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現代最高のヘビー級ボクサーの1人として脚光を浴びているメキシカンのベテランコンテンダーのクリス・アレオーラさん。その強面な風貌とタフさでとても人気のあるメキシカンのヘビー級第一人者ですね。

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メキシカン初のヘビー級チャンピオンに最も近い存在として長年君臨したアレオーラは長年のコンテンダー。世界タイトルの獲得には至っておりませんがベテランとなった今でもコンテンダーを苦戦させるトップの1人として存在感のあるビッグネームです。

彼はこれまで3度WBCの世界タイトルマッチに挑んでおりますが、ビタリ・クリチコ、デオンテイ・ワイルダー、バーメイン・ステイバーンの前にいずれもノックアウト負け。しかし試合のエキサイティングさからファンが離れることはなかったですね。

世界タイトルマッチの戦線からは遠ざかっているものの、元2階級制覇チャンピオンのトマシュ・アダメクを苦戦させて、無敗のコンテンダーのアダム・コウナッキと大激戦を演じる、元WBA.IBF.WBOチャンピオンのアンディ・ルイスをダウンさせるなどまだまだ実力を有してますね。

選手としての特徴はガードを固めてタフさに任せて相手のパンチを受けながらプレッシャーをかけてくるスタイル。間合いを詰めると強烈な左右フックを打ち込んできて勝っても負けてもノックアウトで試合が終わることが多いとてもエキサイティングなスタイルを持ちますね。

彼のスタイルだとどうしても打たれることが多く、ダウンすることもとても多いのですが効いていても必ず打ち返すのでとにかく試合が盛り上がります。打たれ強さと一撃必殺のパワーがアレオーラの武器ですね。

ということで、彼の試合をより楽しむためにアレオーラの来歴をまとめてみました!!

モダンヘビー級のカリスマボクサー!アンソニー・ジョシュア!

アレオーラの戦歴

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アレオーラプロフィール

クリス・アレオーラは1981年生まれ。アメリカのカリフォルニア州のロサンゼルスの出身で父親はメキシカンのメキシコ系アメリカ人ですね。

アレオーラの父はボクサーでアレオーラも若くしてボクシングをしてたそうですが16で200試合ほどして飽きてしまったそうですな。

しかし20歳でカムバックしてきてナショナルゴールデングローブで優勝。しかし2年ほどまたボクシングを辞めていて2003年にプロになってカムバックしておりますな。

パンチに動じないね…セス・ミッチェルvs.クリス・アレオーラ

これまでの実績

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アレオーラは2003年にプロデビュー。4回戦で2ラウンドノックアウト勝ちしておりそこから連戦連勝。2004年に6回戦に昇格して2005年には8回戦を経験してますな。

2006年には元カリフォルニアチャンピオンのダミアン・ウィルスと対戦して7ラウンドノックアウト勝ちして初めての10回戦をクリアします。

2007年にはトーマス・ヘイズをノックアウトしてWBCアメリカ大陸王座を獲得、無敗のチャズ・ウィザースプーンも反則勝ちで下しています。

アレオーラは2008年にトラビス・ウォーカーと対戦。ウォーカーはヒューストンのコンテンダーでハードパンチャー。アテネオリンピックの代表候補にまでなっているアマチュアエリートであり、NABFチャンピオン。TJ・ウィルソンにノックアウト負けしておりますな。

そしてこの試合は開始からウォーカーがコンビネーションを打ち込んで先制攻撃!2ラウンドには右でダウンさせます!しかしアレオーラは右クロスを返して2ラウンドに2度ダウンを奪い返して逆転!3ラウンド早々にフックでダウンさせてストップしました!

さらにWBC指名挑戦者でサミュエル・ピーターと暫定王座決定戦をしたこともあるジャミール・マクラインを4ラウンドノックアウトで下して世界タイトルマッチを迎えます。

噛み合うわぁ…バーメイン・ステイバーンvs.クリス・アレオーラ

クリチコ戦と再起

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アレオーラは2009年に無敗のまま世界タイトルマッチを迎えます。相手はWBCチャンピオンであるビタリ・クリチコ。背の高いチャンピオンで元WBOチャンピオンでもあり、レノックス・ルイスを苦戦させていてクリス・バードにも敗れておりますが負傷以外で負けたことはないですね。

キャリアの中ではWBOチャンピオンだったハービー・ハイドやWBCチャンピオンのサミュエル・ピーター、元クルーザー級チャンピオンのオーリン・ノリス、コンテンダーのバーン・バーンなどを下しておりますな。

そしてこの試合は開始からクリチコがジャブと右を駆使して間合いを取り、前に出てくるアレオーラをコントロール!ほとんどパンチをもらわないままアレオーラにパンチを集めてアレオーラは耐えていたものの10ラウンド終了後にレフェリーがストップしました!

そして次戦ではコンテンダーのブライアン・ミントとの試合を行うことになります。ミントはペンシルベニアのコンテンダーでハードパンチャー。ビーストのニックネームを持つファイターであり、NABAチャンピオン。前の試合で無敗のドンネル・ホームズをノックアウトして評価を上げましたな。


そしてこの試合は開始から前に来るアレオーラにミントが間合いを取って対抗する展開に!4ラウンドにアレオーラがクロスを決めてダウンさせるとミントは開き直ってきたもののアレオーラのクロスからのフックを受けてダウン!ストップとなりました!

そして次戦では元2階級制覇チャンピオンでヘビー級にて3階級制覇を狙うポーランドのトマシュ・アダメクと対戦。元ライトヘビー級、クルーザー級チャンピオンのアダメクはチャド・ドーソンに敗退したもののそれ以外は無敗。テクニシャンであり、ポーランドのアマチュアエリートでスティーブ・カニンガムを下しておりますな。

そしてこの試合は開始からアレオーラが前に出てきてアダメクがサイドに回って細かいパンチを打ち込む展開に!アレオーラは時折パワーのあるパンチでふらつかせたもののアダメクの細かいパンチを外せず顔を腫らせて判定はアダメクとなりました!

この試合の後アレオーラは四か月後に再起。ケゼダは元キックボクサーのハードパンチャー。トラビス・ウォーカーを初回でノックアウトしており、2005年に4回戦時代に判定負けした以来負けなしでしたが前の試合でガバーンに僅差で負けてますな。


そしてこの試合は開始からアレオーラが前に来てケサダも手数で対抗!しかしアレオーラは徐々に馬力でテイクオーバーして9ラウンドに2度ダウンさせると12ラウンドにもダウンさせ、大差判定勝ちを収めました!

さらに次戦ではコンテンダーでハードパンチャーのジョーイ・アベルと対戦。アベルはミネソタのハードパンチャー。ミネソタ・アイスのニックネームを持っており、勝った試合でノックアウトできなかったのは一度だけというハードパンチャーぶり。しかしノックアウト負けもかなり多く、アレオーラと同じく倒すか倒されはかのボクシングをするエキサイティングなコンテンダーですな。2008年から負けなしで来ており10ラウンドの試合は3試合目ですね。


そしてこの試合は開始からアレオーラがガンガン出てきて狙ってくると1ラウンドの終盤に強烈な右クロスをヒット!アベルは大きくふらついてコンビネーションをロープに追い詰められて被弾するとストップとなりました!

そしてナギー・アギレラ、ケンドリック・レレフォードを立て続けにノックアウトして2012年にはコンテンダーのエリック・モリナと対戦します。モリナは高校の先生もしているコンテンダーでハードパンチャー。クルーザー級からウェイトを上げてきており、元WBCラテンのクルーザー級チャンピオン。デビュー戦でノックアウト負けしてから敗退したことはなく、前の試合でウォーレン・ブローニングをノックアウトしてタイトルを獲得しましたな。

そしてこの試合は開始からアレオーラがめっちゃプレッシャーをかけてきてガンガンくる展開に!モリナは初回に右を当ててふらつかせたもののアレオーラは左フックで逆襲!コーナーに追い込んでのワンツーでダウンさせてノックアウトしました!

ランキングを上げてきたアレオーラは次戦でビッグチャンスを迎えます。バーメイン・ステイバーンとのWBC指名挑戦者決定戦です。ハイチ系カナダ人のステイバーンはアマチュアの頃から活躍してきたエリートでカナダ大会で銀メダルを獲得。オリンピックのトライアルにも残っておりますな。

そしてこの試合は開始から前に出てくるアレオーラがプッシュしたもののステイバーンが3ラウンドに右ショートでダウンさせるとアレオーラは顔面から出血!ステイバーンが巻き返してシャープなジャブを駆使して判定を手にしました!

テクの差やね…ビタリ・クリチコvs.クリス・アレオーラ

ステイバーン戦とワイルダー戦

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アレオーラはステイバーンに敗退した後即座にチャンスを掴むことになります。WBCインターナショナルチャンピオンでコンテンダーのセス・ミッチェルとの試合です。

ミッチェルは元大学のアメフトのスター選手で世界チャンピオン候補。ジョナサン・バンクスによもやのノックアウト負けを喫してリベンジを果たしておりましたな。バンクスには2ラウンドで痛烈なノックアウト負けを喫しており、ハードパンチャーではあるものの打たれて弱いことが既にみんなに知られてしまっておりますな。

そしてこの試合は開始からアレオーラがプレッシャーをかけまくり、ミッチェルがキレのあるパンチを返す展開に!しかしアレオーラは構わず前に来てフックからのコンビネーションでダウンさせるとさらに追撃して初回にストップしました!

アレオーラはノックアウト勝ちしたことで次戦で大きなチャンスを得ます。かつて敗れているバーメイン・ステイバーンとのWBC王座決定戦です。ステイバーンは1年ぶりの試合になりましたな。

そしてこの試合は開始からアレオーラがプレッシャーをかけて右でふらつかせるなど好スタート!ステイバーンはジャブをついてサイドに回り、少しずつ巻き返すと6ラウンドにガードの外からの右を当ててアレオーラはダウン!さらにダウンを奪って追撃するとストップとなりました!

アレオーラはステイバーンに敗れた後に10か月後に再起。8回戦でダウンさせて判定勝ちして無敗のフレッド・カシーとの試合を迎えます。

カシーはカメルーンのコンテンダーでアメリカのニューオーリンズを主戦場としているボクサー。アレオーラと比べるとあまり経験があるわけではなく、10ラウンドの試合は今回が2度目で前は負けてますな。


そしてこの試合は開始から前に来るアレオーラに対してカシーがフットワークを使って間合いを取る展開に!アレオーラはより重いパンチを決めてふらつかせたもののカシーのやりにくさを攻略できず、ドローに終わりました!

そして次戦はコンテンダーのトラビス・カウフマンとの対戦が決まります。カウフマンはタフなことで知られるコンテンダーですね。

カウフマンはペンシルベニアのコンテンダーで2009年に不覚のノックアウト負けをしてから無敗のパンチャー。アマチュアではアメリカ選手権で銀メダルを獲得しており、ステップアップの試合ですな。


そしてこの試合は開始から前に出てくるアレオーラにカウフマンがボディを合わせて3ラウンドにダウンさせる展開に!カウフマンはリードしていたもののアレオーラは後半に猛チャージしてふらつかせら僅差判定を勝ち取りました!
しかし試合後にアレオーラはドーピング発覚。ノーコンテストとなりました!

この後半年間のサスペンドを経てアレオーラはWBCチャンピオンで無敗のハードパンチャーであるデオンテイ・ワイルダーとの試合が決まることになります。

ワイルダーはステイバーンを除く全ての対戦相手をノックアウトしてきたワイルダーはオリンピック銅メダリストで世界王者として実績を重ねてきておりますな。

そしてこの試合はワイルダーが前に出てくるアレオーラを狙い撃ち!アレオーラはワイルダーのパワーの前に4ラウンドにダウンさせられてその後もワイルダーのパワーにさらされ続けて8ラウンド終了後に棄権!ワイルダーは拳を骨折してましたがそのパワーの凄まじさを見せつけました!

アレオーラさん骨折のワイルダーにボコられる…デオンテイ・ワイルダーvs.クリス・アレオーラ

コウナッキ戦、ルイス戦と現在

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アレオーラはワイルダーにノックアウトされてしまった後2年間の時をへてカムバック。8回戦でノックアウト勝ちしてきて、さらに無敗のジャンピエレ・オーガスティンをノックアウトしてチャンスを掴みます。

相手は無敗のアダム・コウナッキ。ポーランド系のニューヨーカーでコンビネーションパンチャーのコウナッキは元IBFチャンピオンのチャールズ・マーティンを撃破。コンテンダーのジェラルド・ワシントンもノックアウトしておりますな。

そしてこの試合は開始からお互いに巨漢が体をぶつけ合う凄まじい激闘に…コウナッキがその中でも優れた回転力で優位に立ちましたがアレオーラは右拳を痛めながらも前に出ることはやめない生き様を見せてコウナッキが判定勝ち。素晴らしい試合になりましたね!

この試合はかなり大きな反響を呼んでアレオーラは拳を負傷していたものの試合前の予想に反して大善戦。またも

そして次戦はロサンゼルスにて元WBO.WBA.IBFチャンピオンで自身に代わってメキシカン初の世界ヘビー級チャンピオンとなったアンディ・ルイスと対戦。ルイスはコンビネーションパンチャーでアンソニー・ジョシュアを大番狂わせのノックアウト勝ちで下して王座を獲得。リマッチでは太りすぎて判定負けしており、再起戦となりますな。

そしてこの試合は開始から前に出るルイスに2ラウンドアレオーラのカウンターが炸裂してルイスがダウンするまさかの展開に!ルイスは3ラウンドにもふらついたものの中盤は逆に間合いを取ってカウンター作戦を展開して逆転。肩を痛めたアレオーラに判定勝ちしました!

しかしこの試合でも評価を高めているアレオーラはまだまだ現役続行。WBC暫定チャンピオンのディリアン・ホワイトとの試合の話がありますね、

ルイスさん悪夢見せられかける…アンディ・ルイスvs.クリス・アレオーラ

今後期待される試合

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アレオーラに期待される試合はヘビー級トップとの試合です。ルイスやコウナッキを苦戦させているアレオーラにはこれからも多くのチャンスが舞い込むと思います。

アレオーラは三度の世界タイトルマッチをしており、実っておりませんが今でもタイトルマッチをやるチャンスはあります。常に激闘が期待できる彼にはまだまだチャンスがあると思って良いですね。

アンソニー・ジョシュアやタイソン・フューリーは難しいかもしれませんがWBC暫定チャンピオンのディリアン・ホワイトやイングランドのベテランのデレク・チゾラ、元WBOチャンピオンのジョセフ・パーカーなどとの試合ならまだまだビッグファイトがやれそうですね。

6ラウンドの右が全てや…バーメイン・ステイバーンvs.クリス・アレオーラ2

アレオーラのファイトスタイル

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アレオーラのスタイルはガードをがっちりと高く上げてどんどん前に出てきてプレッシャーをかけてくるファイタータイプ。

彼の圧力と間合いを詰めてのコンビネーションはとても破壊力が高く左右フック、右オーバーハンドはとても強いです。しかも自分より体格の大きな相手と戦い慣れていることも特徴ですね!

アレオーラは比較的横にでかいヘビー級で背は高くないです。しかし間合いを詰めるとコンビネーションを打ち込むスタイルで打たれても止まらない打たれ強さがとにかく強いタフなコンテンダーですね。

ルイスとの試合で見せたようなカウンターも使え、打たれることは多いもののとにかく打たれ強いです。試合が基本的にノックアウトで終わるというのも古き良きヘビー級を再現しておりますね。

えらい戦争になったもんやな…アダム・コウナッキvs.クリス・アレオーラ 試合後のコメントもあり!

 まとめとアレオーラの今後

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いかがでしたでしょうか?圧倒的な存在感でヘビー級のトップに長年居座るクリス・アレオーラ。メキシカンのヘビー級として今でも試合は大人気を誇り、エキサイティングな試合を何度も展開しております。

コウナッキとの試合をやる前はもう引退すると思われていたアレオーラですがここにきて息を吹き返しております。世界タイトルマッチをやるチャンスもあるほどで、大逆転に向けて動いてほしいですね。

元WBC王者のデオンテイ・ワイルダーやWBCヘビー級王者のタイソン・フューリー、元クルーザー級4団体統一王者のオレクサンデル・ウシク、WBC暫定チャンピオンのディリアン・ホワイト、同じく動けるデブのアダム・コウナッキなど多くの対戦相手との激闘が期待できます!

ちなみにアレオーラの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、ぜひこれを機にWOWOWと契約してはいかがでしょうか??

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