ノッティングヒルの日記人

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放つパンチ全てが爆弾のブロンズボンバー!デオンテイ・ワイルダー!!

今最もエキサイティングな階級の1つとも言えるヘビー級にて最も長い王座在位を誇り未だ無敗の天才強打者のWBC王者デオンテイ・ワイルダー!タイソン・フューリーとの引き分けを除く全ての相手をKOしてきたパンチャーのパンチ力は歴代最高ともされております!!

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ワイルダーはボクシングの歴史上でも史上最強のハードパンチを持つといわれるハードパンチャー。特に右の威力は強烈で対戦相手の意識や繊維を一撃でそぎ取るほどの破壊力を持つミサイルのような強打を持っています。

 

その破壊力はもはや圧倒的でタイソン・フューリーを除く全てのヘビー級選手をノックアウト…フューリーもワイルダーの強打の前に2度ダウンしており試合後に当時対抗王者だったアンソニー・ジョシュアがなぜワイルダーとやらないのかよくわかったと話すほどのパワーを誇ります。

 

これまでのキャリアではアマチュアとして北京オリンピックで銅メダルを獲得。プロの世界でもオリンピック金メダリストのオードリー・ハリソン、WBC王者でハイチ系カナダ人、さらに強打の元オリンピアンであるバーメイン・ステイバーンを一度は判定で下してリマッチでは初回失神KO…さらにコンテンダーのエリック・モリナ、ビタリ・クリチコとステイバーンとの世界戦を経験していたクリス・アレオーラ、フランスのタフファイターのヨハン・デュオパ、ポーランドのサウスポーであるアルツール・スピルカ、当時無敗のジェラルド・ワシントン、指名挑戦者で元オリンピアンのドミニク・ブラジール、元WBAヘビー級暫定王者のルイス・オルティスらをKOしてきております!!

 

その圧倒的なパワーからアメリカでは彼の人気は凄まじく、彼の試合の視聴率はめちゃくちゃいいです。KOで試合が終わることはほぼ確実なため多くのエキサイティングな試合を生み出すワイルダーの試合を楽しむためにこれまでの戦歴をまとめました!!

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デオンテイ・ワイルダー

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ワイルダーの来歴

デオンテイ・ワイルダーは1985年生まれの33歳。アラバマ州タスカルーサの出身のアメリカ人ですね。

 

身長201センチの彼はNFL.NBAの選手になることを夢見てアラバマ大学の奨学金生だったそうですが、当時の彼女が妊娠し、生まれた娘が脊椎の病気を患って生まれたそうで、大学進学を諦めてボクシングに転向。レストランのウェイターなど娘のために仕事を掛け持ちして働いたそうですな。今は別の女性と結婚しており、3人の子供の父親だそうです。

 

そして20歳でたまたまボクシングを始めた彼はその爆発的な強打で頭角を現して全米選手権で優勝。北京オリンピックではアメリカ代表の中で唯一のメダルとなる銅メダルを獲得しており、その爆発的な強打とこの経歴から異名はブロンズ・ボンバーですね!

 

 

プロ入りと世界王座獲得まで

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ワイルダーはオリンピック後の2008年にプロデビューして持ち前の強打で全ての試合でKO勝ち。デビュー当時からオスカー・デラホーヤのゴールデンボーイ・プロモーションズと契約するなど多くの期待を背負ってデビューしました!!

 

その後もKOの山を築いていき、2013年には敵地イギリスでシドニーオリンピック金メダリストのオードリー・ハリソンを初回KO。さらに、元WBO王者のセルゲイ・リャコビッチも初回KOで下すなど実績を積み上げていきます。

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世界挑戦と初期の防衛戦

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ワイルダーは2015年の1月に初の世界挑戦。相手はハイチ系のカナダ人、バーメイン・ステイバーンでワイルダーと同じく強打者。絶対王者とうたわれたビタリ・クリチコの引退に伴い空位となったWBC王座をアメリカ期待のクリス・アレオーラを6ラウンドKOしてつかんだ強豪です。

 

ワイルダーは指名挑戦者として試合に臨んで一度右ストレートでダウンを奪いますが、右手の人差し指を骨折。そのため後半以降は長いリーチと長身を生かしたアウトボクシングを展開。これまで4ラウンド以上戦った経験のなかったワイルダーでしたが12ラウンド戦い抜いて判定勝ち。王座に輝くとともに、12ラウンド戦い抜くスタミナがあることも証明しました!!

 

 その後の初防衛戦では高校の教師としても働く、エリック・モリーナを挑戦者として迎えます。ワイルダーはその強打でモリーナを圧倒してモリーナもよく粘ったものの4ラウンド、5ラウンド、9ラウンドに計4度のダウンを奪う内容でTKO勝ち。その爆発力をいかんなく発揮しています。

 

2度目の防衛戦ではヨハン・デュオパと対戦。フランス発のタフファイターの粘りに合うものの11ラウンドに爆発。ワイルダーの強打の前にダウンこそ拒否したデュオパでしたが11ラウンドにワイルダーが右アッパーを連打してストップに持ち込んでいます。

 

3度目の防衛戦はポーランドのアルツール・スピルカに大苦戦。サウスポーのスピルカのアウトボクシングに翻弄されて何度もジャブをもらって顔も腫れてしまいます。しかしワイルダーは9ラウンド一気に大爆発。右のショートフックの一撃KOで試合を終わらせてスピルカから失神KO・・・その爆発力の凄まじさを見せつけています。

 

 さらに4度目の防衛戦ではかつてヒスパニック系初の世界王者を期待された強打者のクリス・アレオーラと対戦。ガードを固めるアレオーラから4ラウンドにダウンを奪ってダメージを蓄積させるとアレオーラは8ラウンド終了時にギブアップ!しかしワイルダーはこの試合で右拳を骨折し手術へ・・・半年間のブランクを迎えます。

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ドーピング検査による不運とオルティス戦

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手術明けのワイルダーはアンジェイ・ワウルジクとの対戦が決まりますが、ワウルジクが試合一か月前にドーピング検査で陽性に・・・ワイルダーは以前も元WBA王者のアレクサンドル・ポベトキンとの対戦が決まりながらもポベトキンのドーピング陽性で試合がフイに・・・

 

ワイルダーはプロフェッショナルとしてドーピングを嫌悪しており、ドーピングをする相手とは何があっても戦わないと公言しています。この姿勢は大いに評価されるべきだと思いますね。

 

そんなワイルダーには代役として無敗のジェラルド・ワシントンが挑戦。無名の挑戦者となりましたが、ワイルダーは静かな立ち上がり。しかし5ラウンドに一気に圧力を強めてTKOに持ち込んでいます。

 

そして迎えた6度目の防衛戦では元WBA暫定王者で無敗のキングコング、ルイス・オルティスとの対戦が決まります。オルティスずんぐりむっくりな体格からは想像もできないほどのキレのある動きをするサウスポーでヘビー級のブギーマンとして恐れられる存在でした。

 

しかし、オルティスは試合前血圧用の薬を申告し忘れてドーピング検査陽性に・・・ワイルダーはまたもドーピングに翻弄されます。そして代役となったのは元王者でワイルダーから王座を奪われたバーメイン・ステイバーン。指名挑戦者として舞い戻りましたが、この試合のステイバーンはウェイトもかなり増えており調整不足は明らか・・・戦う情熱も感じられないまま初回にワイルダーが3度のダウンを奪う衝撃の内容でステイバーンを蹴散らしました。

 

そして7度目の防衛戦。ワイルダーの相手はルイス・オルティス。ドーピング検査から仕切り直しとなりましたね!そしてこの試合は物凄い試合となります。開始からテクニックで勝るオルティスがポイントをリードしますが5ラウンドにワイルダーがダウンを奪います!!

 

しかしオルティスは7ラウンドに左のヒットから一気呵成の連打!!ワイルダーはロープ際で防戦一方に追いやられてストップ寸前にまで追い込まれます。しかし何とかラウンド終了まで逃げ切ったワイルダーは10ラウンドに逆襲。右でダウンを奪い、最後は強烈なアッパーでオルティスを沈める豪快な逆転TKO!!オルティスに初黒星をなすりつけてキャリアハイの勝利を挙げました!!

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フューリー戦

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オルティスとの激闘を力で制したワイルダーはまたもやビッグマッチに臨みます。相手は元WBA、WBO、IBFヘビー級王者のタイソン・フューリー。かつてウラジミール・クリチコを敵地ドイツで下して王座を奪取してボクシング界の中心に躍り出た男です。

 

リング外では親交のある二人ですが、試合となると一気に険悪モードに・・・物凄い熱量のトラッシュトークと対立があらわとなって記者会見では乱闘寸前にまでヒートアップしていました。

 

試合前の予想はフューリーの2年半のブランクもあってワイルダー有利。どこかでワイルダーが捕まえるだろうとの見方が大半でしたが、試合はフューリーが絶好調。ワイルダーの荒々しいアタックをするするとかわしてジャブを当てられてポイントをリードされます。

 

しかし9ラウンドにワイルダーは爆発。調子に乗って腕を後ろに組むフューリーからダウンを奪ってダメージを与えます。その後もフューリーを追い回して12ラウンドにも痛烈なダウン!!しかしフューリーは起き上がって逆にワイルダーをピンチに追い込む大激闘に・・・

 

ステイバーン以外で初めて判定まで行ったワイルダーでしたが、ジャッジの採点はドロー!!ちなみに僕はワイルダーの積極性につけていましたが、見る人によって全く採点が異なるであろう好ファイトでした!!

 

試合後はお互いに健闘を称えあった後にお互い自身の勝利を主張・・・さらにもう一人の王者であるアンソニー・ジョシュアを一緒にチキンと挑発する仲良しっぷりを見せつけています・・・しかもワイルダーは試合のキャンプ前に右腕を骨折していたことを告白。全力を出し切れない中での試合だったんですね・・・

 

二人は当然のようにリマッチへ。2019年の上半期にニューヨークで両者の再選が予想されており、ワイルダーが勝つにはKOが予想されています。

 

しかーしここでフューリーさんがまさかの選択。ワイルダーとのリマッチではなくトップランクと契約してWBOランキング2位のトム・スチュワーツとの対戦を選択してフューリーとのリマッチは無くなりましたな。

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ブラジール戦と現在

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フューリーに逃げられてしまった感のあるワイルダーは2年ほど放置していた指名挑戦者であるドミニク・ブラジールとの指名戦を消化することになります。

 

ブラジールは元オリンピアンの強打者。間合いを詰めて左右フックを打ち込んでくるブルドーザーのようなスタイルでかつてアンソニーのジョシュアに挑んだものの7ラウンドTKO負け。ワイルダーが下したモリナを倒して指名挑戦者としての権利を得ましたな。

 

ちなみにこの試合はかなり怖い雰囲気となります。ワイルダーとブラジールはかつてワイルダーのワシントン戦の前座に来ていたブラジールとアラバマ州のホテルで鉢合わせ。お互いの家族を巻き込んで一触即発となったそうです。

 

試合前にはワイルダーがブラジールを殺してやるとまくし立て、葬式の金ぐらいなら払ってやるよと言い放つなどかなり荒れておりましたな。

 

そしてこの試合はワイルダーが圧巻の初回KO勝ち!攻防分離のブラジールをコンビネーションで攻め立てていきなりダメージを与えるとブラジールが左アッパーを放とうとしたところに右ストレート一閃!!大の字に倒れたブラジールは失神して立ち上がってきたものの10カウントが数え上げられましたな。

 

試合後には仲直りしていて周囲をホッとさせたワイルダーさんは試合から2週間でオルティスとのリマッチにサインしたとアナウンス。2人の試合が9月28日に行われることになりましたな。

 

さらには来年の2月22日にかつて引き分けたタイソン・フューリーとのリマッチにサインしたことをお互いが報告!ワイルダーはオルティス戦、フューリーは10月にアメリカで予定される試合をクリアすればリマッチは実現しますね!

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今後期待される試合

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フューリーを除く全ての対戦相手をKO勝ちしてきたワイルダーに期待される一戦は元WBA.IBF.WBO統一王者であるアンソニー・ジョシュアとの一騎打ちです。

 

ジョシュアはジョセフ・パーカーを除く全ての対戦相手をKOしてきたワイルダーと同じく強打者。しかし、前戦のフューリー戦で議論を呼ぶドローを演じたワイルダーの2019年の初戦はフューリーとのリマッチが濃厚。ジョシュアは6月にアメリカのニューヨークでアンディ・ルイスとの試合をしましたがまさかのKO負け!!ルイスとのリマッチに臨むことが確実視されておりワイルダーとの対戦は2020年以降となりそうですね!!

 

ワイルダーには暫定王者が生まれる可能性もありで指名戦の絡みがあるかもしれませんがこの二人が勝ち残れば、統一戦はマストだと言えますね!!

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ワイルダーのファイトスタイル

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ワイルダーのスタイルはとにかくハードなワンツーを打ち込む豪快なファイトスタイル。常に一発を狙っており、特に右ストレートが頭発まともに当たると即座に試合が終わる威力を持っています。

 

さらに彼の打ち下ろすような左右のフックは相手のダメージを蓄積させるに十分であり、多くのダウンシーンを演出してきました。

 

対戦相手からしたら常に一発を狙っているワイルダーはとてつもない脅威で、いつでも試合を終わらせられるパワーがあるため彼の試合は12ラウンド中常にKOの予感がございます!

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まとめ

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 いかがでしたでしょうか?めちゃくちゃすごいパワーを誇りフューリー以外の全ての対戦相手をKOしてきてしまったワイルダーさん。フューリーも試合後にワイルダーのパンチの強さを認めておりそのパワーは歴代最高とされております。

 

テクニックとスキルでは大きく他のチャンピオンに比べて劣りますがその代わりに12ラウンド当たれば試合を終わらせられるパワーがあることはめちゃくちゃデンジャラスです。彼のパンチは一撃当たれば致命打になるので誰もやりたがらないですよね笑。

 

個人的なオルティス戦の予想はワイルダーの8ラウンドTKO勝ちです。ワイルダーの場合は一撃当ててしまうと試合が終わるのでこうなる可能性が1番高いかなと思います。

 

ただ初戦はレフェリーによってはワイルダーがストップ負けしていましたし、実力に大差のないこの2人の試合はどちらが勝ってもおかしくないしまた接戦になる可能性は大です。

 

これからも多くのビッグマッチが期待されるワイルダーさん。アメリカ人のヘビー級王者として絶大な人気を誇りこれからも多くの試合とノックアウトを見せて欲しいですね!!

 

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