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現代を代表するミドル級ボクサーの1人としてとにかく相手を倒しにくる激しい戦いを売りにしているジェームス・カークランド。倒し倒されの試合をすることで最も人気がある選手の一人ですね!

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カークランドはキャリアの中で世界タイトルを取ったことはなく、世界タイトルマッチをしたこともないです。しかしそのエキサイティングな試合ぶりで多くのファンを獲得しておりスーパースターのカネロ・アルバレスとの試合も引き当てておりますな。

ファイトスタイルはとにかく前に出てきてパンチを振り回してくるとてもアグレッシブでラフなスタイル。相手を初回からノックアウトする気満々でくるのでとても怖いです。ノックアウト率がとても高く、負けた試合もすべてノックアウト負けという激しさを持ちますね。

キャリアの中では元WBO世界スーパーウェルター級暫定チャンピオンのアルフレド・アングロ、コンテンダーのホエル・フリオ、ブライアン・ベラ、後にIBF世界スーパーウェルター級チャンピオンとなるカルロス・モリナらの名前のある相手を撃破。

しかし負けた試合は元WBAスーパーウェルター級暫定チャンピオンの石田順裕に初回ノックアウト負けを喫した試合とスーパースターのカネロ・アルバレスに失神ノックアウトさせられた試合、ファン・マシアス・モンティエルに初回ノックアウトされた試合ですべて打たれ弱さとガードの脆さを突かれたものでしたな。

残念ながらそのスタイルが故に大きなダメージを逆に喰らうことが多く、まさかの敗戦を喫することもままあります。負け方の激しさもこの人の売りですが逆に言うと捨て身で来るので相手が誰でも通用するスタイルがあるし危険なスタイルですね!

そこで彼の試合を楽しむためにこれまでの経歴をまとめてみました!!

エンダムではないカメルーンのウサギフットワーカー!ハッサン・ヌダン・ヌジカム!

カークランドの戦歴

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ジェームス・カークランドは1984年生まれ。アメリカのテキサス州の生まれで現在もテキサス州のオースティンでトレーニングしておりますな。

サウスポーのカークランドは身長175センチ、リーチは178センチとこのクラスでは普通よりも小さめです。サウスポーのファイターとしてインサイドでの打ち合いを得意としますね。

アマチュアとしては134勝12敗のレコードを残しているエリート。4年続けてシルバーグローブで優勝しておりナショナルゴールデングローブでも銀メダルを獲得しております。彼は家族を養うためにオリンピックに行く道を断念してプロに入っておりますな。

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実はパウンド・フォー・パウンドなのではデメトリアス・アンドラーデ!

これまでの実績

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カークランドは2001年にサンアントニオでプロデビュー。この時僅か17歳でしたが3ラウンドノックアウト勝ちを収めてますな。

ここからカークランドは2003年までずっと4回戦。すべての試合に勝利して8回戦と6回戦に昇格します。

2007年からは10回戦に昇格して8ラウンドノックアウト勝ち。さらに元コモンウェルスチャンピオンのオジー・デュランと対戦してタフさに手を焼いたものの判定勝ちを収めます。

さらにブラジルのハードパンチャーであるムハンマド・サレムに2ラウンドノックアウト勝ちしてニューヨークチャンピオンのアレン・コンヤーズと対戦してダウンしたものの初回ノックアウト勝ちを収めます。

更に2度オリンピックに出ているエレモセレ・アルバートと対戦して初回ノックアウト勝ち。メキシコのハードパンチャーであるリカルド・コルテスにも2ラウンドノックアウト勝ちを収めます。

カークランドは2008年にコンテンダーのブライアン・ベラと対戦。ベラはオリンピアンのアンディ・リーに負傷ノックアウトで初黒星を与えたことで有名ですな。

そして試合はハードランチャー同士の試合となり、カークランドが前に出てきて圧倒!2ラウンドにフックでダウンさせるとベラはガードがルーズになりカークランドのパンチをまともに被弾。8ラウンドにもダウンさせてストップを呼び込みました!

そしてカークランドは次戦でベテランコンテンダーのホエル・フリオと対戦。フリオはコロンビアのハードパンチャーでWBOチャンピオンのセルゲイ・ジンジルクに挑んで判定負け。カルロス・キンタナにも負けてますがベテランのコスメ・リベラを下してますな。

そして試合はカークランドが開始から前に来てフリオは下がってカウンターを狙う展開に!お互いのパンチが当たってふらつく展開となったもののフリオは目を負傷!大きく腫らしてしまい6ラウンド終了後に棄権!カークランドが名前のある相手を下しました!

この後カークランドはノンタイトルマッチを立て続けに消化して2試合をノックアウトでクリア。この頃には大きな注目を集めてましたな。

死の行進やな…ジェームス・カークランドvs.ホエル・フリオ

石田戦とカネロ

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意気揚々としていたカークランドは2011年にラスベガスにて元WBAスーパーウェルター級暫定チャンピオンの石田順裕との試合を迎えます。石田は大阪のボクサーで背が高いもののあまりパワーはなく、リゴベルト・アルバレスに判定負け。危険度の少ない相手としてアメリカに初参戦ということもありアンパイと見られましたな。

しかし試合は凄まじいものになります。開始から舐めてかかるカークランドに石田のフックが炸裂!崩れ落ちたカークランドは立ち上がるもののフラフラでワンツーを浴びてまたもダウン!最後も右でダウンさせられてまさかの初回ノックアウト負けとなり、大番狂わせでのキャリア初黒星となります!

この試合では大きな反響を呼んでこの年のアップセット・オブ・ザ・イヤーに認定。カークランドは打たれ弱さが白日の元にさらされることになりましたな。

しかし元気なカークランドは2ヶ月後にすぐカムバック。8回戦をノックアウトで2度クリアするとメキシコへと参戦します。

相手は元WBO世界スーパーウェルター級暫定チャンピオンのアルフレド・アングロ。ハードパンチャーとして知られている元オリンピアンでカークランドと同じく打ち合いに強い選手。カーミット・シントロンに判定負けしたもののそれ以外に敗北はない一流の選手ですな。

そしてメキシコで行われたこの試合は壮絶な試合となります。開始から真正面からの撃ち合いとなりお互いに初回からダウン!しかしカークランドはその後もプレッシャーをかけまくって押し込むと6ラウンドに連打をまとめて見かねたレフェリーがストップ!アングロの持つWBCアメリカ大陸タイトルを強奪し、キャリアハイのパフォーマンスを見せます!

そして4ヶ月後にカークランドはベテランコンテンダーのメキシカンであるカルロス・モリナと対戦。モリナはかつて後にWBA世界スーパーウェルター級スーパーチャンピオンとなるエリスランディ・ララを苦戦させたことで知られており多くのタフな試合を乗り越えておりますな。

そして試合はモリナが出てくるカークランドをホールドしてジャブをコツコツ当ててリード!カークランドは絡め取られてポイントでは明らかに負けていたものの10ラウンドにフックを効かせてダウンさせるとモリナのセコンドがラウンド終了前にリングインしてしまい、カークランドが反則勝ち!思わぬ形で逆転しました!

そして2013年末にカークランドは正念場を迎えます。相手は無敗のハードパンチャーであるグレン・タピア。ナショナルジュニアオリンピックで金メダルを獲得している選手でNABOチャンピオンですな。

そして試合はカークランドが開始から前に出てきてタピアをワンサイドで攻め立てる展開に!タピアは時折打ち返すもののカークランドの絶え間ない攻撃を受けてみるみる失速!6ラウンドに見かねたレフェリーがストップしました!

復活したカークランドはついにビッグファイトを迎えます。元WBA.WBC世界スーパーウェルター級チャンピオンでメキシカンのスーパースターのカネロ・アルバレスとの試合です。

カネロはメキシカンのコンビネーションパンチャーでこれまでフロイド・メイウェザーには敗れたもののWBAチャンピオンだったオースティン・トラウト、アルフレド・アングロ、元3階級制覇チャンピオンのシェーン・モズリー、元ウェルター級二冠王のカーミット・シントロン、WBAスーパーウェルター級チャンピオンのエリスランディ・ララに判定勝ちしておりますね。

そして試合はカークランドが開始から仕留めにきてコンビネーションをとにかく打ち込む展開に!カネロに臆さず立ち向かったもののカネロは冷静に打ち終わりにカウンターしてダメージを与えると初回にカークランドはダウン!それでも攻めたものの3ラウンドにまたもダウンさせられて最後は痛烈な右フックを浴びて体が反転するほどのダウンを奪われて失神!カークランドは無念の敗退となりました!

カークランドさんトルネードかよ…カネロ・アルバレスvs.ジェームス・カークランド

カムバック後

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カークランドはカネロに吹き飛ばされてしまった後4年ほどリングを離れることになります。そしてカムバックしてきた時はカークランドは35歳。ノンタイトルマッチを2度ノックアウトでクリアしましたな。

そして迎えた試合はメキシコのハードパンチャーで勝った試合は全てノックアウト勝ちしているファン・マシアス・モンティエルとの試合。モンティエルは後にWBO世界スーパーウェルター級チャンピオンとなるハイメ・ムンギアにノックアウト負けしてるもののコンテンダーのウーゴ・センテノを追い詰めて引き分けておりますな。

そしてハードパンチャー同士の試合となったこの試合はカークランドが開始から前に来る展開に!しかしモンティエルに入り際に左フックを合わせられてダウンさせられるとコンビネーションを浴びて2度のダウンを追加され、まさかの初回ノックアウト負け!残念ながら敗退してしまいキャリアの岐路に立たされましたな。

カークランドの道のりは終焉か…ジェームス・カークランドvs.ファン・マシアス・モンティエル

今後期待される試合

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激戦区のミドル級でネームバリューを誇るカークランドに期待される試合はやはり他団体の王者たちとの世界戦です。キャリアの中で世界タイトルマッチは一度でいいからやってほしいな。

ミドル級にはWBAスーパー王座、WBC統一王者のカネロ・アルバレス、WBO王者には無敗の2階級制覇王者のデメトリアス・アンドラーデ、WBC王者には無敗のフィジカルモンスターであるジャーモル・チャーロ、IBFミドル級キングで統一王者だったゲンナジー・ゴロフキン、トップコンテンダーのセルゲイ・デレビヤンチェンコ、元WBO世界スーパーウェルター級チャンピオンのハイメ・ムンギアらがチャンピオン級でいます。

正直なところカークランドはミドル級の中では期待できる状態ではないです。しかしネームバリューのある彼なら声がかかる可能性は十分にあるしまずはカムバックして若手を倒して欲しいですね。

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これは爽快やで!ジェームス・カークランドvs.石田順裕

カークランドのファイトスタイル

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カークランドのファイトスタイルはアグレッシブなスタイル。とにかく前に出てくると左右フックとアッパーを打ち込んできて、特にショートのパンチにはとてつもない破壊力がありますね。

初回から相手を倒しにくるのでどうしても後半には息切れし、カウンターを合わせられることも多く、ディフェンスも甘いです。ただ彼の試合は本能のままに打ち合いに興じるボクシングファンならずとも誰もが見ていて魅入るものがありますね。

相手がどんなファイトスタイルでもハードパンチャーでもスタイルを変えないカークランドは勇敢です。チャンピオンとはなってませんがとても多くの名試合を残している人気選手ですな。

初回で出し尽くした激戦…アルフレド・アングロvs.ジェームス・カークランド

まとめ

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いかがでしたでしょうか?激戦区のミドル級でコンテンダーとして常に試合はみんなに期待されるジェームス・カークランド。アラフォーとなりましたがスタイルは変わらず、常に前に来るスタイルを一貫しています。

カークランドが所属するミドル級は世界の最激戦区です。彼のアグレッシブさはその中でも恐らく最高峰。とにかくエキサイティングな試合をするカークランドは引く手数多で多くのショーをこれまで盗んできておりますね。

残念ながらこのままでは世界に到達することはかなり厳しいシチュエーションです。しかし若手に対する登竜門的なポジションでなら活躍できると思いますし、ぜひそのポジションからまたみんなを見返して欲しいですね。

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メキシコのドル箱スター…カネロ・アルバレス!!

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