらって背を背けてしまい、ストップ!あと一歩激闘の末に及びませんでした!

しかし敗れたアングロはついにビッグファイトを迎えます。元WBA.WBC世界スーパーウェルター級チャンピオンでメキシカンのスーパースターのカネロ・アルバレスとの試合です。

カネロはメキシカンのコンビネーションパンチャーでこれまでフロイド・メイウェザーには敗れたもののWBAチャンピオンだったオースティン・トラウト、元3階級制覇チャンピオンのシェーン・モズリー、元ウェルター級二冠王のカーミット・シントロン、WBAスーパーウェルター級チャンピオンのエリスランディ・ララに判定勝ちしておりますね。

そして試合はカネロが正確なパンチを集めてアングロを開始から圧倒!アングロは愚直に前に来るもののことごとく被弾を重ねてしまい、10ラウンドにアゴをアッパーで跳ねられるとレフェリーがストップ!アングロは不満を漏らしておりましたが致し方ないストップでしたね!

アングロさんストップに激おこ…カネロ・アルバレスvs.アルフレド・アングロ

キーリン戦と現在

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アングロはカネロに負けた後にミドル級オーバーのウェイトにいきなり参戦。メキシコのコンテンダーのジェームス・デラ・ロサと対戦します。

しかしラスベガスで行われたこの試合は無名のロサ相手に2ラウンドにダウンさせられてしまう波乱の展開に!さらに7ラウンドにもローブローで減点されるなどしてまさかの判定負け。3連敗となります。

この後9ヶ月の時間をおいたアングロはカリフォルニアにて再起。デルレイ・レインズとヘクター・ムニョス相手にノックアウト勝ちをそれぞれ納めます。

しかしその一年後にはかつてウェルター級チャンピオンのアンドレ・ベルトに挑んでデメトリアス・アンドラーデやエリスランディ・ララとも試合をしているフレディ・エルナンデスにまさかの判定負け。リングから遠ざかります。

そして一年半後にアングロはラスベガスに参戦。元WBCスーパーウェルター級チャンピオンでバーノン・フォレストに判定勝ちしており、3階級制覇チャンピオンのシェーン・モズリーと引き分け、ミドル級チャンピオンのダニエル・ジェイコブスと2度試合をしているセルヒオ・モラとの試合を行います。

試合はアングロが大幅にウェイトオーバーしてきたもののモラのテクニックにまさかの大苦戦!細かいパンチを被弾してしまい、僅差判定負けとなります!

またもや連敗となったアングロでしたが一年後にカムバック。元WBCミドル級チャンピオンのフリオ・セサール・チャベス・ジュニアとの試合の話がありましたがなくなり、エバート・ブラボーを2ラウンドでノックアウトします。

そして迎えた試合はカリフォルニアにて。元WBO世界ミドル級チャンピオンのピーター・キーリンとの大きな試合を引き当てます。キーリンはダニエル・ジェイコブスのみに負けたチャンピオンで、ハッサン・ヌダン・ヌジカムを六度倒してタイトルを獲得。コンテンダーのガブリエル・ロサドとフェルナンド・ゲレーロ、元WBOスーパーウェルター級暫定チャンピオンのルーカス・コネチ、元スーパーウェルター級統一チャンピオンのウィンキー・ライトを下しているカウンターパンチャーですな。

そして大きなアンダードッグだったアングロはまさかの大活躍!間合いをどんどん詰めてキーリンの苦手な接近戦に持ち込むと押し込みまくって終始アグレッシブに攻めまくって激しい打ち合いとなりましたが大番狂わせの判定勝ちを納めました!

これで世界タイトルマッチ見えてきたアングロは次戦で元IBFスーパーミドル級チャンピオンのカレブ・トゥルーアックスとの試合をやる予定でしたがトゥルーアックスが残念ながら体調不良で欠場。無名のウラジミール・エルナンデスとの試合となります。

しかし試合は無名のエルナンデスの前にアングロが間合いを取られてしまい、ほとんど本領を発揮できない試合に!アウトボクシングされてしまって判定負けとなり、世界が遠ざかりましたな

な、えげつない試合になったやろ?ピーター・キーリンvs.アルフレド・アングロ試合後のコメントもあり!

今後期待される試合

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激戦区のスーパーミドル級でネームバリューを誇るアングロに期待される試合はやはり王者たちとの世界戦です。キャリアの中で世界タイトルマッチを引退前にまたやって欲しいな。

アングロはピーター・キーリンを下したことで多くのサプライズを起こしています。次の試合で負けてしまいましたが彼のネームバリューならここからまた試合をこなしていけば世界タイトル戦をやることは難しくないと思います。

ターゲットとなるのはIBFチャンピオンのカレブ・プラントになると思います。他に元WBCチャンピオンのデビッド・ベナビデス、アンソニー・ディレルなどとの噛み合いそうなマッチアップがたくさんあり、対戦が決まりかけていた元WBC世界ミドル級チャンピオンのフリオ出てセサール・チャベス・ジュニアとの試合も面白くなりそうですね!

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ララさん激闘で王座獲得…エリスランディ・ララvs.アルフレド・アングロ

アングロのファイトスタイル

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アングロのファイトスタイルはアグレッシブなスタイル。とにかく前に出てくるとショートの左右フックとアッパーを打ち込んできて、頭をつけての打ち合いに持ち込むスタイルですね。

初回から相手を倒しにくるのでどうしてもカウンターを合わせられることも多く、ディフェンスも甘いです。ただ彼は後半にかけて相手を追い詰めて自分のペースに引き摺り込むことが多いですね。

相手がどんなファイトスタイルでもハードパンチャーでもスタイルを変えないアングロは勇敢です。被弾を全く気にせずに前に出てくるので多くの激闘を演じており、とても人気の高い選手ですね!

初回で出し尽くした激戦…アルフレド・アングロvs.ジェームス・カークランド

まとめ

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いかがでしたでしょうか?激戦区のスーパーミドル級でコンテンダーとして常に試合はみんなに期待されるアルフレド・アングロ。アラフォーとなりましたがスタイルは変わらず、常に前に来るスタイルを一貫しています。

アングロが所属するスーパーミドル級は世界の最激戦区です。彼のアグレッシブさはその中でも恐らく最高峰。とにかくエキサイティングな試合をするアングロは引く手数多で多くのショーをこれまで盗んできておりキーリンに勝った試合は驚きをもって迎えられましたね!

残念ながら無名の相手に負けたのでこのままでは世界に到達することはかなり厳しいシチュエーションです。しかし若手に対する登竜門的なポジションでなら活躍できると思いますし、ぜひそのポジションからまたみんなを見返して欲しいですね。

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