ノッティングヒルの日記人

映画、ボクシング、音楽などの感想を徒然なるままに…

ガルシアのキャリアハイだと思うんだけどなー ダニー・ガルシアvs.アミール・カーン

こんにちは管理人です。

今日は2012年アメリカのラスベガスで行われたWBC.WBA世界スーパーライト級王座統一戦

WBC王者ダニー・ガルシア(アメリカ)vs.WBA王者アミール・カーン(イギリス)の一戦です。

この試合の前戦は両者対照的でした。

挑戦者として初の世界戦をメキシカンレジェンドのエリック・モラレスと戦いダウンを奪った末の判定勝ちで王座を奪取したガルシア。

初防衛戦にして統一戦のビッグチャンスを迎えました。

 

対するアミール・カーンは前戦で敵地ワシントンD.C.に乗り込んでレイモント・ピーターソンと対戦し微妙な判定の末WBA.IBF王座陥落

しかしその後ピーターソンから禁止薬物の陽性反応がありWBA王座は差し戻されて今回統一戦になったんですねー。

 

そしてこの試合はスピードで大きく上回るカーンの圧倒的優位が伝えられていました。

しかし結果はまさかのガルシアが4ラウンド3度のダウンを奪った末のTKO勝ち。

ガルシアはこの後ビッグマッチ路線に突き進むことになりますな。

ガルシアの出世試合のこの試合を久しぶりに見ていきたいと思います!

 

試合経過

 

1ラウンド

開始からカーンはアグレッシブに鋭い踏み込みからワンツーを決める!

ガルシアはカーンの打ち終わりにカウンターを狙っているがかなりのスピード差がある。

ラウンド1分にはカーンの右ストレートがガルシアを捉える!!

ラウンド中盤にはジャブをダブルで当てて会場はカーンへの歓声で一色だ。

 

2ラウンド

カーンは序盤からワンツーでガルシアをのけぞらせガルシアはカーンの踏み込みに左フックを狙っている。

ガルシアはカーンのボディにもパンチを放つが、回転力では遠く及ばない。

ガルシアは終盤右目尻をカットするが徐々にカーンの打ち出しにカウンターのタイミングが惜しくなってきている。

 

3ラウンド

カーンはどんどんワンツーを踏み込んで打ち込むが、いつも通り動きが直線的だ。

ラウンド1分過ぎには右を当てるカーンは中盤にもワンツーでガルシアをのけぞらせる。

しかしガルシアも中盤右フックを当て、カーンの思うようには試合を進めさせない。

ガルシアの肉薄でやや距離が詰まってきたラウンド残り30秒カーンが踏み込んでジャブから右アッパーを放とうとしたところにガルシアの左フックがカウンターとなりカーンの首辺りにベストなタイミングでクリーンヒット!!

カーンはぐらりと大きくふらついて後ろに背中からバッタリと倒れるダウン!!立ち上がったもののかなりふらついており全身に力が入っていない!!

再開後ガルシアは詰めるがカーンはクリンチでなんとかしのぐ!

 

4ラウンド

ガルシアは開始早々放り込むようなロングの右オーバーハンドを下がるカーンに当ててカーンはキャンパスに手をつくダウン!!

足元がかなり怪しいカーンは再開後ガルシアの連打にさらされ下がり続ける。

ラウンド1分過ぎにはムキになって右を放つカーンのガラ空きの左アゴに右フックをヒット!

ガルシアの放り込むような左右フックをガードの上からもらってふらついているカーン。かーなり苦しい。

ガルシアは冷静にボディにもパンチを放ちラウンド残り50秒でカーンのガードの上から大振りの左フックを当ててカーンは尻餅をつくダウン!!

立ったもののかなりフラフラなカーンを見てレフェリーのケニー・ベイレスが賢明なストップをかけた!

 

所感

 

個人的にはガルシアさんのベストバウトだと思います!!

 

この試合はカーンとの圧倒的なスピード差でかなり苦しい展開がガルシアに予想されていたんですけど、ガルシアはスピード差を自分から踏み込んでカーンの打ち出しにカウンターを放って手数を封じ、距離を詰めて3ラウンドのダウンにつなぎました。

 

そしてあの左フック一発で実質勝負あり。

この1発で回復不能なダメージを負ってしまったカーンは再開後ムキになる悪い癖が出て打ち合ってしまいKO負け…

うーん、ダメージで足が使えないのであれなんですけど、真正面から打ち合うのは避けたほうがよかったかな。結果論だけど。

 

とにもかくにもカーンはこの試合の後今日まで世界王者には返り咲けていません。

一方のガルシアは昨年サーマンに敗れるまで世界王者として君臨し、今年もポーターに敗れたものの世界戦を戦っています。

 

スピード、パワーに加えてリングI.Qがいかに大切かわかる試合ですな。