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現代をヘビー級トップボクサーの1人として脚光をあびるイギリスのタイソン・フューリー。2メートル越えの巨体からは想像できないほどのスピードと動きのキレを誇る彼の試合は世界中のファンの度肝を抜いており、ワイルダー、ジョシュア、アンディ・ルイスと並んでヘビー級トップ4と目されています。

フューリーが有名なのは2015年に当時絶対王者として10年以上もの間ヘビー級チャンピオンとして君臨していたウラジミール・クリチコを敵地ドイツで破ったことから。しかも打たれ弱いクリチコはフューリーに敗れた以外はすべてKO負け。判定で勝利したのはフューリーだけなんですね!しかもフューリーは試合の後エアロスミスの名曲を熱唱していろんな意味で注目笑笑。

しかしその後はメンタルヘルスの問題にかかってしまってうつ状態に。クリチコとのリマッチをすることなく獲得したIBF.WBO.WBAタイトルを戦わずして剥奪されてしまい2年の時が流れてしまいます。

その間のフューリーはめちゃくちゃで高速道路で200キロオーバーで車を走らせるわアルコール中毒、ドラッグ中毒となってウェイトは300ポンドを超えるわのやりたい放題。復帰は無理だろうとみんなが思いましたな。

しかしフューリーは2018年に復活。年末にWBC王者のデオンテイ・ワイルダーと対戦して2度のダウンを奪われたもののアウトボクシングを展開してドロー!多くの方がフューリーの勝利を推しております!

この試合を見たトップランクのボブ・アラムがフューリーと契約。現在はトップランクと契約してアメリカのラスベガスで試合をしており、2020年の2月にワイルダーとリマッチしてストップ勝ち!!WBCタイトルを獲得してヘビー級4冠王となっています!!

試合前の激しいトラッシュトーク、キャラクターも相まって人気抜群の彼の試合は日本でも需要が高く、試合を見たいと思っている方が多いのではないでしょうか。

ということで、彼の試合をより楽しむためにフューリーの来歴をまとめてみました!!

モダンヘビー級のカリスマボクサー!アンソニー・ジョシュア!

Contents[show]

フューリーの戦歴

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フューリーについて

フューリーのプロフィール

タイソン・フューリーは1988年生まれの30歳。イギリスのマンチェスター出身のイギリス人ですが、アイリッシュ・トラベラーの家系だそうですね。ちなみにジプシーとしての出自にアイデンティティーを強く持っており、異名はジプシー・キングです。

名前はマイク・タイソンのファンで元プロボクサーだった父から名づけられていますな。

身長206センチの彼はリーチはさらに長い216センチとヘビー級の中でもひときわ大柄なサイズを持っています。

12歳でボクシングを始めた彼は2008年の北京オリンピック出場を目指すほどの才能があったようですが、国内選考に漏れてプロデビューをしています。

放つパンチ全てが爆弾のブロンズボンバー!デオンテイ・ワイルダー!!

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これまでの実績

フューリー2008年にプロデビュー。2009年には英国ヘビー級王座を獲得して、国内のライバルであるデレク・チゾラにも大苦戦の末勝利してコモンウェルスの王座も獲得しています。

その後もアイルランド王座やWBOインターコンチネンタル王座を獲得。2013年には元クルーザー級王者のスティーブ・カニンガムと対戦してアメリカデビュー。2ラウンドにダウンを奪われストップ寸前となりながらも7ラウンドラビットパンチ気味のパンチで失神KO!勝利を収めています。

その後元王者のデビッド・ヘイと対戦が決まるもののヘイの負傷で何度も延期に・・・結局中止となりチゾラとの再戦をKOで制して、コンテンダーのクリスチャン・ハマーをTKO。最強王者のウラジミール・クリチコへの挑戦が決まります。

ワイルダーの指名挑戦者は初回でやられる法則あり…デオンテイ・ワイルダーvs.ドミニク・ブラジール 試合後のコメントもあり!

クリチコ戦とメンタルヘルスの問題

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 2015年、フューリーに大きなチャンスが舞い込みます。WBA、IBF、WBO統一王者で10年以上王者として君臨するウラジミール・クリチコへの挑戦です。

クリチコは文句なしの階級最強と目され、数々の挑戦者を蹴散らしてきた将来殿堂入り間違いなしの名王者です。

身長共に2メートルを超す巨人対決となったこの試合はめちゃくちゃ機敏に動くフューリーがまさかのクリチコをアウトボクシング。付け入る隙を与えずに敵地ドイツで大番狂わせの判定勝ちで3団体の王座を獲得。大きな話題を呼びました!!

そしてリマッチが計画されるもののフューリーのけがが理由で延期・・・さらにうつ病にかかってしまい現役を引退することを発表します。

3団体の王座は返上、はく奪されフューリーは高速で200キロオーバーで走行したり、暴飲暴食を繰り返すなどボクシングとはかけ離れた生活をして2年半の時が過ぎます・・・

(海外ボクシングを見るならWOWOW

大番狂わせの大凡戦ウラジミール・クリチコvs.タイソン・フューリー

復活とワイルダーとの激闘

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フューリーは一時期体重が信じられないほど膨れ上がるものの2018年6月に復活・・・体を絞って以前と変わらぬ機敏な動きを見せて再起戦を2連勝。唯一獲得していないWBCベルトの保持者であるデオンテイ・ワイルダーとのビッグマッチは決まります!

この試合は大きな注目を集めて歴代最強といわれる強打者のワイルダー相手にフューリーは不利予想がされていました。しかし、試合は大激闘。機敏な動きと長いジャブでワイルダーをアウトボクシングするフューリーは9ラウンドと12ラウンドにワイルダーの強打を受けてダウン!!誰もが試合が終わったと思いましたが、立ち上がり12ラウンドには逆にワイルダーをふらつかせる名勝負を演じて結果は三者三様のドロー!!

王座の獲得には失敗したものの2019年上半期にリマッチが確実視されておりワイルダー、ジョシュアと並んでヘビー級トップ3ということを証明しました!!

フューリーさん調子に乗ってダウンデオンテイ・ワイルダーvs.タイソン・フューリー

(海外ボクシングを見るならWOWOW

トップランクとの契約と現在

そしてワイルダーとリマッチを期待されていたフューリーでしたがここで何とウルトラチョイスとなるトップランクと契約!!ワイルダーとのリマッチを一旦回避してアメリカで名前を売る作戦に出ます!!

そしてフューリーは2019年の初戦として無敗のドイツ人でWBOランキング2位で24歳と若さを持つトム・シュワルツと対戦します。この試合はラスベガスで行われてしかもメインイベントとかなり強気でした。

そして試合はフューリーがシュワルツを圧倒!!驚異的な速さを持つジャブとワンツーでシュワルツを釘づけにしてロープ際でも上体をそらしてパンチを外すムーブを見せて天才的な動きを見せ2ラウンドにTKO勝ち!!無敗のコンテンダーでも相手にならない最高のパフォーマンスを見せてくれました!!

フューリー様を崇めるのじゃ…タイソン・フューリーvs.トム・スチュワーツ

試合後にシュワルツを次の試合のアンダーに出てほしいと話すなど心の広さを見せており、ライバルのワイルダーはルイス・オルティスとのリマッチをアナウンス。二人の試合は2020年の前半をターゲットにしておりフューリーにはジャレル・ミラーが対戦相手として候補に挙がっています。

しかしミラーがドーピング陽性でサスペンドされていることから試合がまとまらずにフューリーは9月14日にスウェーデン人の無敗のコンテンダーであるサウスポーのオットー・ワーリンとの対戦をアナウンス。

ワーリンは強打のサウスポーで左ストレートには威力がありますがフューリーほどの対戦相手との経験はないです。さらにアメリカデビューを2019年にしてからはアメリカデビュー戦で偶然のバッティングによるノーコンテスト、対戦相手のBJ・フローレスが試合前のメディカルチェックをクリアできずに試合消滅と憂き目にあってます。1年ぶりの試合となりますがフューリーがまたラスベガスで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれはことを期待されていました。

そして試合ではフューリーは3ラウンドにサウスポーのワーリンの左ストレートで右目上を大きくカット!激しく流血していた試合が止められてもおかしくない状態となります。しかしフューリーはまさかの接近戦を挑むと引っこ抜くような右アッパーと左右フックでワーリンにダメージを与えて巻き返してきます。12ラウンドにはワーリンの左フックでピンチを迎えたもののなんとかしのいで判定勝ち!ピンチを迎えても勝利をつかんでワイルダー戦へと進んでいます!

アンソニー・ジョシュアのまさかの陥落もありヘビー級戦線はかなり揺れてますが現在のトップはワイルダーとフューリー。この二人の勝者が将来的にはジョシュアが復活した後やるのではないかと思われますね!!

まさか2メートル越えの接近戦が観れるとはな…タイソン・フューリーvs.オットー・ワーリン

そしてこの後フューリーはまさかのWWE参戦!!!家族と共にWWEに観戦に来ていたフューリーはブラウン・ストローマンの挑発を受けてRAWにて記者会見。ストローマンが乱入してきて乱闘となり決着を付けるために10月31日のジュエルクラウンいて対戦が決定!サウジアラビアにて試合が行われますね!

ワイルダーとのリマッチと4冠王

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フューリーはついにワイルダーとのリマッチをラスベガスのMGMグランドガーデンで迎えます。この試合は大きな注目を集めてレノックス・ルイスとマイク・タイソン以来のヘビー級ビッグファイトとも呼ばれるほどでしたね。

そしてこの試合は開始から体格で勝るフューリーがジャブをコネクトして右ストレートを飛ばす展開に!ワイルダーは3ラウンドにワンツーでダウンするとインサイドでのしかかられスペースをもらえずに5ラウンドにもダウン。7ラウンドに追い込まれたところにストップ!初黒星となり、フューリーがヘビー級四冠を達成しました!

この試合に勝利したフューリーですが、リマッチは決定的。3戦目でワイルダーを返り討ちにできるかどうかに焦点が行きそうですね。

ジプシー・キングが四冠達成!!!デオンテイ・ワイルダーvs.タイソン・フューリー2

今後期待される試合

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ワイルダーを除く全ての対戦相手に勝利してきたフューリーに期待される一戦は元WBA.IBF.WBO統一王者であるアンソニー・ジョシュア、元WBC王者ワイルダー、ジョシュアを破ったアンディ・ルイスとの世界タイトルマッチです。

フューリーはワーリンとの試合をクリア、ワイルダーは11月のルイス・オルティスとのリマッチをクリアすれば二人は2020年の2月に対戦してフューリーがストップ勝ち。夏にリマッチをしそうなので指名挑戦者の兼ね合いがあるのでわかりませんが2020年の後半をめどに勝者が対戦すれば盛り上がりますね!

めっちゃ楽しみなのは俺だけかな?デオンテイ・ワイルダーvs.ルイス・オルティス2予想

フューリーのファイトスタイル

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www.youtube.com

フューリーのスタイルはとにかくよく動くアウトボクシング。2メートル越えの巨体からは想像できないほどの動きのスムーズさを持つ彼は体格を最大限に生かし、高い身体能力で対戦相手を懐に入れさせません。

さらに彼のジャブはめちゃくちゃ速く相手の動き出しを狙う技術、相手への挑発を繰り返す不敵な動きでイライラして無理やり突っ込んできた相手を打ち落とすような右ストレートで相手をダウンさせてしまいます。

対戦相手からしたら射程距離に入れず、踏み込む前に右を狙われてしまうため極めてやりにくいです。また常に位置を変えるスタミナも持ち合わせるなど、確かな練習量とクレバーさも光る名選手ですね!!

ワイルダーとやるなど500年速いわ馬鹿者がアンソニー・ジョシュアvs.アンディ・ルイス試合後のコメントもあり!

まとめとフューリーの今後

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いかがでしたでしょうか?見た目とは裏腹な動きのスムーズさと規格外のサイズを最大限に生かしたスタイルで対戦相手を翻弄するフューリーさん。ヘビー級の裏ボスとして君臨するフューリーのキャリアはストーリー性満載で多くのファンがアメリカでもついています!

ヘビー級にはライバルのデオンテイ・ワイルダーの他にもWBO.IBF.WBA統一王者のアンソニー・ジョシュアやジョシュアを蹴散らしたアンディ・ルイス、コンテンダーにはニューヨーカーのジャレル・ミラーやIBF指名挑戦者のクブラト・プレフ、元クルーザー級4団体統一王者のオレクサンデル・ウシク、ポーランドのニューヨーカーであるアダム・コウナッキ、リオデジャネイロオリンピック銀メダリストのジョー・ジョイスなど多くの才能が控えておりフューリーと誰が対戦してもめちゃくちゃ面白い試合になります!

ちなみにフューリーの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、イギリスでは彼の試合はPPVといって追加料金が発生します…WOWOWではいらないのでお得ですよね!!

ぜひこれを機にWOWOWと契約してはいかがでしょうか?

(海外ボクシングを見るならWOWOW

スーパーマッチへの飛び石デオンテイ・ワイルダーvs.ルイス・オルティスの試合をテレビで見る方法は?これまでの経歴も紹介!

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