こんにちは管理人です。
今日は2020年12月12日に行われる予定のWBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者ノルディ・ウーバーリvs.ノニト・ドネアの一戦を予想します!!
次のモンスターの餌食はダスマリナスさんか…井上尚弥vs.マイケル・ダスマリナス予想
この試合はウーバーリの3度目の防衛戦ですね!
両者の紹介
ノルディ・ウーバーリについて
ウーバーリは1986年生まれの33歳。フランス生まれフランス育ちのフランス人で身長163センチのサウスポー。KO率は73%とこのクラスでは破格の強打者ですな。
ここまでの戦績は17勝12KO無敗。これまでのキャリアでは元世界フライ級王者のフリオ・セサール・ミランダをKOしてWBAインターコンチネンタル王座を獲得、WBCシルバータイトルも獲得してますな。
そして初めての世界タイトルマッチの試合では元WBAスーパー王者で3回オリンピックに出場したサウスポーのルーシー・ウォーレンとマニー・パッキャオvs.エイドリアン・ブローナーの前座で激突。ルイス・ネリのウェイトオーバーで空位となったタイトルを判定で勝ち取りましたな。
そして初防衛戦はカザフスタンで行なっておりかつてゾラニ・テテとWBOタイトルを争ったアーサー・ビジャヌエバと対戦してKO勝ち。王者として暫定王者を狩にきましたな。
ちなみにネリの剥奪からWBCタイトルは1年間空位という異常事態に。そのためウーバーリの前に暫定王者である井上拓真が年末に誕生しましたがこちらはスルーして初防衛戦というよくわからんことになってますな。
そして迎えた暫定チャンピオンだった井上拓真との試合は日本で行われて左ストレートでダウンさせて1人のジャッジがフルマークをつける内容で圧勝。優れた強さを見せつけましたな。
選手としての特徴はサウスポー中前からジリジリ間合いを詰めて左ストレートを強振してくるタイプ。中間距離が得意なタイプでガードの上からでも左ストレートを振り抜いてきます。
さらにボディブローは左右ともに強力。12ラウンド通して前に出続けるスタミナもあり同じくカウンターパンチャーのノニト・ドネアとは噛み合うような試合になると思いますね!
やはり攻め手のなさが響いたなぁ…ノルディ・ウーバーリvs.井上拓真
ノニト・ドネアについて
ノニト・ドネアは1982年生まれの37歳。フィリピン出身で幼少期はとても気弱で病弱。周囲からいじめを受けて自殺まで考えていたそうです。しかし兄のグレン・ドネアがボクシングをしていた影響でノニトもボクシングを始めて11歳の時に家族でアメリカに移住しています。
高い身体能力から頭角を現したドネアは15歳でアマチュアとしてシルバーグローブ優勝。ナショナルジュニアオリンピックでも優勝して17歳の時にはUSAのナショナルトーナメントで優勝しています。しかしオリンピックの国内選考会ではブライアン・ビロリアに敗れてオリンピック出場はなりませんでした。
その後ノニトは兄のグレンと共に大学のミシガン大学の奨学金の誘いを断ってプロに転向。ちなみに兄のグレンは世界王者になることなく引退して現在はトラックの運転手をしています。
また、ドネアは2012年にパルコ・スキャンダルの中心人物だったビクター・コンテがコンディショニングコーチだったことを受けてドーピング検査を生涯受けていくことを宣言。オリンピック形式の最も厳しい検査を自費で受けて現在まで続けています。
ドネアは武器とする左フックのカウンターはもはや芸術的でこれまで2度のノックアウト・オブ・ザ・イヤーを獲得。フライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級でタイトルを獲得してアジア人として初めて4団体のベルトを獲得、現在はまたバンタム級にウェイトを下げてWBAスーパー王者として君臨しています。
これまでのキャリアはもはや伝説的で2階級制覇王者のビック・ダルチニャンを2度、2度IBFフライ級王者となるモルティ・ムザラネ、後にWBAフライ級王者となるエルナン・マルケス、元WBAバンタム級王者のウラジミール・シドレンコ、3階級制覇王者のフェルナンド・モンティエル、2階級制覇王者のオマール・ナルバエス、元WBOスーパーバンタム級王者のウィルフレド・バスケス・ジュニア、IBFスーパーバンタム級王者のジェフリー・マサブラ、WBCスーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃、5階級制覇王者のホルヘ・アルセ、WBAフェザー級スーパー王者のシンピウェ・ベチェカ、スーパーバンタム級コンテンダーのセサール・フアレス、WBAバンタム級スーパー王者のライアン・バーネットを撃破。
敗れた試合は右拳を骨折したプロ2戦目の試合とWBAフェザー級王者のニコラス・ウォータース戦、オリンピックで金メダルを2度獲得したギレルモ・リゴンドー戦、2階級制覇王者のカール・フランプトン戦、WBOスーパーバンタム級タイトルがかけられたジェシー・マグダレノ戦のみですね!
最近でもWBAバンタム級王座を保持するドネアは一撃必殺の左フックのカウンターを武器に7度もの世界王座を獲得。37歳となった今も世界のトップとして活躍を続けています。
そして前回の試合では日本に来日してWBSSトーナメントのファイナルで井上尚弥と対戦。2ラウンドに左フックで井上の目の骨を折るなど激闘を演じましたが11ラウンドに左ボディでダウンさせられて判定負け。しかしまだまだ世界のトップであることを示しましたな。
ドネアの異名はその切れ味鋭い閃光のような左フックのカウンターから "Filipino flash"!フィリピンの閃光ですね!!現在ではアメリカのカリフォルニアを中心に大きなイベントに出場するなどアジア系の方に多くの支持を受けています!
ドネアのスタイルは豪快。とにかくパワフルな左右フックをカウンターで合わせてきて相手のパワーを利用したカウンターが大の得意です。そしてそのフックは遠心力マックスのため一度当たるとアウトですな…
高い身体能力を誇るものの最近はあまり足が動かなくなっておりワンツーをガードの上から放つパワースタイフが目立ちます。特にバンタム級では破格のパワーパンチャーであるためスタイルは変わっていると言えますね!
振り回すフックと強力なプレッシャーをかけてくるためウーバーリとは噛み合うと思います。一撃のパワーならウーバーリかなと思いますが切れ味のドネアの怖いパンチの爆発に期待ですね!
お前らデラホーヤとクォーティかよ笑笑 井上尚弥vs.ノニト・ドネア
試合予想
今回の予想ですがドネアの判定勝ちでいきたいと思います!
多分この試合は難しい試合になる。どちらもお互いのパワーを警戒して強く踏み込まない試合になると思うし、採点の難しい試合になるんじゃないかなと思いますね。
ただその中でもこのような試合に慣れているのはドネア。どんな局面でもドネアの場合は勝てる策を見つけようとしてくるし、プレッシャーをかけてこの試合をリードするんじゃないかな。
ウーバーリは後半スタミナに不安がある。前に出てくるのは前半だろうけど後半はドネアがプレッシャーをかける展開になってウーバーリはスタミナをロスすると思いますね。
どちらもパンチはもらう方なのですが、タイミングが良いのはドネア。破壊力はウーバーリだけどドネアはより重いウェイトのパンチを受けてるから問題ないと思う。クリーンヒットの少ない試合になるけどアグレッシブさとパンチの効果でドネアが僅差判定勝ちかな。
さらに言うとドネアの強さはメンタルの強さもある。普通井上尚弥が間合いを詰めてフィニッシュにきたところに大振りのフックをカウンターで狙ったりしないですからね笑笑。
ウーバーリならあそこで逃げるだろうし、この試合でもドネアがプレッシャーをかけて試合をリード。離れ際の右ストレートなどをよりクリーンに当ててポイントを取ると思います。
しかしこの2人の組み合わせは熱いな。間違いなくドネアはこのランキングではぽっと出だけど井上尚弥との激戦が反響を呼んだことは間違いない。あの試合がアメリカでも評価されたことになるな。
バンタム級戦線の熱さは凄まじいことになってるし、やはりこの試合の勝者はとても大事。ヘビー級とウェルター級に並んでバンタム級は黄金の階級になってるな。
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