こんにちは管理人です。
今日は2012年日本で大晦日に行われたWBAスーパーフェザー級団体内統一戦
正規王者内山高志vs.暫定王者ブライアン・バスケスの一戦です！！
この試合は内山の6度目の防衛戦で2度目の暫定王者との統一戦。圧倒的な強打を武器にKOの山を積み上げてきた内山だが前戦は地元に迎えたファレナスと3ラウンド偶然のバッティングによるノーコンテストで消化不良。この試合で鬱憤を晴らしたいところだ。
バスケスはコスタリカ初の男性世界王者。しかし前暫定王者のホルヘ・ソリスがいた中での決定戦を制しての戴冠というよくわからんことになっている。ちなみに妻は女子世界王者のハンナ・ガブリエルさんでここまで無敗。前戦では敵地メキシコで初防衛に成功しています。
そしてこの試合は内山が開始からバスケスを圧倒。バスケスもタフさを見せるものの 8ラウンドに左フックをまともにもらって一気呵成の連打を浴び、レフェリーが割って入るTKO！！内山が3番目のWBAベルトを奪い2度目の団体内統一を果たした！！
それではこの試合を振り返ります！！
試合経過
1ラウンド
開始から長い間合いを保って内山はジャブを伸ばす。
バスケスは背が低くインサイドに入りたいがラウンド1分過ぎ内山が右リードをヒットさせる。
さらに右をボディに伸ばしてバスケスをロングレンジにはやくも釘付けにする。
2ラウンド
バスケスは内山の右に左フックを合わせようと試みている。
さらに長いワンツーとジャブでインサイドに入れさせずバスケスはスイッチする。
バスケスは懸命にワンツーを放つがなかなか当たらずジャブが邪魔で入れない。
3ラウンド
内山はバスケスの動き出しにワンツーを当てて踏み込んで右を当てる。
バスケスは首をひねって直撃は避けるものの入り際に左フックを置かれて苦しい。
終盤にはバスケスの打ち終わりに右を当ててバスケスはコンビネーションをガードの上から放つ。
4ラウンド
内山は入り際に左ボディを突き刺してバスケスの表情が一瞬変わる。
さらに右クロスを狙い始めて圧力を強めてくる。
中盤にもジャブで顔を弾いて右クロスをヒット。右ボディを刺してバスケスを削っていく。
5ラウンド
内山は打ち終わりに強烈な左ボディを差し込んでバスケスは明らかに嫌がっている。
変則的な動きでサイドに動くバスケスだが接近戦で右ショートをもらってさらに左ボディでガードが下がる。
内山はグイグイ前に出てきて終盤右ストレート。少し一方的な展開になってくる。
6ラウンド
内山は右の打ち下ろしを伸ばしてバスケスは飛び込んで左右ボディを放つ。
内山は中盤接近戦で左フックを上下に散らしてバスケスは相打ちの左フックを放つなど勇気を見せる。
7ラウンド
内山は下がるバスケスの打ち終わりに右を当てるがバスケスは左右フックを返す。
スイッチするバスケスはかなり疲れているようで打ち終わりに体が流れる。
中盤内山はダブルでジャブを当てて右ショート。バスケスはワンツーを返してクリンチする。
8ラウンド
内山は左ボディを差し込んでバスケスはスイッチを繰り返す。
バスケスのボディの打ち終わりにボディをお返ししてパンチの効果の差は絶大だ。
そしてラウンド残り1分で右をもらいながら右をカウンター！バスケスはそれでもくっついてボディを放つなどタフさを見せる。
しかし終盤左フックの打ち終わりに左フックのカウンターを被弾！！動きが止まって内山は右ストレートをヒット！ロープに詰まったバスケスに30秒間ほど連打を見舞って見かねたレフェリーが試合をストップした！！
所感
最後の連打はやばいな…
8ラウンドって普通に疲れてると思うんですけどそれでも30秒間連打してしかもストップできるってかなりやばいですよね笑笑。普段どんな練習してたんやろ。
内山はパウンド・フォー・パウンドにも選ばれた経験のあるほどの選手。これほどの選手が日本で終わってしまったのは本当に悲しいな…
バスケスは結果的には2度暫定王者に。しかもフェリックス・ベルデホとの試合を控えており勝てばライト級でタイトル戦。コスタリカ初の王者はまだまだやれそうですな。
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