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ボクシングファンの方なら誰もが知るビッグネームでウェルター級のトップの1人!

2階級制覇王者のダニー・ガルシアの試合、戦績をお伝えしたいと思います!!

ガルシアといえばとにかく迷いなく振り抜く左右フックのカウンターが最大の持ち味で少し過小評価されていますがどんなパンチを受けたとしても効いたそぶりをあまり見せない打たれ強さも大きな武器です。

これまでのキャリアでは4階級制覇王者のエリック・モラレスを2度、元王者のケンドール・ホルト、元王者のネイト・キャンベル、元2階級制覇王者のザブ・ジュダー、強打のルーカス・マティセー、2階級制覇王者のレイモント・ピーターソン、スーパーライト級統一王者のアミール・カーン、4階級制覇王者のロバート・ゲレーロ、元ライト級王者のブランドン・リオス、2階級制覇王者のポール・マリナッジを破ってきています。

キャリアの中の負けたのはウェルター級統一王者のキース・サーマン、ウェルター級二冠王のショーン・ポーター、WBC.IBFチャンピオンのエロール・スペンスのみでいずれも世界戦。接戦を勝ち切ることに長けた選手でもあります。

試合もその強く振り抜くカウンターから戦慄のKOを生み出すようなな試合が多く、本場アメリカでの人気も高い選手で日本にもファンの方が多いボクサーですね!

ただ、他の海外の強豪王者達と同じで日本での試合の地上波放送はございません。しかし私を含めて彼の試合をテレビで見たいという方は多くいます。

ということで、ガルシアの試合をテレビで見る方法、対戦をより楽しむためにガルシアの来歴をまとめてみました!!

センス抜群のワンタイム!!キース・サーマン!!

Contents[show]

ガルシアについて

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ガルシアの凄さ

ガルシアはペンシルベニア州フィラデルフィア出身で1988年生まれの31歳。異名は素早いという意味を持つ"swift"ながらも実際はスピードではなく思い切り振り抜くカウンターに大きな魅力のある選手ですね!

ガルシアは10歳の頃から父で元ボクサーののアンヘルにボクシングを教わっていたそうでアマチュアでは2005年にアンダー19で王者に。さらに2006年の全米選手権ではかのテレンス・クロフォードを破って優勝。

2007年はデビッド・ソロモンに敗れて連覇ならず。北京オリンピックの選考会でも2度敗北を喫して出場権を逃してプロへと転向します。

ジュダーさんガルシアを弱気にさせる…ダニー・ガルシアvs.ザブ・ジュダー

これまでの実績

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ガルシアは2007年にプロデビュー。スーパーライト級、ウェルター級のウェイトで試合をこなしていき連戦連勝。一時期4戦連続判定勝利となったもののそこからはKOの山を積み重ねていっています。

2009年には10回戦を戦うようになったガルシアはエンリケ・コリンとのWBCユース王座決定戦を2ラウンドKOで制して初タイトルを獲得。しかしメイウェザーと仲良しで後にエイドリアン・ブローナーに挑戦するアシュリー・シオフェンには大苦戦して2-1の判定勝ち。キャリア初の苦戦を味わいます。

そして2011年には元ライト級統一王者のネイト・キャンベルと対戦。キャンベルは3度目の世界挑戦で当時ライト級最強とされたファン・ディアスに大番狂わせの判定勝ちで統一王座を獲得したベテランです。

しかしガルシアは正確なカウンターと動き出しを狙ったジャブ、パワフルな右でキャンベルを圧倒。大差の判定勝ちを飾ります。

そして世界戦を見据えたガルシアは次戦で元WBOスーパーライト級王者のケンドール・ホルトと対戦。ホルトはティモシー・ブラッドリーとの統一戦に敗れて王座を失ったもののパッキャオと対戦する前のブラッドリーに最も強かったと語られるほどのカウンターパンチャー。ガルシアと似たタイプで相手の打ち終わりに豪快なカウンターを合わせてくるタイプです。

そしてこの試合はガルシアが的確なジャブとワンツー、カウンターのフックでホルトをギリギリ上回ります。少し接戦となりましたが2-1の判定を制してWBC.IBF王座への指名挑戦権を得ます。

モラレスさん若手にしばかれる…ダニー・ガルシア vs.エリック・モラレス1

モラレスとの連戦とカーン戦

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ランキングで上位に顔を出すようになったガルシアはWBCスーパーライト級王者であるメキシカンレジェンドのエリック・モラレスに挑戦。

モラレスは4階級制覇王者でマニー・パッキャオ、マルコ・アントニオ・バレラと壮絶な試合をしてきたレジェンド。36歳にして引退から復帰して王座を獲得してきました。

そしてこの試合はモラレスが試合前にまさかのウェイトオーバー!ガルシアのみに王座がかけられますがガルシアはこの試合でモラレスを圧倒。正確なワンツーを中心にモラレスから11ラウンドにダウンを奪って大差判定勝ち。無敗のまま王座に輝きました!

そして迎えた初防衛戦はものすごいビッグマッチに…WBAスーパー王者のアミール・カーンとの統一戦が決まります。

カーンはこの試合の前レイモント・ピーターソンにまさかの判定負けを喫してWBA.IBF王座から陥落したもののピーターソンが試合後にドーピング検査で陽性となったことからWBA王座を差し戻されていました。

しかしながらカーンは英国の誇るスピードスターで銀メダリスト。打たれ弱さはあるもののボクシング界で最も速いパンチを持つと言われてガルシアは圧倒的に不利でした。

しかしこの試合はガルシアのキャリアハイとも言える試合となります。序盤からカーンは飛ばしてガルシアは目をカット。苦しい立ち上がりとなりながらもカーンの打ち終わりにフックのカウンターを必ず返して3ラウンドにカーンの首に大きなフックがクリーンヒット!ばったりと倒れたカーンを4ラウンドに仕留めて王座統一に成功しました!!

番狂わせを演じたガルシアは次の試合でモラレスとのリマッチに臨みます。モラレスはこの試合ではウェイトを作ってきましたね。

しかしガルシアは勢いに乗っておりモラレスはついていけませんでした。3ラウンドの終了間際に右ストレートでダメージを受けたモラレスは4ラウンドに左フックのカウンターを食らってロープ下に頭からダウン!!10カウントを聞いてガルシアが圧勝しています。

ちなみにモラレスはこの試合で現役を引退。最近は元のミドル級王者のセルヒオ・マルティネスとエキシビションマッチをする話がありますな。

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ガルシアのキャリアハイだと思うんだけどなーダニー・ガルシアvs.アミール・カーン

防衛と苦戦。スーパーライト級卒業へ…

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実力を証明したガルシアは元2階級制覇王者でベテランのザブ・ジュダーと対戦。ジュダーは天才のサウスポーでかのメイウェザーから幻のダウンを奪った元統一王者です。

ガルシアは35歳となっていたジュダーに楽勝と見られており、8ラウンドにダウンを奪いますがジュダーはいつもとは逆の後半に逆襲開始。試合後半にまさかのキレを取り戻して強烈な左ストレートでガルシアが思わず背後を向きかけるシーンもある苦闘となった末にガルシアが判定勝ちを収めています。

そしてガルシアはメイウェザーvs.カネロの超ビッグカードの前座でWBC暫定王者のルーカス・マティセーと統一戦。

マティセーは当時スーパーライト級のブギーマンと言われており、その爆発的な強打で相手をことごとくKO。IBF王者のレイモント・ピーターソンをノンタイトルマッチにて3ラウンドでKOしており、敗れたのは敵地でのデボン・アレクサンダー戦、ザブ・ジュダー戦のみでどちらもダウンを奪っています。

予想不利だったガルシアですが追い込まれると強いこの男はマティセーとの激闘に競り勝ちます。マティセーはガルシアのカウンターで大きく目を腫らして11ラウンドにダウン!!ガルシアがまたも下馬評を覆して大きな勝利を挙げました!

しかしこの試合の後はまさかの苦戦。自身のルーツであるプエルトリコにて試合を行うこととなったガルシアはマウリシオ・エレーラと対戦。無名のエレーラ相手に楽勝が期待されました。

しかしこの試合はエレーラがガルシアをコントロール。何度もジャブと右ストレートを当ててガルシアのヒット率はかなり低く、2-0の判定勝ちとなったものの判定は大いに疑問符がつけられておりガルシアの負けとする見方が大半です。

そして自信を失ったガルシアはロッド・サルカをノンタイトルマッチで2ラウンドKO。IBF王者のレイモント・ピーターソンとのノンタイトルマッチに挑みます。

ピーターソンはWBO暫定王座、WBA.IBF王座を獲得してきた強豪でティモシー・ブラッドリー、ケンドール・ホルト、アミール・カーンとの対戦経験があります。

そしてこの試合もガルシアは大苦戦。序盤大きく脚を使うピーターソンに対して追いきれないながらも手数でポイントを奪いますが、ピーターソンは後半猛チャージ。ガルシアは何度もふらつかされて辛くも2-0の判定勝ちとなりますがピーターソンの戦略によっては確実に負けてましたね…

ガルシアは減量がもう限界だと悟ってウェルター級に階級UP!王座を返上します。

負けに等しいガルシアさん…ダニー・ガルシア vs.レイモント・ピーターソン

ウェルター級とサーマンとの統一戦

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ウェルター級に転向したガルシアは元2階級制覇王者のポール・マリナッジとテストマッチ。パワーレスなマリナッジを終始攻め立てて 9ラウンドにストップ勝ちを収めてウェルター級初戦を飾りました!

そして2016年に迎えた次戦で4階級制覇王者のロバート・ゲレーロとメイウェザーが返上した空位のWBC王座を争います。

ゲレーロはフェザー級、スーパーフェザー級、ライト級、ウェルター級を制した男でフェザー級から上げてきたとは思えないフィジカルを誇るサウスポー。

これまでのキャリアでガマリエル・ディアス、ホエル・カサマヨール、アンドレ・ベルト、マイケル・カツディスに勝利してきた強敵です。

そしてこの試合はガルシアがゲレーロの打ち終わりに的確なフックを当てて見栄えのいいヒットを重ねる判定勝ち。ゲレーロは判定に不満だったようですがガルシアが2階級制覇に成功しました!!

しかし防衛戦が決まらないガルシアは後にカーンと対戦するサミュエル・バルガスをノンタイトルマッチでKO。WBA王者のキース・サーマンとの統一戦を迎えます。

サーマンはセンス抜群の強打者。ディエゴ・チャベス、ショーン・ポーター、ロバート・ゲレーロ、フリオ・ディアスを破ってきた階級の第一人者ですね!

ミリオンダラーファイトとなったこの試合はサーマンが脚を使ってガルシアのアタックをかわす展開に。サーマンは初回にガルシアをダウン寸前に追い込み、後半は逃げる作戦で2-1の判定はサーマンに。ガルシアは初黒星となりました…

サーマンさんガルシアをエッジる…キース・サーマンvs.ダニー・ガルシア

復活とポーター戦、現在まで

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サーマンに敗れたガルシアは1年後に再起戦。元ライト級王者のブランドン・リオスとWBC指名挑戦者決定戦を行います。

リオスは常に前に出るタフなファイターで激闘王。ティモシー・ブラッドリーに敗れて引退したものの復帰してきましたな。

そしてこの試合は序盤前に来るリオスの圧力の強さにガルシアは苦戦。何度もロープに押し込まれてしまうものの9ラウンドに強烈な右ストレートのカウンターを当てるとリオスは背中からバッタリとダウン!!立ってきたもののストップとなりトップ戦線に戻ってきました!

そして次戦はサーマンが怪我で王座を返上したためアンドレ・ベルトとの指名挑戦者決定戦に勝利していたショーン・ポーターと決定戦に出場。

ポーターは元IBF王者のノンストップファイター。とにかく前に出て圧力をかけては突進する選手でマリナッジ、アレクサンダー、ベルト、ブローナーに勝利してきています。

そしてこの試合はガルシアがいつもの通りカウンター作戦でいるとポーターもまさかのカウンター作戦。ガルシアの打ち終わりにカウンターを合わせてくるポーターに対応できずガルシアは判定負け。大きな差はなかったものの負けてしまいましたな。

ガルシアは負けてしまったものの評価は落としておらず次戦はアドリアン・グラナドスとの再起戦が決まっています。

グラナドスはブローナーを2-1の判定まで追い込んだ男で、ポーターとも対戦したコンテンダー。この試合に勝てばマニー・パッキャオとの対戦、サーマンとの再戦も見えてくるので落とせない試合ですね!

そしてこの試合はガルシアが豪快なカウンターでグラナドスを圧倒!!左右フックの重いカウンターを何発も当てて3度グラナドスをダウンさせるとグラナドスのキャリア初のストップを与えて健在ぶりを示しましたね!

グラナドスさんガルシアのフックの前に沈没…ダニー・ガルシアvs.アドリアン・グラナドス試合後のコメントもあり!

そしてガルシアの次戦は2020年1月25日にイバン・レッドカクとニューヨークのバークレイズ・センターでの試合が決定。レッドカクは前回の試合で元2階級制覇チャンピオンのデボン・アレクサンダーをまさかのノックアウトで下したハードパンチャー。元WBCライト級チャンピオンのデヤン・ツラティカニンなどには敗れてますが、勢いがあるので怖いですね!

そして試合はガルシアがレッドカクを圧倒。序盤から正確なショットを次々と当ててレッドカクを何回もふらつかせていきます。レッドカクはよく耐えていたものの効果的なリターンを返すことができずガルシアが大差判定勝ち。ウェルター級トップの強さを見せました!

ガルシアさんノーダメでクリア…ダニー・ガルシアvs.イバン・レッドカク

そしてガルシアは11月にWBC.IBFチャンピオンのエロール・スペンスとの試合を敢行!!スペンスはここまで無敗のサウスポーでハードパンチャー。2階級制覇チャンピオンのレイモント・ピーターソン、元WBOスーパーライト級チャンピオンのクリス・アルジェリ、IBFチャンピオンだったケル・ブルック、WBCチャンピオンだったショーン・ポーターを下しております。

スペンスは昨年ポーターに苦戦した後フェラーリで大事故を起こしており、その事故からに復帰戦になります。1年以上リングから離れていることになるのでそこの影響も少し気になるところですな。

そしてこの試合は開始からスペンスが前に出てきてブランクと事故の影響を感じさせない試合に!ガルシアはボディを打ち込んでスペンスを効かせるなど肉薄したもののアグレッシブに攻めたスペンスがクリアに判定勝ちを収めました!

事故の影響もなんのその…エロール・スペンスvs.ダニー・ガルシア

ファイトスタイルについて

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ガルシアのスタイルは思いっきり左右フックを振り回すカウンターパンチャー。基本的には相手に先に手を出させて打ち終わりに左右フックを思い切り叩きつけてくる豪快なスタイルです。

またパンチへの反応はあまり良くなく、よく被弾しているもののかなり打たれ強いため効いたそぶりを見せません。時折フックを見せていたと思ったら右ストレートを打ち込むなどスマートさもかなりありますね!

ただガルシアはあまり身体能力は高くないようでサーマンやポーター、カーンなどのように脚を使われてしまうとかなり苦しくなります。それでも相手の打ち終わりにカウンターを合わせますが後半に追いつくケースが多く接戦になりやすいのが特徴ですね!

アジアのヒーローにしてボクシング界のヒーロー!!マニー・パッキャオ!

トレーナーのアンヘルさんについて

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ガルシア自身はあまりプライベートについて悪い噂やトラブルなどの醜聞は聞かれていません。

ただ、父親でトレーナーのアンヘルさんはかなり過激な発言を繰り返しており、サーマン戦の前には黒人差別の用語を容赦なくトークして会見に出られなくなったりしています…

ダニーはアンヘルのことを常にかばいますが、世間の親子へのイメージはあまり良くないようでアンヘルが表に出ることはあまりなくなりましたね…

ゲレーロさんガルシアのカウンター作戦に屈する…ダニー・ガルシアvs.ロバート・ゲレーロ

ガルシアの今後とまとめ

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その破壊的で思い切り振り回す大振りのフックのカウンターでスーパーライト級、ウェルター級の主役として活躍してきたガルシア。ウェルター級でも10位内には確実に入るビッグネームですね!

WBAスーパー王者のパッキャオ、WBC王者のポーター、IBF王者のスペンス、WBO王者のクロフォードを中心に、コンテンダーも4階級制覇のブローナー、2階級制覇のジェシー・バルガス、WBAスーパー王者のキース・サーマン、イギリスのスーパースターのアミール・カーン、元王者のアンドレ・ベルト、パッキャオを破ったジェフ・ホーンと層の厚さが尋常じゃないウェルター級で世界タイトル戦に最も近い男と言われております。ガルシアは常に相手と接戦を演じるので見応えがありますよね!

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ウェルター級最強トーナメント開始…エロール・スペンスvs.ショーン・ポーターの試合をテレビで見る方法は?これまでの経歴も解説!!

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