こんにちは管理人です。
今日は2019年11月9日にアメリカで行われたWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者ジャメル・ヘリングvs.レイモント・ローチの一戦です!
これはなかなかの凡戦の予感がするぞ…ジャメル・ヘリングvs.レイモント・ローチ予想
この試合はヘリングの初防衛戦。ベテランズデーで迎えた初防衛戦は元海兵隊でオリンピックのリーダーを務めたヘリングにうってつけの日ですね!伊藤を番狂わせで破って指名戦を迎えています。
ローチはプエルトリコのアウトボクサー。かなりやりにくいボクサータイプでここまで無敗を誇るスリックな選手です。前回の試合のジョナサン・オケンドに疑惑の判定勝ちで指名挑戦者の権利を得ましたな。
そしてこの試合は開始からヘリング街ローチの弱点であるボディを長い間合いから当てまくる作戦。ローチも中盤左フックをインサイドで当てるシーンを作ったもののヘリングがリーチ差を生かしてコントロールしてボディを効かせて判定勝ちを飾りました!
それではこの試合を振り返ります!
伊藤さん無念の陥落…伊藤雅雪vs.ジャメル・ヘリング 試合後のコメントもあり!
試合経過
1ラウンド
ヘリングはサウスポースタンスから長いジャブをついて間合いを保つ。
さらに長い左ストレートをついてローチはかなりリーチ差を感じている。
ローチはなかなか踏み込みが速く、もみ合いでパンチをねじ込む。
ヘリングはボディを狙っており、ローチの弱点をよく研究して来ている。
残り1分にも左右ボディを決めて打ち終わりにも左ボディ。ローチも離れ際に左打ち下ろしを当ててくる。
2ラウンド
ヘリングはワンツーから右フックを顔面に返してくる。
さらに長い間合いから強めの左ボディをねじ込んでローチの右ボディはブロック。
ローチはプレッシャーを受けて下がる展開となり間合いが詰まると左フックを思い切り出してくる。
ヘリングはしつこく左ボディを狙って来てもみ合いでも左ボディをねじ込む。
3ラウンド
ヘリングは入り際に右フックを合わせてタイミングが良い。
ヘリングはプレッシャーをかけて長い間合いからワンツーを出す。
ローチが来ると右フックを合わせて離れると左ボディを放り込む。
ヘリングは間合いを詰めることはせず一定に保ってローチの打ち終わりにも左ショートアッパーを返す。
ローチも右ボディを返すもののヘリングはすぐに左右ボディを返してガードの上にも左を当てる。
4ラウンド
ヘリングはローチと間合いを保ってリターンの左を返す。
そしてローチは左フックをカウンターで放ってこれはなかなか怖い。
ヘリングは左ボディをねじ込んでローチは間合いを詰めて左右ボディを当てる。
ヘリングはローチが来るところに右フックを当ててなかなかいいラウンドになる。
5ラウンド
ヘリングは左右ボディを遠い間合いから打ち込んで下がる。
ローチはもみ合いで右ボディをねじ込んでガードを高く上げる。
ヘリングはしつこく右ジャブを上、左ストレートをボディのパターンを当てる。
ヘリングはジャブをついてサイドに回りローチが飛び込むとクリンチする。
そしてかわして左フックのパターンも見せてローチはかなりやりにくそう。
6ラウンド
ローチは頭から突っ込んできてインサイドに入ろうとするが左ボディを被弾して動きが少し止まる。
ヘリングはさらに右ボディをねじ込んでプレッシャーを逆にかける。
さらにアッパーとフックのコンビネーションをガードに当ててローチに調子つかせない。
ヘリングは前に出て来て左ボディを当ててローチは嫌がっている。
伊藤殊勲の米国で王座奪取!! 伊藤雅雪vs.クリストファー・ディアス
7ラウンド
序盤ローチがラビットパンチ気味の左フックを当ててふらついたヘリングに襲いかかる!
ヘリングはジャブを当てて入り際に左クロスを当てる。
さらに左ボディを当てて入り際に右フックを合わせる。
ローチはパワフルなフックを出して来てこのラウンドは微妙なラウンドになる。
8ラウンド
ローチは間合いが詰まると左右フックをラビットパンチ気味に出してヘリングも嫌がっている。
ヘリングはワンツーを出してさらに左ボディをストレートで出す。
そして打ち終わりに左ボディをねじ込んでローチも右ボディを返す。
中盤にはヘリングの動き出しに左フックをローチがうまく当ててくる。
ヘリングは長い間合いから相打ちの左ストレートを顎に当てる。
9ラウンド
ヘリングはボディブローを主軸にまた間合いを保つボクシングを展開。
ローチはかなりボディが効いてきたようでだんだんガードが下がってきている。
さらにヘリングは長い間合いからのジャブから左ストレートを強めに出してけん制。
ロートはだんだんプレッシャーも弱くなってきてスタミナも底をついてきている。
ボディがキーになるかな…カール・フランプトンvs.テイラー・マクレリー予想
10ラウンド
ヘリングはもみ合いの中でアッパーとボディをねじ込む。
ヘリングは長いジャブをコツコツ当てて左ボディを当てるとローチは体がくの字に曲がる。
そしてアウトサイドからジャブを当てて顔面にも左ショートをガードに当てる。
そして左ボディを打ち込むとローチはだんだん手数も落ちてくる。
ローチが入ってくるところには左ショートを合わせてヘリングがコントロールを取り戻す。
11ラウンド
ローチは前に出てくるもののヘリングが左のカウンターをちらつかせる。
そしてジャブをついてサイドに回るパターンで間合いを生かす。
中盤にも左ボディを当ててローチは明らかに効いて来ている。
ローチが前に来ると左フックを狙うがヘリングは安全運転に切り替えてきた。
12ラウンド
ヘリングがボディを打ち込むとローチはかなり嫌がっている。
顔面にもハードな左ストレートをガードに当ててペースを渡さない。
ローチは左フックを狙ってくるが入り際に左を被弾する。
遠い間合いからヘリングがジャブを出して近づかれるとクリンチのパターンでゴングが鳴る。
判定は115-113が1人、117-111が2人の3-0でヘリング!
ちなみに僕は116-112でヘリングでした!
凄い中身詰まった4ラウンドやったな・・・ミゲール・ベルチェットvs.ジェイソン・ソーサ
所感
面白かったな…
凡戦になるとか言って申し訳ない笑。なかなか面白い試合になったし、ヘリングのテクニックと左ボディの威力は見ていてとても見応えがありましたな。
ローチはどうしてもカウンターパンチャーなので待ちのスタンス。ここがヘリングのような長い間合いを保つ相手とは相性が良くない点ですよね。
また、功を奏してたのはヘリングの開始からの左ボディ攻撃。ローチは明らかに効いていたしこの辺りのゲームプランもヘリングの方が上手でしたね。
海外ボクシングの試合を見るならWOWOWがおすすめです!お申し込みは下記のリンクからどうぞ!!