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現代を代表する重量級ボクサーの1人でめちゃくちゃ華麗なボクシングスキルとディフェンスで相手のパンチをほとんどもらわない美しいアウトボクサーのカレブ・プラント。まだ世界王者となってから日が浅いですが実はスーパーミドル級戦線でもかなり実力者とみなされています。

プラントは2019年の1月にPBCのこの年のトップバッターとしてIBFスーパーミドル級王者のホセ・ウスカテギに挑戦。アンドレ・ディレルを下したノンストップの連打を誇るウスカテギ相手に2度のダウンを奪っての判定勝ちという番狂わせを起こして世界タイトルを獲得しています。

さらには2019年最大のカードとなったラスベガスでのマニー・パッキャオvs.キース・サーマンのウェルター級タイトルマッチの前座にて初防衛に成功。3ラウンドKOで圧倒しておりチャンピオンになってからその強さに磨きがかかっています。

プラントの強さはなんといってもその見切りの良さ。相手のパンチをまともにもらわないヘッドスリップなどの目には見えないディフェンスがとてもうまく相手が攻撃してきてオープンになったところにカウンターを当ててダウンさせるなどスキルも全体的に高いです。

ウスカテギをダウンさせるなどパワーもそれなりにありマイク・リー戦で見せたようにスピードも速いという穴があまりないことからかなり攻めあぐねてしまうタイプで誰とやってもタフな試合になると思いますね!

そんなプラントには幼い娘が生まれてすぐに亡くなってしまった過去がありさらに2019年にはお母様も事件を起こして射殺されてしまうなどかなり重い過去を背負う方でもあります。なので尚更応援したくなってしまいますよね。

スーパーミドル級には同じくPBCで試合をしているWBC王者のアンソニー・ディレルが休養王者のデビッド・ベナビデスと対戦することが決まっており他にも元WBOミドル級王者のピーター・キーリンや元IBFスーパーミドル級王者のカレブ・トゥルーアックスが控えており多くの試合が実現されるとプラントの認知度も上がるのではないかと思います。

ということで、彼の試合をより楽しむためにプラントの来歴をまとめてみました!!

偉大なる父の名を背負うネクスト・ジェネレーション!クリス・ユーバンク・ジュニア!!

プラントの戦歴

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プラントのプロフィール

カレブ・プラントは1992年生まれの27歳。アメリカのテネシー州アッシュランドシティのナッシュビル出身で現在はネバダ州のヘンダーソンに在住。異名はSweet Hands。技巧派のテクニシャンであることを意味しています。

プラントはかなり幼少期貧しかった模様で事あるごとに自分にはボクシングしかない、ボクシングの試合で死ぬ覚悟があると語るなどボクシング以外に自分には生きる道がないと話してますね。

プラントはアマチュアの頃から多くの才能に恵まれており8歳の頃から地元のボクシングジムでボクシングを始めると2011年のゴールデングローブで優勝。。。2012年のロンドンオリンピックのライトヘビー級の補欠選手に選ばれておりますね。

予想通りの展開やけど予想の何倍か良い試合やな…アンソニー・ディレルvs.アブニ・イルディリム

これまでの実績

プラントは2014年にプロデビュー。このデビュー戦からボクシングアドバイザーとして著名なアル・ヘイモンと契約しており初回KO勝ちでデビュー戦を飾りこの時はミドル級までウェイトを絞ってました

プロ6戦目から6回戦に昇格したプラントは9試合中で8試合でKO勝ち。2015年8月にはカナダまで出向いてハンガリーのコンテンダーで後にWBOスーパーウェルター級王者になるリアム・スミスと対戦しているゾルタン・セラを初回でKOしています。

この後に8回戦に昇格したプラントは2試合連続判定勝ち。2016年8月に10回戦に昇格するとコロンビアの強打者で元WBCラテンミドル級王者のファン・デ・アンヘルを4ラウンドにダウンさせての判定勝ちを収めます。

さらにガーナの強打者のトーマス・アウィムボノを判定で下して元WBCアメリカミドル級王者のアンドリュー・エルナンデスと対戦します。後にWBO王者のヒルベルト・ラミレスを大苦戦させるジェシー・ハートと対戦しているエルナンデスを寄せ付けずにシャットアウトの判定勝ちを収めていますね。

そして2018年2月にはテキサス州エル・パソにて初めての12回戦を経験。相手はメキシコの強打者であるロヘリオ・メディナ。かつてIBF王者だったジェームス・デゲールに挑戦して判定負け、後にWBC王者になるデビッド・ベナビデスと対戦してKO負けしているメディナのアタックをするするとかわして大差判定勝ち。評価を高めますがこの試合で拳を骨折したプラントは1年間のブランクを迎えます。

スーパースリックなサウスポー!ビリー・ジョー・サンダース!

(海外ボクシングを見るならWOWOW)

ウスカテギとの対戦と王座獲得

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無敗のまま世界ランキングをあげてきたプラントは1年ぶりの試合で大きなチャンスを掴みます。IBF世界スーパーミドル級王者のホセ・ウスカテギとの対戦です。
ウスカテギはこれが初防衛戦で元ミドル級のベネズエラ人。メキシコを拠点としているノンストップのコンビネーションパンチャーで無尽蔵のスタミナと絶え間ない連打で世界タイトルを獲得してきましたな。
ちなみにウスカテギがタイトルを獲得した相手は元オリンピック銅メダリストのアンドレ・ディレル。かつてスーパー6トーナメントに参戦したスキルの高いパンチャーでアルツール・アブラハムやジェームス・デゲール、カール・フロッチと対戦してきた強豪でアブラハムの反則アッパーを食らってから神経症を発症してしまい動きが別人のようになりましたが世界タイトルマッチでウスカテギと対戦して圧倒されてしまいながらもラウンド終了後のパンチで反則勝ち。リマッチではウスカテギが圧倒してディレルがギブアップ!ウスカテギが階級のブギーマンと言われるほどの強さを見せておりましたね。
そしてこの試合は試合前にめちゃくちゃウスカテギの強さばかりが評判となっており拳の骨折で1年のブランクがあるプラントはかなり不利とされていました。しかし試合では前に出てくるウスカテギのコンビネーションを抜群の見切りの良さで外すと左フックのカウンターでウスカテギはダウン!信じられないと言った表情のウスカテギが警戒して前に出てこられなくなるとプラントペースとなり中盤にウスカテギが出てきたところにまた左フックのカウンターを合わせてウスカテギかダウン!勝利を決定付けてプラントが番狂わせの判定勝ち!世界王座の獲得に成功しました!
さらにこの試合はカリフォルニアのロサンゼルスで行われておりプラントの娘が幼くして生まれて亡くなった場所。プラントはカリフォルニアで世界王座を獲得することは自分の運命だったと話して多くの人が涙しましたな泣。
(海外ボクシングを見るならWOWOW

防衛ロードと現在

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世界王座を獲得したプラントはテネシー州でヒーロー扱い。ナッシュビルの町のカギを受け取るなど多くの勲章を得ますがその間に母親がナイフを街中で取り出して暴れたため射殺。。。大きな悲しみがプラントを襲いますがプラントは負けずに初防衛戦に臨みます。
プラントの初防衛戦はラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナにてライトヘビー級無敗のコンテンダーのマイク・リーと行われることがアナウンスされます。この試合は2019年最も注目されたカードのマニー・パッキャオVSキース・サーマンのWBA世界ウェルター級タイトルマッチの前座という超ビッグカードになります。
リーはここまで無敗のシカゴのボクサー。インテリボクサーでプラントとは違い大学で博士号を取得するなど多くの学位を持つエリート。プラントは試合前からリーに生きる世界が違う、レベルが違うとまくし立てており初防衛戦に並々ならぬ決意がありましたな。
そして試合はプラントが文字通りリーを圧倒!!初回から圧倒的なスピード差を見せつけてダウンさせると2ラウンドもフラフラのリーをフルボッコに。。。いつも以上にアグレッシブに出ると3ラウンドに3回ダウンさせてストップ!!圧倒的な内容で初防衛に成功し、素晴らしいパフォーマンスをビッグカードで見せています。
プラントの次戦はまだ決まってませんがウスカテギとのリマッチの話もあり、WBCスーパーミドル級王者のアンソニー・ディレルと休養王者のデビッド・ベナビデスとの統一戦などが期待されておりますね!

プラント様がベストパフォーマンスでいいんじゃね?カレブ・プラントvs.マイク・リー 試合後のコメントもあり!

そしてプラントの次戦は2020年2月に地元のテネシー州ナッシュビルにて開催が決定!対戦相手は指名挑戦者のビンセント・フェイジェンバッツになります。

フェイジェンバッツは元WBA暫定チャンピオンでハードパンチャー。ドイツ人としてマックス・シュメリング以来となる二人目のアメリカでの世界王座獲得に息巻いており、カルロス・デ・カロリスとも2度試合をしているデンジャラスなパンチャーですな。

そして地元のナッシュビルで行われたこの試合はプラントが文字通りフェイジェンバッツを圧倒!!開始からスピードと精度の高いジャブでコントロールしてフェイジェンバッツのパンチをもらわないまま傷一つない顔で10ラウンドにコンビネーションをまとめてストップ!美しいパフォーマンスで指名挑戦者を退けました!!

傷ひとつないプラント様…カレブ・プラントvs.ビンセント・フェイジェンバッツ

そしてプラントは次戦でカネロ・アルバレスとやる話もあったものの消滅。代わりに元IBFチャンピオンのカレブ・トゥルーアックスとの試合となりましたな。

トゥルーアックスはハードパンチャーで北京オリンピック金メダリストのジェームス・デゲールを敵地で下して王座を獲得したタフな選手。ミドル級ではWBAチャンピオンだったダニエル・ジェイコブスに挑んでノックアウト負け。元WBCスーパーミドル級チャンピオンのアンソニー・ディレルにもノックアウト負けしてますがミドル級元4団体統一チャンピオンのジャーメイン・テイラーを追い詰めるなどしておりますな。

そしてこの試合は開始からプラントがスピードとスキルでトゥルーアックスにどんどんヒットを重ねる展開に!トゥルーアックスは鼻血を出しても耐えて前に出てきたもののジャッジはフルマークでプラントを支持しました!

まぁそうなるよね…カレブ・プラントvs.カレブ・トゥルーアックス

今後期待される試合

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プラントに今後期待される試合は他団体のチャンピオン達との統一戦です!プラントがいるスーパーミドル級は今現在は少し谷間の階級でカネロを除くスーパースターはいません。

カネロもほとんどミドル級ですしスーパーミドル級最強とされているカラム・スミスも強さはあるもののスター性には欠けるところがあり統一戦が逆に言えば決まりやすいです。

プラントの他にはWBAスーパー王者のカラム・スミス、3階級制覇王者でドル箱スターのカネロ・アルバレスがWBAレギュラー王座に君臨、暫定王座にはジョン・ライダーがおります。さらにWBOには無敗の2階級制覇王者のビリー・ジョー・サンダースがおりWBCにはツータイム王者のアンソニー・ディレルが君臨。

WBC休養王者には無敗のデビッド・ベナビデスがおりコンテンダーを見るとWBC指名挑戦者のアブニ・イルディリム、元WBAミドル級暫定王者のクリス・ユーバンク・ジュニア、元IBFミドル級王者のデビッド・レミュー、元WBAレギュラー王者のロッキー・フィールディング、元IBF王者のカレブ・トゥルーアックス、元WBOミドル級王者のピーター・キーリン、元WBCミドル級王者のフリオ・セサール・チャベス・ジュニアなど多くのメンツが揃っていますね。

プラントがこれから名前を売るためには彼らとの試合は避けられないですし、ビッグネームに乏しいスーパーミドル級ではビッグマッチが起こりやすいです。プラントも波に乗り遅れないようにして欲しいですね!

やっぱイギリス熱いわ…クリス・ユーバンク・ジュニアvs.ジェームス・デゲール試合後のコメントもあり!

プラントのファイトスタイル

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プラントのボクシングは華麗なるアウトボクシング。相手と一定の間合いを保ち相手が間合いを詰めてくるとカウンター、ボディムーブでパンチを外してしまう目の良さが最大の持ち味ですね。

しかもウスカテギをダウンさせたようにカウンターのタイミングもかなり良いです。あまりハードなパンチを振り回すような感じではないのですがリーを倒した連打はかなり迫力がありましたね。

つまりは穴がないオールラウンダー。ディフェンスが飛び抜けているもののパワーがないわけでもないしスピードに劣るわけでもないのでめちゃくちゃやりにくくてこの人に勝つことはかなり難しいです。

さらにボクシングにおいてはかなりストイックであることが知られており豊富な練習量があることからこの人からタイトルを奪い取ることはメンタル的な面でもかなり難しいと思われますね。

こーれはスーパーミドル級最強やわ…カラム・スミスvs.ハッサン・ヌダン・ヌジカム試合後のコメントもあり!

まとめプラントの今後

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いかがでしたでしょうか?パンチがマジで当たらない驚異的なディフェンススキルを持つカレブ・プラント。彼のボクシングは重量級とは思えないほどの華麗さがあり大男の殴り合いから一歩引いたスキルの高さにはかなりの定評があります。

スーパーミドル級近辺のウェイトではWBAスーパー王者のカラム・スミス、元WBAレギュラー王者のロッキー・フィールディング、元WBAミドル級暫定王者のクリス・ユーバンク・ジュニアや無敗の2階級制覇王者でWBO王者のビリー・ジョー・サンダース、WBA暫定王者のジョン・ライダーなどがおり、英国人が幅を利かせている状況です。

しかしプラントが所属しているアメリカのPBCでもWBC王者のアンソニー・ディレル、無敗の休養王者のデビッド・ベナビデス、かつて下している元IBF王者のホセ・ウスカテギ、元IBF王者のカレブ・トゥルーアックス、元WBOミドル級王者のピーター・キーリンなど多くの才能ある相手がゴロゴロおります。誰と試合をすることになってもプラントの名前がより広がる結果になりそうですね!

ちなみに今後のビッグマッチが確実視されるプラントの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、以下のリンクからWOWOWを是非試してみてはいかがでしょうか?

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