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日本の誇るアウトボクサーでスーパーフライ級を制したWBCチャンピオンの佐藤洋太さん。アウトボクサーでこのクラスにしては長いリーチと掴みどころないボクシングを展開した強豪です。

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佐藤は苦労人で高校時代にはアマチュアで活躍していたものの大学ではアマチュアのやり方に馴染めずプロに転向。プロデビュー戦では負けているもののそこから巻き返してチャンピオンにまで上り詰めておりますね。

彼のニックネームはマジカル・ボックス。捉え所のないアウトボクシングが信条でサイドへの動き、タイミングの良さ、変則的な動きで相手を幻惑してしまうスタイルを持つやりにくい選手です。

もちろんスタイルがゆえに批判も多く、試合がつまらないと言われることもありましたが彼のボクシングはインパクトがあります。普通ではできない動きをしてくるので予測不可能な点が玄人には受けますね。

キャリアの中ではチャンピオンだったスリヤン・ソールンビサイと対戦して2度のダウンを奪っての判定勝ちでタイトルを獲得。初防衛戦では指名挑戦者のシルベスター・ロペス、2度目の防衛戦ではライバルの赤穂亮に判定勝ちと付け入る隙のない強さを見せましたが後にローマン・ゴンサレスにノックアウト勝ちするシーサケット・ソールンビサイと敵地タイで対戦してストップ負け。キャリアの幕を閉じてますね。

チャンピオンとなってからもスケボーを嗜んだりガソリンスタンドでバイトしていたりと自由奔放な佐藤。今では焼肉店の店長として活躍しており、時たま解説者としてきてくれておりますね。

そんな彼の試合をより楽しむためにこれまでのキャリアを振り返ります!!

世界を席巻するスーパーモンスター!井上尚弥!

佐藤について

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佐藤は1984年生まれで岩手県の生まれ。ちなみに佐藤という名前は婿養子の名前で旧姓は千葉となっておりますな。

奥様との間には3人のお子様がいて自由奔放な彼に奥様も手を焼いてるそうですね笑。趣味はゼニガメの飼育や読書、スケボーや将棋などプロボクサーとは思えないものばかりです。

アマチュアでも活躍しており、中学三年でボクシングを開始。高校のインターハイでベスト8、国体で3位の成績を残しておりますが大学では馴染めず、中退してプロになりましたな。

諦めの悪いタフボーイ!河野公平!

ここまでの実績

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佐藤は2004年にプロデビューしているものの4回戦で判定負けしております。ここから5連勝しているものの7戦目でまたも判定負けと決して順風満帆ではなかったですね。

8戦目からは6回戦に昇格してやがて8回戦へ。2008年には10回戦を経験して連戦連勝。かつて判定負けした相手にリベンジして2010年に敵地広島で日本王座を獲得。

2度世界タイトルマッチをしている河野公平を判定で下して3度の防衛に成功。世界タイトルマッチを迎えます。

佐藤洋太さんマスタークラスへ…佐藤洋太vs.シルベスター・ロペス

王座の獲得と指名戦

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佐藤は2012年についに世界タイトルマッチを迎えます。相手はWBCチャンピオンのスリヤン・ソールンビサイ。かつてポンサクレック・ウォンジョンカムに苦戦を強いているアウトボクサーですね。トマス・ロハスを下して王座を獲得しており、元WBAチャンピオンの名城信男を下して防衛しておりますな。

そしてこの試合は佐藤がスリヤンのボディ攻撃に苦しみながらも3ラウンドに2度のダウンを奪い、KO寸前にまで追い込む熱戦の末判定勝ち!見事に初挑戦で世界王者に輝きました!

そして初防衛戦では指名戦をこなすことに。フィリピンのハードパンチャーであるシルベスター・ロペスとの試合を迎えます。

ロペスはフィリピン人の強打者で168センチと大きめの体を持つが、減量が相当厳しかったそうで、危うくウェイトオーバーとなっていた。この試合の前までKO勝利を5連続しており、指名挑戦者として日本のリングに降り立見ましたな。

そしてこの試合は佐藤が強打のロペスを射程圏内に入れずにアウトボクシングを12ラウンドに渡って悠々展開。見事な内容で全く危なげなく大差判定でロペスを退けました!

佐藤洋太がスリヤンと熱戦の末王座奪取!佐藤洋太vs.スリヤン・ソールンビサイ

赤穂戦と陥落。引退へ

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佐藤は2012年に防衛戦で国内ライバルでヤンキー対決とされる赤穂亮との試合を迎えます。2人はかつて試合をするはずだったもののケガで流れておりますな。

赤穂は太平洋チャンピオン。かつて佐藤が日本チャンピオンだった時に試合をするはずだったものの怪我で流れたライバル関係です。めちゃくちゃハードパンチャーとして知られておりますね。

そしてこの試合は佐藤が開始からフットワークと正確なジャブで赤穂を幻惑!赤穂は前に出たいもののほとんどパンチを当てることができないままラウンドを消化。大差の判定で佐藤がライバルを下しました!

佐藤はこの試合に勝利して次戦で敵地タイに乗り込むことが決定。サウスポーのハードパンチャーであるシーサケット・ソールンビサイとの試合を迎えることになります。

シーサケットはサウスポーのハードパンチャーでとにかく前に出てくると頭をつけてパンチを打ち込むファイター。デビュー戦では日本に来ており後に3階級制覇チャンピオンになる八重樫東に負けてますな。

そしてこの試合は開始からシーサケットがガンガン出てきてコンビネーションをねじ込みくる展開に!佐藤はいつものフットワークが使えず、動きが別人となりシーサケットの猛攻にさらされて8ラウンドにストップとなりました!

佐藤はこの敗北で残念ながら王座陥落して数日後に現役引退をアナウンス。そして焼肉店の店長となることをアナウンスしていて現在も頑張っておりますね!

敵地はやはり難しいね…佐藤洋太vs.シーサケット・ソールンビサイ

佐藤のファイトスタイル

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佐藤のファイトスタイルは変則的なアウトボクサー。ロングレンジをキープして長いジャブと右のリードを打ち込み、目の良さを活かして相手のパンチを外してきますね。

対戦相手を一撃でノックアウトするような破壊的なパワーや圧倒的なスピードはないものの他の誰よりも捉え所のなさを持ち、手をぐるぐる回したりノーガードで来たりと教科書にない動きをすることが持ち味です。

そして最大の武器はやはり目の良さとバランス感覚。赤穂戦では何度もロープに追い込まれてもパンチを外して超人的なディフェンスの高さを見せていました。シーサケット戦でも打たれてもダウンせず、打たれ強さを見せましたね。

弱点としてはあまりないですが強いて言えば接近戦。リーチが長いので接近戦になるとパンチを外すだけで手が出なくなります。シーサケットのようにとにかく押し込んでくる相手との相性はあまり良くなかったですね。

赤穂さん全くついていけず…佐藤洋太vs.赤穂亮

まとめ

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日本を代表するようなアウトボクサー王者としてこれまで変則的で印象に残るようなボクシングをしてくれた佐藤洋太。彼のボクシングは日本人離れしており、個人的には最も好きなボクサーの1人です。

彼のスタイルはとにかく変則的。スタスタと歩いたと思ったらいきなりジャブを打ち込んだり、セオリーにはない動きをしてくるのでまっすぐな相手であればあるほど苦戦させられる傾向にありますね。

シーサケットに負けてすぐに引退してしまいましたが個人的には引き際も美しかったかなと思います。まだやれたとは思うのですが彼のことですからボクシングが全てではないはずなので。

いわゆる井上尚弥や、内山高志、山中慎介のような一発強打を売りにしているタイプではないので、人気、知名度という点では彼らに一歩劣りますが日本歴代でもボクシングファンの間で人気が高いです。特にスリヤンとの試合は激戦でしたね。

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タイのチョコ割りパンチャー!シーサケット・ソールンビサイ!

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