こんにちは管理人です。
今日は2019年2月10日にアメリカで行われたWBC世界スーパーライト級タイトルマッチ
王者ホセ・ラミレスvs.ホセ・セペダの一戦です!!
この試合はラミレスの2度目の防衛戦。暫定王者のプログレイスと同時期に誕生した王者でWBSSトーナメントには不参加。強打のプログレイスと比べてどうしても影の薄いラミレスさん。得意の左フックでここでアピールしたいところだ。
セペダはかつてWBOライト級王者だったテリー・フラナガンに挑んで以来の世界戦。この試合では肩を脱臼する不運なTKO負け。強打のサウスポーで番狂わせを期している。
そしてこの試合はセペダがラミレスの単調な動きにジャブを合わせる大健闘!ラミレスは得意の前進と手数でなんとか接戦に持ち込み僅差の判定勝ちを収めたもののポイントはかなり微妙だった!
それではこの試合を振り返ります!!
試合経過
1ラウンド
セペダはジャブをついてリングを回るカウンター作戦。
ガードの緩いラミレスは右で前に出るものの、セペダのジャブが邪魔でなかなか入れない。
ラミレスは体を振って前進。右ボディを当てるがセペダは長いスタンスで懐が深い。
2ラウンド
セペダは足を使いながらラミレスの動き出しにジャブを当ててコントロール。
ラミレスは射程距離に入ると左右フックを放つがセペダはサイドに動いてかわす。
3ラウンド
ジリ貧のラミレスは少し圧力を強めて距離がつまり始める。
セペダは打ち終わりに左を振るが、終盤ラミレスは思い切ったコンビネーション!このラウンド優勢に立つ。
4ラウンド
セペダは重そうな右をふんだんに振ってラミレスを少し下がらせる。
終盤ラミレスはガードしながら前に出てコーナーに追い込むもセペダは左を振り回して脱出する。
5ラウンド
セペダは下がりながらもジャブをボディについて入り際にカウンターを狙う。
ラミレスは前に出るがガードが緩く、セペダのジャブを被弾する。
ラミレスは距離が詰まると左フックを振り回して中盤左ボディを決める。
セペダは左ストレートから左ボディを返して入り際に右フックを置く。
6ラウンド
ラミレスはセペダのジャブに右をかぶせてジリジリ距離を詰める。
セペダは時折コンビネーションで踏み込むがガードはガラ空き。
ラミレスは右を振って前に出るが、打ち終わりにセペダのジャブを被弾してしまう。
7ラウンド
ラミレスは距離を詰めて多少被弾しても右フックを振って左につなぐ。
ラミレスは前に出るがセペダは長いスタンスでカウンターを狙って警戒させる。
ラミレスは終盤に接近戦でコンビネーションからの左フックを離れ際にヒットさせる。
8ラウンド
セペダはラミレスが近づくとワンツーで突き放すが、ラミレスは右ボディで踏み込む。
ラミレスは組みついては右アッパーを狙って止まらない手数と前身の持ち味が少しずつ出てくる。
そして中盤ロープ際でセペダに渾身の右フックをヒット!セペダは顔が跳ね上がるが大きなダメージはないようだ。
9ラウンド
ラミレスは調子付いて前に出るがセペダは広くスタンスをとって左を振る。
ラミレスは前進しては右ボディを放って右アッパーから左アッパーにつなぐなど豊富なスタミナを見せる。
10ラウンド
セペダはワンツーと右ジャブを当ててはサイドに離れていきなりの左リードをヒットさせる。
このラウンドはセペダが左を軸にラミレスからヒットを奪う。
11ラウンド
セペダはどんどん左を振ってKOを狙っている。
ラミレスも中盤右ストレートを当てて前に出るが打ち終わりに右フックを被弾する。
12ラウンド
セペダはラミレスの打ち終わりを狙って右フック。動き出しにもジャブを当ててうまくコントロールする。
ラミレスもセペダのジャブに右に、打ち終わりにアッパーを当てるが右の打ち終わりに左をまともに被弾する。
採点は114-114.115-113.116-112の2-0でラミレス!
ちなみに僕は114-114のドローでした!
所感
結構予想通り?
セペダは名前が知られてないかもしれないけどかなり強い。フラナガン戦はアンラッキーだったけど相手の動き出しを狙ったジャブの精度はピカイチである。
ラミレスは正直見ていて好きな選手ではない。体を振って前に出る、手数が旺盛なんだけど試合が基本的に面白くないのと被弾が多いかな…
個人的にはラミレスがこの階級最も弱い王者だと思うので、リナレスが勝ってたらなぁとどうしても思っちゃいますね…
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