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6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤがライアン・ガルシアを差し置いてベストなプロスペクトとしているウェルター級のバージル・オルティス。破壊的なパンチャーとしてウェルター級を席巻しております。

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オルティスはメキシコ系アメリカ人でテキサス州に拠点を置いているパワーパンチャー。強烈な左フックと叩きつけるような右を武器としており全ての試合をノックアウトで終わらせてきている化け物ですね!

ライアン・ガルシアのようなトーク力で客を沸かせて多くのフォロワーとヘイターを抱えるわけではないのですが、彼の場合はより破壊的なパフォーマンスが多く、対戦相手が耐えきれなくなって倒れてしまう場合と意識を断ち切るようなパンチが多いですね!

まだ世界タイトルを獲得してはいないものの、実力は折り紙つきでガードの上からでも叩きつけるような右フックは対戦相手をガードの上から破壊するほどの威力を誇ります。さらに左ボディも破壊的で相手を萎縮させてしまえる圧倒的なパンチングパワーが持ち味ですね!

キャリアの中ではすでに元WBAスーパーライト級暫定チャンピオンでKO負けしたことがなかったマウリシオ・エレーラを3ラウンドで失神KO。ホセ・ラミレスに挑戦して判定まで粘ったアントニオ・オロスコを強烈なボディブローでKOして元WBOスーパーライト級チャンピオンのモーリス・フッカーを下しており多くのボクシング関係者の度肝を抜いております。

現在のウェルター級はボクシングでも最もビッグネームが集うエキサイティングな階級。WBAスーパーチャンピオンにはレジェンドで6階級制覇チャンピオンのマニー・パッキャオが君臨しており、40歳でもまだまだ健在。IBF.WBCチャンピオンには無敗でパウンド・フォー・パウンドの1人とされるエロール・スペンスがおり、WBOには現代のパウンド・フォー・パウンドとされている無敗の3階級制覇チャンピオンのテレンス・クロフォードが君臨しております。

コンテンダーには元IBF.WBCチャンピオンでスペンスを大いに苦戦させたショーン・ポーター、パッキャオと激戦を繰り広げた末に僅差判定負けで初黒星を喫したばかりのキース・サーマン、元4階級制覇チャンピオンでスペンスに敗れたもののビッグネームのマイキー・ガルシア、元2階級制覇チャンピオンでスペンスへの挑戦をアピールしているダニー・ガルシア、ポーターを苦戦させた元オリンピック銅メダリストのヨルデニス・ウガス、元WBCライト級チャンピオンのオマール・フィゲロア、コンテンダーで長身のジャメル・ジェームズ、元4階級制覇チャンピオンのエイドリアン・ブローナー、元スーパーライト級統一チャンピオンでスピードスターのアミール・カーン、元IBFチャンピオンでポーターを破ったケル・ブルックなどが控えており、オルティスなら誰と当たっても脅威になること間違いなしです!

ということで、オルティスの試合をより楽しむためにオルティスの来歴をまとめてみました!!

デラホーヤ期待の自分大好きナルシスト!ライアン・ガルシア!

バージル・オルティスについて

オルティスのプロフィール

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オルティスは1998年のアメリカのテキサス州ダラスの21歳。メキシコ系アメリカ人でいわゆるヒスパニック系の人々に多くのファンベースを持っておりテキサスを主戦場としておりますな。

オルティスはアマチュアの頃から活躍しており2013年にアメリカのジュニアナショナル大会でベスト4まで進出。2015年には後にライト級コンテンダーとして活躍するライアン・ガルシアと対戦して僅差判定負けしてますね。

2016年にはナショナルゴールデングローブに出場。クォーターファイナルで後にウェルター級プロスペクトになるリチャードソン・ヒッチンズに勝利してファイナルまで進出しましたが後にスーパーライト級プロスペクトになるフランク・マーティンに僅差判定負けで準優勝。プロに転向してますな。

エレーラさん立ったままアナザースカイ・・・バージル・オルティスvs.マウリシオ・エレーラ

これまでの経歴

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オルティスは2016年4月にプロデビュー。カリフォルニア州のファンタジー・スプリングス・カジノで初回ノックアウトしており、地元の東海岸ではなく、西海岸で試合をしていたわけですな。この頃はゴールデンボーイプロモーションのカードの前座で試合をしていました。

5試合4回戦を経験したオルティスは6戦目から6回戦に昇格。6回戦は二度試合を行ってその後は8回戦に昇格しています。自身のルーツであるメキシコでの試合も初回ノックアウトで終えると9戦目からは10回戦に昇格。

元IBF、WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンのファン・カルロス・サルガドと対戦します。サルガドはメキシコのハードパンチャーでかつて日本で当時無敗だったホルヘ・リナレスを初回ノックアウトして世界を驚かせた男。内山高志に初防衛戦でけちょんけちょんにやられましたが、アルへニス・メンデスに勝利してIBFタイトルも手中にいれましたな。元WBAフェザー級チャンピオンのジョナサン・ビクター・バロスに勝利したもののメンデスとのリマッチで失神ノックアウト負け。その後は元2階級制覇チャンピオンの粟生隆寛に敗れるなど5連敗を経験してましたな。

そしてこの試合はパワーと体格で勝るオルティスが全盛期を過ぎたサルガドを一方的に攻める試合になり、3ラウンドにボディショットでダウンさせると、サルガドはカウントアウト!!オルティスが驚異的なパワーで経験に勝る相手を下しました!!

さらに次戦では元WBCスーパーライト級シルバー王者でメキシコの強打者であるロベルト・オルティスと対戦。ルーカス・マティセーとの対戦しているベテランに2ラウンドノックアウトであっさりと下します。

そしてさらにメキシコのサウスポーのヘスス・バラヤンと対戦。オルティスの地元のテキサス州で行われたこの試合はレイモント・ローチとも対戦しているベテランのバラヤンをパワーで圧倒してバラヤンはダメージから5ラウンドで棄権!オルティスはこの試合の後ステップアップします。

デラホーヤの方がいいなぁライアン・ガルシアvs.ホセ・ロペス 試合後のコメントもあり!


エレーラ戦とオロスコ戦

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オルティスは2019年に一気に対戦相手のレベルを引き上げることになります。まず5月にカネロ・アルバレスvs.ダニエル・ジェイコブスのミドル級王座統一戦のアンダーカードのセミファイナルで元WBAスーパーライト級暫定チャンピオンのマウリシオ・エレーラと対戦。

エレーラはここまでKO負けした経験のない曲者。後にWBOスーパーライト級チャンピオンとなるルスラン・プロボドニコフに初黒星を与えて、敵地となるプエルトリコで当時無敗でスーパーライト級統一チャンピオンだったダニー・ガルシアと対戦して大いに議論を呼んだ判定負け。幻の初黒星を与えたとされてますな。その後はタイトルを獲得したものの当時無敗のホセ・ベナビデスと対戦して議論を呼んだ判定負けで陥落しましたな。

そしてこの試合はオルティスの素晴らしいパフォーマンスとなります。エレーラはパワーレスで間合いを取るもののオルティスはガンガン前に出て2ラウンド終了間際にダウンを奪うと3ラウンドに右フックをロープ際で当ててエレーラはたったまま失神!!レフェリーが即座にストップをかける試合で最高のパフォーマンスをしました!

さらにオルティスは8月に自身初の地元のテキサス州でのメインイベントを任されます。そして世界中で中継されたこの試合の相手はアントニオ・オロスコ!

オロスコはかつて無敗のままWBC世界スーパーライト級チャンピオンのホセ・ラミレスに挑んで2度ダウンしながらも判定まで粘ったタフな選手で3階級制覇チャンピオンのウンベルト・ソトや元IBFフェザー級チャンピオンのスティーブ・フォーブスなどを下してきておりますね。

そしてこの試合はオルティスが少し苦戦します。初回に左ボディをきかせてその後も圧倒していくもののオロスコの右リードとジャブを被弾してオルティスも目を腫らす意外な展開となります。しかし6ラウンドにオルティスがボディを効かせて一気に3度のダウンを奪うとストップ!オルティスが流石の爆発力を見せつけてコンテンダー対決を制します!

まだ次戦は決まっていませんがコンテンダークラスとの試合は確実。彼のパワーパンチなら多くの相手をノックアウトできるので今後がとても楽しみですね!

センセーショナルな試合やないかい…バージル・オルティスvs.アントニオ・オロスコ 試合後のコメントもあり!

さらに次戦は12月13日にカリフォルニアのインディオにあるファンタジー・スプリングス・カジノにてコンテンダーのブラッド・ソロモンと対戦。ソロモンは元WBAインターナショナルチャンピオンで、元世界タイトルチャレンジャーのフレディ・エルナンデスやデメトリアス・ホプキンスを破っている選手。アラフォーですが1度僅差の判定負けを喫したことが無く、半身に構えて動き回るやりにくいタイプです。

この試合はゴールデンボーイプロモーションの2020年最後のカードになり、またまたメインイベントになるので世界が注目する試合になりますね!

そして試合では開始からプレッシャーをかけてくるオルティスがソロモンを圧倒!!ジャブを当ててボディを効かせると4ラウンドにソロモンはジャブでダウン!!再開後もボディを効かされて5ラウンドに左フックに合わせる右を食らったソロモンはその後の連打でダウン!立ってきたものの追い詰められて左フックダブルで自らしゃがんでダウンし、レフェリーストップとなりましたね!

試合後には自らのパフォーマンスをBプラスと評したオルティスは2020年により名前のあるコンテンダーとの試合が求められますね!!

オルティスさん剛で柔を制す…バージル・オルティスvs.ブラッド・ソロモン

そしてオルティスは2020年7月にコロナウイルスの影響で延期となっていたベテランコンテンダーのサミュエル・バルガスとの試合を敢行。ゴールデンボーイプロモーションのカムバックの初戦のメインイベントとなります。

バルガスはかつて2階級制覇チャンピオンのダニー・ガルシアや元スーパーライト級統一チャンピオンのアミール・カーン、元WBAウェルター級チャンピオンのルイス・コラーゾと対戦。カーンからはダウンさせていることで有名でタフでしつこいファイターですね。

そして試合はオルティスが開始から優れたパワーでバルガスを圧倒!!初回からバルガスは顔を紅潮させるほどで、ボディ攻撃を敢行してバルガスもよく食い下がったものの7ラウンドにオルティスが力任せのコンビネーションをしこたま浴びせると見かねたレフェリーがストップ!!タフな相手をストップしてパワーを示しました!!

最後は力でねじ伏せたな…バージル・オルティスvs.サミュエル・バルガス

そしてオルティスは次戦でビッグファイト。元WBO世界スーパーライト級チャンピオンのモーリス・フッカーとの試合を迎えます。フッカーはロングマンで敵地となるイングランドで元WBOライト級チャンピオンのテリー・フラナガンと対戦して判定勝ち。WBCチャンピオンのホセ・ラミレスに敗れて王座を失いましたな。

そしてこの試合は開始からオルティスが前に出てきてフッカーがジャブと長いパンチで間合いを取る展開に!フッカーは良いタイミングでパンチを返していたもののオルティスが力で押し切って6ラウンドにダウンさせ、7ラウンドにダウンを追加して仕留めました!

破壊神がテストクリア…バージル・オルティスvs.モーリス・フッカー

そして次戦はエジディウス・カバロウスカスとの試合が決定。カバロウスカスは1988年生まれの32歳。世にも珍しいリトアニア出身のボクサーでカバロウスカスはアマチュアとして2度オリンピックに出たエリート。2011年の世界選手権では銅メダルを獲得しておりますな。

ここまでのレコードは22勝18KO1敗1引き分け。戦績が示す通りの強打者でガードを固めて振ってくる右フック、ストレートにはかなりの威力があり硬質ですな。

キャリアの中ではアメリカのカリフォルニアのオックスナードに拠点を置いており元IBFスーパーフェザー級王者で名トレーナーのロベルト・ガルシアとトレーニングをしておりますな。

実績としてはNABFタイトルを2017年に獲得。その初防衛戦で元WBAレギュラー王者のデビッド・アバネシヤンと対戦。シェーン・モズリーを下したアルメニア人を6ラウンドKOで下しております。

しかしはフィラデルフィアにてオレクサンデル・グヴォジクの前座でレイ・ロビンソンと対戦してドロー。多くのファンはロビンソンが勝っていたと話しておりファンを残した上でのタイトル挑戦となりましたな。

そしてクロフォードとの試合では実質的にカウンターでダウンさせたもののそこからは鳴かず飛ばずでボコボコに…9ラウンドストップで世界は遠かったな。

そして昨年はトップランクの試合でミカエル・ジュースキと対戦。7ラウンドと8ラウンドにダウンさせてノックアウト勝ちしていてカムバックしてますな。

打ち合いにはなるんやろな…バージル・オルティスvs.エジディウス・カバロウスカス予想

今後期待される試合

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オルティスに今後期待される試合は世界タイトルマッチです!まだプロスペクトの座に甘んじているガルシアには世界タイトルという称号が欲しいですね!

しかし、ウェルター級で世界タイトルを獲得することはめちゃくちゃ難しいです。世界で最も激戦区であり、みんな半年に一回ビッグファイトをするのでそこに食い込むのはかなり時間がかかり、ネームバリューも求められますね!

誰もが羨むWBAスーパーチャンピオンのマニー・パッキャオ、IBF.WBC統一チャンピオンのエロール・スペンスはPBCをプラットフォームとしており、キース・サーマン、ショーン・ポーター、ダニー・ガルシアなどもみんなPBCをプラットフォームとしており、オルティスとの試合の早期実現は現実的では無いです。

テレンス・クロフォードもESPNを主戦場としており、アミール・カーンやケル・ブルックは同じDAZNをプラットフォームとしています。マイキーはフリーエージェントなので対戦の経験もありますが、可能性があるとすれば彼らとの試合になりますね。

しかしまだオルティスは彼らのステージには到達していないのでまずはコンテンダークラスとの対戦経験を積んでいき、相手を圧倒的なパフォーマンスで下していけばグッと世界タイトルマッチが近づくと思いますね!

ノックアウト・オブ・ザ・イヤーきたか!?ワシル・ロマチェンコvs.アンソニー・クローラ 試合後のコメントもあり!

オルティスのファイトスタイル

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https://www.youtube.com/watch?v=XOA57Mv5Z58

オルティスのファイトスタイルはガンガンプレッシャーをかけて相手のガードの上やボディをねじ込んで徐々に相手を効かせて最後に思い切りパンチを当てて相手を崩してしまう破壊的なタイプ。圧倒的なパワーで相手を潰してしまうスタイルですね!

オルティスの強さの秘密は圧倒的な打撃力。身体能力が高いわけではなく、ディフェンスもそこまで良いわけではないですし、スピードに優れているわけでもないです。しかしジグザグに相手を追い込んで間合いを詰めるとそのパワーで相手を押し潰してしまうタイプなのでエキサイティングですね!

その強さはまだまだ発展途上。パンチングパワーはすでに異様なものを持ちますが、ディフェンスを磨くとさらに手に負えなくなりますし、右フックや左フックを当てるためのパンチを当てられるようになるとますます強くなりますね!

性格的にも傲慢になるタイプではないのであまり心配はしてないけど今後階級を上げてきてより強いパンチを受けられるかは疑問かな。オロスコにはパンチを当てられて顔面に腫れも見られましたし、今後もまだまだ経験が必要なことは間違い無いですね!

テオフィモさん試練の予感リチャード・コミーvs.テオフィモ・ロペス予想


まとめ

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いかがでしたでしょうか?圧倒的なパワーと若さに任せた勢いで相手を圧倒して叩き潰すスタイルのバージル・オルティス。そのパワーの凄まじさはまさに圧倒的でガードの上からでも相手を潰してしまうパワーパンチを持っておりますね!

オルティスは激戦区のウェルター級に属していて現在のウェルター級はボクシングでも最もビッグネームが集うエキサイティングな階級。WBAスーパーチャンピオンにはレジェンドで6階級制覇チャンピオンのマニー・パッキャオが君臨しており、40歳でもまだまだ健在。IBF.WBCチャンピオンには無敗でパウンド・フォー・パウンドの1人とされるエロール・スペンスがおり、WBOには現代のパウンド・フォー・パウンドとされている無敗の3階級制覇チャンピオンのテレンス・クロフォードが君臨しております。

コンテンダーには元IBF.WBCチャンピオンでスペンスを大いに苦戦させたショーン・ポーター、パッキャオと激戦を繰り広げた末に僅差判定負けで初黒星を喫したばかりのキース・サーマン、元4階級制覇チャンピオンでスペンスに敗れたもののビッグネームのマイキー・ガルシア、元2階級制覇チャンピオンでスペンスへの挑戦をアピールしているダニー・ガルシア、ポーターを苦戦させた元オリンピック銅メダリストのヨルデニス・ウガス、元WBCライト級チャンピオンのオマール・フィゲロア、コンテンダーで長身のジャメル・ジェームズ、元4階級制覇チャンピオンのエイドリアン・ブローナー、元スーパーライト級統一チャンピオンでスピードスターのアミール・カーン、元IBFチャンピオンでポーターを破ったケル・ブルックなどが控えており他の階級なら普通に世界チャンピオンである選手ばかりです!

オルティスはまだ世界タイトルをやるには経験不足であると言われておりますが、2020あたりにはウェルター級での世界タイトルマッチを狙うのではないかと思います。WBAウェルター級のレギュラー王座はDAZNの陣地にありますし、まずはこのタイトルを狙うのではないかと思われますね!

ガルシアのような煌びやかな魅力を振り撒くような性格ではないですが、パフォーマンスの凄まじさは目を見張るものがあります。今後間違いなく世界のトップに食い込んでくる選手ですので、注目が必要な選手ですね!

 ちなみにそんなオルティスの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、WOWOWを是非試してみてはいかがでしょうか?

(海外ボクシングを見るならWOWOW

これは元スモールな男たちのドリームマッチ…マニー・パッキャオvs.マイキー・ガルシアのテレビを見る方法は?これまでの経歴も紹介!

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