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現代を代表するボクサーの1人でウェルター級ヨーロッパ最強との声も上がる元WBA世界ウェルター級チャンピオンのデビッド・アバネシヤンさん。王座陥落しておりますがヨーロッパチャンピオンとしてカムバックしてきている選手ですね。

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アルメニア系ロシア人であるアバネシヤンはイギリスでトレーニングを積んでおり、モナコやアメリカ、イングランドでの試合を経験しているボクサー。打たれ強く、相手をブレークダウンする試合を得意としますね。

キャリアの中では戻らない3階級制覇チャンピオンのシェーン・モズリーを判定で下しており無敗のハードパンチャーだったケルマン・レジャラガを敵地のスペインで2度ノックアウト。さらにリオデジャネイロオリンピック代表で無敗のジョシュ・ケリーを蹴散らしています。

負けた試合はキャリア初期と王座陥落となった元IBF.WBA.WBOスーパーライト級チャンピオンのレイモント・ピーターソンとの試合、リトアニアのコンテンダーであるエジディウス・カバロウスカスとの試合にストップ負けを喫した試合のみですね。

しかしこの敗戦の後に息を吹き返しており、無敗のレジャラガとケリーをノックアウト。再び世界タイトルマッチを狙えるポジションまで帰ってきておりますな。

ということで、彼の試合をより楽しむためにアバネシヤンの来歴をまとめてみました!!

センス抜群のワンタイム!!キース・サーマン!!

アバネシヤンの戦歴

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アバネシヤンのプロフィール

デビッド・アバネシヤンは1988年生まれ。ロシアに生まれているアルメニア系のロシア人で国籍もロシアですが現在はイングランドでトレーニングをしておりますね。

アマチュアボクサーとしての経歴は特に残っておらず、どちらかと言うとプロフェッショナルでの叩き上げの選手ですね。

身長173センチでリーチは174センチのアバネシヤンは特別大柄ではないです。しかし硬いブロックと硬質なパンチで相手を追い込むスタイルですね。

超高速の英国のキング!! アミール・カーン

これまでの実績

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アバネシヤンは2009年にロシアのソチでプロデビュー。4回戦で判定勝ちを収めます。しかし次戦のアンドリー・クリモフ戦でアマチュアエリートのクリモフの前に判定負けしています。

その後は6回戦や8回戦を行って判定勝ち。2010年にはロシアのウェルター級チャンピオンとなり、その後初めてのノックアウトを手にしています。

そして無敗のアンドリー・カリティディゴフを判定で下してケニアのサミュエル・カマウをノックアウトしてWBCユースのインターコンチネンタル王座を獲得。

2012年にはケニアのジェームズ・オンヤンゴをノックアウトしてWBCアジアタイトルを獲得。そしてアスランベク・コザエフと対戦して引き分け、ソビエトタイトル獲得には失敗します。

その後はノックアウト勝ちを重ねて2014年にかつてIBFスーパーライト級王座をザブ・ジュダーと争ったベテランのカイザー・マブザと対戦して判定勝ち。2014年の暮れにはイングランドに参戦して2試合して世界タイトルマッチを迎えます。

ブレークダウンやん…デビッド・アバネシヤンvs.チャーリー・ナバーロ

世界王座の獲得と陥落

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アバネシヤンは2015年に初の世界タイトルマッチ。モナコにてWBA暫定王座決定戦をチャーリー・ナバーロと行います。

ナバーロはベネズエラのハードパンチャーでアマチュアでもオリンピック選考会に出ているエリート。かつてWBAチャンピオンのビャチェスラク・センチェンコと対戦して判定負けしておりますな。

そしてこの試合は開始から前にくるアバネシヤンにナバーロが間合いを取って対抗する展開に!しかしアバネシヤンは硬質なパンチで徐々にブレークダウンすると9ラウンドに右を当てて左右フックでナバーロはダウン!立ち上がったものの続行を拒否してアバネシヤンがチャンピオンとなりました!

そして次戦ではアバネシヤンはビッグネームをアリゾナで迎えます。3階級制覇チャンピオンの45歳であるシェーン・モズリーと対戦します。

モズリーは元ライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級チャンピオンのレジェンド。ハンドスピードに優れており、フィリップ・ホリデー、ジェシー・ジェームス・レイハ、オスカー・デラホーヤ、アントニオ・マルガリート、フェルナンド・バルガスリカルド・マヨルガなどを下しておりウィンキー・ライトやバーノン・フォレスト、ミゲール・コットカネロ・アルバレス、フロイド・メイウェザー・ジュニアなどと拳を交えておりますね。

そしてこの試合は開始からモズリーが間合いをとって優れたスピードを披露。しかし衰えたパワーと反射神経は隠しきれず、アバネシヤンが徐々にプレッシャーを強めてリードしてモズリーも粘ったもののアバネシヤンが判定勝ちしました!

そしてアバネシヤンは次戦でもとスーパーライト級チャンピオンのレイモント・ピーターソンを迎えることになります。

ピーターソンは元WBO暫定、WBA.IBFスーパーライト級チャンピオンのベテランでアミール・カーンやケンドール・ホルトに勝利してきたしつこいパンチャー。ティモシー・ブラッドリーやルーカス・マティセー、ダニー・ガルシアには敗れましたが色々と幅広いボクシングを得意としてますな。

そしてこの試合は開始からピーターソンが間合いを取り、お互いに手数が少ない試合に!しかし中盤以降ピーターソンがプレッシャーをかけてインサイドの攻防で勝るとアバネシヤンもアッパーで応戦。しかしピーターソンのしつこさが勝って2階級制覇となりました!

アバネシヤンは残念ながらここで王座陥落。しかしこの人のキャリアはここからが本番でしたね。

お互いに足りない試合…デビッド・アバネシヤンvs.レイモント・ピーターソン

陥落後の活躍

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アバネシヤンは陥落後10ヶ月後に再起。イギリスのブリストンで8回戦を行って判定勝ちを収めております。

そして2ヶ月後ラスベガスに参戦。NABFチャンピオンで2度オリンピックに出ている無敗のエジディウス・カバロウスカスとの試合を行うことになります。カバロウスカスはトップランク期待のリトアニア人ですね。

そしてこの試合は開始からカバロウスカスがより硬いジャブとパンチで同じファイトスタイルのアバネシヤンをリード!6ラウンドに右フックをコネクトしねコンビネーションを叩き込むとレフェリーがストップしました!

このノックアウト負けの後アバネシヤンは一年ほどリングから離れることになります。そして迎えた試合はヨーロッパチャンピオンのケルマン・レジャラガとの試合。レジャラガはスペインのハードパンチャーでここまで無敗。試合はスペインで行われてアバネシヤンはやられ役として呼ばれましたな。

そしてこの試合は開始からレジャラガがガンガン出てくるもののアバネシヤンが打ち終わりを狙って4ラウンドにフックでダウンさせる展開に!レジャラガは攻め抜いたもののスタミナをロスして9ラウンドに左右フックをコンビネーションで浴びてストップ!アバネシヤンが敵地で大きな勝利を挙げました!

この番狂わせは大きなサプライズとして迎えられ、アバネシヤンのキャリアハイとされる試合となりますがリマッチが組まれることになりアバネシヤンはまたもスペインに来ます。

そしてこの試合は開始からいつも通り前に出られないレジャラガにアバネシヤンがフックを打ち込んでふらつかせてダウンさせる展開に!さらに左フックをカウンターで当てるとレジャラガはまたもダウン!レフェリーがストップし、アバネシヤンが初回で返り討ちにしました!

息を吹き返したアバネシヤンは次戦でヨーロッパ王座の防衛戦をスペインで敢行。ホセ・リオとの試合を迎えます。レジャラガに敗れており、ヨーロッパ王座に挑んだ経験がありますな。

そしてこの試合は開始からアバネシヤンがどんどん前に来てプレッシャーをかけてくる展開に!リオはタジタジとなり、左右フックでロープに詰められると左ボディで痛烈なダウン!そのまま10カウントとなりました!

そしてアバネシヤンは前から試合をするとなっていたのにドタキャンされていたリオデジャネイロオリンピック代表のジョシュ・ケリーとの試合を行うことに。ケリーはスピードスターでここまで無敗。WBAインターナショナル王座を保持しておりますがアメリカでレイ・ロビンソンと引き分けましたな。

そしてこの試合は開始からケリーが間合いをとって優れたハンドスピードでアウトボクシング!しかしアバネシヤンは間合いを詰めてきてケリーは後頭部と右目上からの出血で失速!アバネシヤンはケリーの足を止めて打ち合いに持ち込むと6ラウンドにフックでダウンさせて、さらにコンビネーションでダウンさせるとコーナーがタオル投入!アバネシヤンが快勝しました!

この勝利でアバネシヤンは世界のトップに返り咲き。世界タイトルマッチを待つ身となりましたね。

よくぞやったぞアバネシヤン!デビッド・アバネシヤンvs.ジョシュ・ケリー

今後期待される試合

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世界的な評価を受けるアバネシヤンに期待される試合はやはり世界タイトルマッチです世界チャンピオンに返り咲きをかけた試合が求められています。

アバネシヤンはとてもわかりやすいすたいるてストロングな選手であるために避けられがちです。しかし無敗の若手を立て続けに下してきたことでチャンピオンも無視できなくなってきたな。

アバネシヤンにはかなりのネームバリューがあるのでいろんな選手からのラブコールもあります。世界タイトルマッチをやる日はそんなに遠くないと思いますね。

ウェルター級にはWBAスーパーチャンピオンのヨルデニス・ウガス、WBC.IBFチャンピオンのエロール・スペンス、WBOチャンピオンのテレンス・クロフォードなど強いチャンピオンが揃っています。誰とやることになっても苦戦することにはなるけど挑戦資格ならありますね!

この返り討ちはきついわ…デビッド・アバネシヤンvs.ケルマン・レジャラガ2

アバネシヤンのファイトスタイル

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アバネシヤンのファイトスタイルはその強靭なフィジカルを生かして相手と中間距離、至近距離で打ち合うスタイル。ロープに追い込んだ時のコンビネーションはめちゃくちゃ怖いですね!

この選手は相手をブレークダウンするのが上手い。ボディをコツコツ当ててきて後半にかけて追い込んでくるケースが多く硬質なパンチをどんどん当ててきますね。

さらにかなりの打たれ強さを誇り、まともに貰ってもほとんど下がりません。足はあまり早くないのですが打ち合いに強いスタイルはどんな相手にも脅威と言えますね。

レジャラガさん若手あるあるにハマる…ケルマン・レジャラガvs.デビッド・アバネシヤン1

まとめとアバネシヤンの今後

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いかがでしたでしょうか?圧倒的なパワーとフィジカルでヨーロッパ界隈ではウェルター級最強とされるアバネシヤン。世界王座からは陥落したものの最近はその当時よりも存在感を放っております。

ウェルター級はとても層が厚いのですぐに世界タイトルマッチをやるのは厳しいですが、レジャラガ、ケリーと名前のある相手をノックアウトしている実績はすごいです。またアメリカに戻ってタイトルマッチをやりたいですね。

これからは世界タイトルマッチを期待されることになりますが声がかかるまで待つこととなります。無敗のバージル・オルティス辺りとやれば一気に世界タイトルマッチに近くなるかもな。

ちなみにアバネシヤンの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、WOWOWを是非試してみてはいかがでしょうか?

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ウェルター級のフィジカルモンスター!エロール・スペンス!!

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