現代を代表する中量級ボクサーの1人として脚光を浴びる3階級制覇王者のホルヘ・リナレス。天才的なスピードとタイミング抜群のカウンターを駆使する美しいボクシングと端正な顔立ちも相まって世界中で高い人気を誇る人気ボクサーの1人です!!
ウクライナの最高傑作にして超精密なハイテク!!ワシル・ロマチェンコ!
リナレスは日本の帝拳ジムと契約しており、日本での試合経験も豊富。日本語を話すこともできて本場アメリカのイベントでもメインを務めるなどかなりのビッグネームですね!!
リナレスの特徴は何と言ってもその素晴らしいハンドスピード。鋭い踏み込みからワンツーを放つそのスピードは群を抜いており返しの左フックまで放つとめちゃくちゃ速いです。しかもフェザー級から階級を上げてきてもライト級でも全く衰えていないスピードであのワシル・ロマチェンコからキャリア初のダウンを奪うなど威力も申し分ないです。
これまでのキャリアでフェザー級、スーパーフェザー級、ライト級の3階級を制覇してきたリナレスは時として打たれ弱さを見せながらもいまだにトップで通用するテクニックを持っています。
これまでのキャリアで2階級制覇王者のオスカー・ラリオス、後に粟生を破って王座につくガマリエル・ディアス、5度世界に挑戦したロッキー・フアレス、英国の強打者のケビン・ミッチェル、ライト級王者のアンソニー・クローラ、オリンピック金メダリストのルーク・キャンベルといったそうそうたる面子に勝利。
スーパーフェザー級二冠王となるファン・カルロス・サルガド、ライト級最強と後に評されるアントニオ・デマルコ、後に三浦隆司に挑戦するセルヒオ・トンプソン、3階級制覇王者でパウンド・フォー・パウンドと呼ばれるワシル・ロマチェンコ、元WBAスーパーライト級暫定王者のパブロ・セサール・カノ、WBCライト級チャンピオンのデビン・ヘイニーには敗れたもののまだまだ世界を狙えるボクサーとして認知されています!
圧倒的なスピードと目にも留まらぬコンビネーションで相手を撃ち抜くリナレスはアメリカでも人気抜群。彼の試合は日本でも需要が高く、試合を見たいと思っている方が多いのではないでしょうか。
ということで、彼の試合をより楽しむためにリナレスの来歴をまとめてみました!!
キャンベルは不遇なのだろうか…ワシル・ロマチェンコvs.ルーク・キャンベル予想
リナレスの戦歴
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リナレスのプロフィール
ホルヘ・リナレスは1985年生まれの33歳。ベネズエラのバリナス出身のベネズエラ人ですね。
父親がプロボクサーだった彼は早くからアマチュアボクシングを始めてその才能を発揮。ベネズエラのジュニア選手権を五連覇しているそうです。
そして17歳の時にプロデビューするため日本に来日!!ベネズエラではプロボクシングの土壌がなく、日本でのプロデビューを期したわけですね!!ここからホームを日本としてキャリアを積んでいきます。
パワーだけならライト級最強かな…リチャード・コミーvs.レイムンド・ベルトラン 試合後のコメントもあり!
これまでの実績
リナレスは2002年に18歳でプロデビューして持ち前のセンスで全ての試合で勝利。ベネズエラと日本を行き来しながら多くの地域タイトル獲得して無敗のまま世界ランクを上げていきます。
2004年には元WBA世界フライ級王者のウーゴ・ソトと対戦。WBC王者だった勇利アルバチャコフやWBO世界スーパーフライ級王者だったジョニー・タピアと対戦してきたベテランで強打者のホセ・ベニージャに勝利してタイトルを獲得してきたソトに対してアウトボクシングを展開して大差判定勝ち。この試合はスーパーバンタム級でしたな。
その後もWBAフェデラテンフェザー級タイトルを獲得したりWBAフェデセンテロタイトルを獲得するなど地域タイトルを獲得していきます。
中谷さんまさかのテオフィモにテストを与える…テオフィモ・ロペスvs.中谷正義
フェザー級
そして2007年にはアメリカで日本にもお馴染みのオスカー・ラリオスとWBC世界フェザー級暫定王座決定戦で対戦。
ラリオスはスーパーバンタム級王者として10度以上の防衛に成功していたリーチの長い強打者で激闘王のイスラエル・バスケスに勝利した経験や、ウィリー・ホーリン、日本の仲里繁らを下しています。しかも後にはフェザー級タイトルをも獲得しており2階級制覇しましたが粟生隆寛に負けて引退しましたな。ちなみにマニー・パッキャオとも試合をしております。
ラスベガスで行われたこの試合ではリナレスがラリオスを持ち前のスピードとセンスで圧倒しての10ラウンドTKO勝ち!!ラリオスからダウンを奪い解説者もリナレスのスピードに驚嘆するなどの見事な内容で24戦無敗のまま世界王者に輝きました!!
ちなみにラリオスはこの試合の後脳内出血が見つかり、アメリカでの試合ができなくなります。リナレスの返上したタイトルを獲得して粟生と2度日本で戦うラリオスですがこの試合の後はメキシコと日本で試合をしていましたね。
正規王者に昇格したリナレスはさらに敵地メキシコで後に粟生からスーパーフェザー級王座を奪って世界王者となるガマリエル・ディアスに苦戦しながらも 8ラウンド右フックで失神KO勝ち。この試合の後リナレスは減量苦で王座を返上しています。
ちなみにディアスはこの後に粟生隆寛には勝ったものの三浦隆司に敗れて初防衛にて王座陥落。世界王者に返り咲くことはなく粟生隆寛とのリマッチに負けて日本でキャリアを終えましたな。
リナレスがレジェンドのラリオスに勝利!!ホルヘ・リナレスvs.オスカー・ラリオス
スーパーフェザー級
そして2008年には敵地パナマでWBAスーパーフェザー級王座決定戦に出場。ワイベル・ガルシアを 5ラウンドで下して2階級制覇を達成しました!!この試合ではガルシアのやりにくさに序盤やや苦戦したものの5ラウンドに大爆発しましたね!!
そして初防衛にも成功したリナレスは2度目の防衛戦でついに日本凱旋。敵地メキシコでジョニー・ゴンサレスをKOした西岡利晃の前座で無敗のファン・カルロス・サルガドと対戦します。
が、まさかの初回TKO負け。初回にいきなりの左フックをまともにもらって立ち上がりましたが回復不能・・・連打でストップされてしましました。打たれ弱さを露呈して初黒星となってしまいます。
ちなみにサルガドはこの後内山高志との初防衛戦のためにまた来日してけちょんけちょんにされて敗退。しかしその後で元オリンピアンのアルヘニス・メンデスと空位のIBFタイトルを争って判定勝ちしてまさかのスーパーフェザー級二冠王に。防衛戦では元WBAフェザー級王者のジョナサン・ビクター・バロスを下してますがメンデスとのリマッチに失神KO負けして最近ではバージル・オルティスにKOされたりしておりますな。
サルガドさん空気を読まずにアップセット! ファン・カルロス・サルガドvs.ホルヘ・リナレス
ライト級
その後再起の道を歩むリナレスはベネズエラ、日本、アメリカを行き来しながらライト級に転向。2011年にパッキャオのトレーナーとして有名なフレディ・ローチと契約してアントニオ・デマルコとのWBCライト級王座決定戦に臨みます。
デマルコは元WBCライト級暫定王者で日本で小堀との激闘を展開したホセ・アルファロを下して王座を獲得した強豪。パーフェクトレコード保持者のエドウィン・バレロに9ラウンド終了時棄権で敗れたもののバレロの強打を受けてもダウンを拒否するタフネスぶりを見せていました。
この試合は序盤スピードとスキルで有利に展開していたリナレスはカットしてしまい、流血の影響で失速。11ラウンドにポイントではリードしていたものの連打に巻き込まれて逆転TKO負けを喫してしまいます。
リナレスさん流血の末連打をまとめられる…ホルヘ・リナレスvs.アントニオ・デマルコ
しかし評価は下げずにメキシコにて再起戦。しかしここで伏兵のセルヒオ・トンプソンにまさかの2ラウンドTKO負け…再起戦に失敗してローチとのコンビを解消してイスマエル・サラスとコンビを組みます。
ちなみにトンプソンはスーパーフェザー級の選手でおりリナレスはやはり打たれ弱さを露呈。トンプソンはこの後WBCスーパーフェザー級王者の三浦隆司とメキシコで対戦してダウンした末に判定負けしてます。
その後2年の再起ロードを歩んだリナレスは2014年WBCライト級王座決定戦に出場。第二の故郷である日本で相手のハビエル・プリエトを4ラウンドでKOして遂に3階級制覇を達成しました!!
その後は初防戦で敵地イギリスにてケビン・ミッチェルと対戦。ミッチェルは打たれ弱さがあるものの強打者として知られておりWBO暫定王者のマイケル・カティディス、WBO王者となっていた後に3階級制覇をするリッキー・バーンズにKO負けしていましたな。
試合ではミッチェルに5ラウンドにダウンを奪われる苦闘となるものの10ラウンドで逆転KO。2度目の防衛戦にも快勝しますが、トレーニング中に右拳を骨折。休養王者に認定されます。
そして半年後イギリスにてWBA王者のアンソニー・クローラと敵地マンチェスターで対戦。クローラは多くのタフな試合をこなしてきたファイターでボディ打ちを得意とする選手。イスマエル・バロッソやダーレイ・ペレスを破ってきましたな。
そして試合ではリナレスが高速のコンビネーションでタフなファイターであるクローラの前進を交わして見事に判定勝ち。WBCダイヤモンド王座、リングマガジン認定王座にも輝いてライト級二冠を達成しました!!
さらに半年後に行われたリマッチでも敵地マンチェスターでタフなクローラに尻餅をつかせるダウンを奪った末の判定で下して前回以上の差を見せつけました!!
さらに次戦ではアメリカでオリンピック金メダリストのルーク・キャンベルと対戦。キャンベルはロンドンオリンピック金メダリストでサウスポーのボクサー。一度イバン・メンディーに負けてしまったものの立て直してきましたな。
そしてこの試合はリナレスが2ラウンドに高速のワンツーでキャンベルをダウンさせ、頰をカットさせる好スタートを切ります。しかしキャンベルは右ボディを軸に反撃してかなりの接戦に…なんとか僅差判定勝ちを収めましたがかなり苦しい試合でしたな。
キャンベルさんリナレスに金メダリストの底力を見せる…ホルヘ・リナレスvs.ルーク・キャンベル
そんなこんなで3度の防衛に成功して4度目の防衛戦ではIBF王者だった曲者の技巧派であるミゲール・バスケスにマニー・パッキャオの前座で挑んだ世界戦以外で敗れたことのないフィリピンのサウスポーのメルシト・へスタを判定で下すなど実績を積み重ねていきます。
そして2018年にはキャリア最高のビッグマッチが実現。パウンド・フォー・パウンドと言われるワシル・ロマチェンコと対戦が決まります。ロマチェンコはこれまでフェザー級とスーパーフェザー級を制してアマチュアではオリンピックで二度金メダルを獲得した天才です。
プロに入ってからも3戦目で王座を獲得し2戦目で世界挑戦しウェイトオーバーしてきたオルランド・サリドに敗れた試合以外は無敗。絶え間ない連打と上下の打ち分け、華麗なサイドへのステップで打たせずに打つスタイルです。
ロマチェンコはキャリアの中で後にWBCフェザー級王者となるゲーリー・ラッセル・ジュニア、WBOスーパーフェザー級スリータイム王者のローマン・マルティネス、元WBAフェザー級王者で無敗のニコラス・ウォータース、コンテンダーのミゲール・マリアガ、WBAスーパーフェザー級王者のジェイソン・ソーサ、WBAスーパーバンタム級王者で自身と同じく2度のオリンピックで金メダルを獲得したギレルモ・リゴンドーを下してきており敗れたのはプロ2戦目のオルランド・サリドのみの怪物ですな。
この試合では高速のコンビネーションパンチャー同士の応酬となり、リナレスがノーモーションの右で6ラウンドにロマチェンコから初のダウンを奪います。その後も一進一退のスピードバトルを繰り広げましたが、10ラウンドに左ボディでKO負け。敗れたものの大いに評価を上げる一戦となりました!!
ロマチェンコが目にも留まらぬ高速の好勝負の末リナレスをボディで沈める! ワシル・ロマチェンコvs.ホルヘ・リナレス
スーパーライト級と現在
リナレスはロマチェンコ戦後スーパーライト級にて4階級制覇を目指す新たなゴールを設定します。
そして再起戦ではアブネル・コットを3ラウンドでKO。意気揚々と元WBA世界スーパーライト級暫定王者のパブロ・セサール・カノと対戦します。カノはかつてメキシカンレジェンドのエリック・モラレスと争って善戦したものの10ラウンドに目の腫れで棄権。さらに2階級制覇王者のポール・マリナッジの持つWBAウェルター級タイトルに挑んでウェイトオーバーしたもののダウンさせて僅差判定で敗れましたな。
そしてこの試合はWBC王者のホセ・ラミレスへの指名挑戦権がかけられ、リナレスの優位が伝えられていましたがまさかの初回KO負け・・・3度のダウンを奪われて嵐のような連打に巻き込まれてしまいましたね・・・
この敗戦を受けてリナレスはライト級への出戻りを宣言。ライト級で世界王座返り咲きを狙っています。
そしてリナレスにはさらなるチャンスとして元3階級制覇王者のリッキー・バーンズとのWBA世界ライト級指名挑戦者決定戦が敵地となるスコットランドにて9月7日に決まる予定です!
バーンズはWBOスーパーフェザー級とWBOライト級、WBAスーパーライト級タイトルを獲得した3階級制覇王者。オーソドックスのテクニシャンでキャリアの中ではスーパーフェザー級スリータイム王者のローマン・マルティネス、ライト級コンテンダーのケビン・ミッチェル、元WBOスーパーフェザー級王者のニッキー・クック、元WBAライト級王者のパウルス・モーゼス、元WBOライト級暫定王者のマイケル・カティディス、後にWBAスーパーライト級王者となるキリル・レリクに勝利。後にWBOライト級王者となるレイムンド・ベルトランとは議論を呼ぶドローで王座を守っています。
負けたのは後にパウンド・フォー・パウンドとなるテレンス・クロフォード、後にWBCライト級王者となるデヤン・ツラティカニン、元WBCライト級王者のオマール・フィゲロア、IBFスーパーライト級王者のジュリウス・インドンゴ、元WBAライト級王者のアンソニー・クローラらの一流どころには負けてますな。
この試合に勝てばWBA.WBOライト級統一王者のワシル・ロマチェンコへの指名挑戦者としての権利が得られますので王座返り咲きに負けられない試合になりますが、この試合は立ち消えに・・・リナレスは日本再起戦に判定勝ちで勝利しています。
またかリナレス…ホルヘ・リナレスvs.パブロ・セサール・カノ
そしてリナレスの次戦はバレンタインデーにアメリカにて開催。相手はコンテンダーのカルロス・モラレスとなっており、このカードのメインイベントを務めているライアン・ガルシアにかつて苦戦を強いている曲者です。
自分がパンチを打てばすぐにクリンチしてくるのと動き出しにジャブを当てるのがうまいため、リナレスにとってやりやすい相手ではないですね。
そして試合は初回に偶然のバッティングでリナレスがカットする展開に。2ラウンドにはアッパーでふらつかされます。しかしリナレスは右ショートのカウンターで3ラウンドにダウンさせると4ラウンドにも右ショートでロープに吹き飛ばしてモラレスはダウン!!10カウントとでノックアウト勝ちしました!!
痛烈なパフォーマンスを見せたリナレスは次戦でライアン・ガルシアとの試合を熱望!!対戦の機運が高まってますね!!
ん~ビューティフォー!!ホルヘ・リナレスvs.カルロス・モラレス
そして次戦はWBCチャンピオンで無敗のデビン・ヘイニーとの試合が決定!
ヘイニーは驚異的なスピードでランキングを駆け上がってきた若きチャンピオンでニューヨークにてWBCライト級暫定王座を獲得。WBC.WBA.WBO統一チャンピオンでパウンド・フォー・パウンドと言われるワシル・ロマチェンコへの挑戦を希望しております。
暫定タイトルを獲得した試合ではWBCランキング2位で当時無敗だったザウル・アブドゥラエフを高速のジャブで何度も顔を弾いて強烈な右フックを当てまくるとアブドゥラエフは鼻の骨が折れてしまい4ラウンドに棄権。ヘイニーがノーダメージで世界タイトルを獲得しており世界を震撼させております。
ライト級にはロマチェンコ以外にもIBF王者でライト級最強とされるパワーを持つガーナのリチャード・コミーがおり、その指名挑戦者のテオフィモ・ロペスはリオデジャネイロオリンピックホンジュラス代表のコンテンダーでヘイニーと同じく若きプロスペクトで将来を嘱望されております。
さらにはロマチェンコに肉薄したものの敗れたロンドンオリンピック金メダリストのルーク・キャンベルや元3階級制覇王者のホルヘ・リナレス、元IBF王者のロバート・イースター・ジュニアや元2階級制覇王者のランセス・バルテレミー、元WBA王者のアンソニー・クローラ、元WBO王者のリッキー・バーンズなど多くのコンテンダーがライト級には控えておりヘイニーとの対戦の可能性があります。
若さゆえにビッグマウスをしており批判されることもまだあるヘイニーですがこの人の強さとボクシングに対する姿勢は本物。試合前のドーピング検査も必ず受けることを徹底しておりクリーンなファイターとしてカリフォルニアのSNACでのトレーニングも認められるトップファイターですね!
そしてこの試合は開始からヘイニーが優れたスピードを生かしてリナレスをアウトボクシング!リナレスはキレのあるパンチで対抗してリードされていたものの後半に猛反撃!ストップ寸前まで追い込んだもののヘイニーはホールドを駆使してなんとが逃げ切りました!
新旧対決は激アツやね…デビン・ヘイニーvs.ホルヘ・リナレス
今後期待される試合
世界的な評価を受けるリナレスに今後期待される試合はロマチェンコとの再戦です。ロマチェンコに敗れはしたものの大いに苦戦させたリナレスはライト級に戻ります。
ロマチェンコはリナレス戦後WBO王者のホセ・ペドラサに勝利してタイトルを統一。アンソニー・クローラも蹴散らしており、WBC王座決定戦としてルーク・キャンベルとの試合も決まってるのですぐに対戦は厳しそうですが、リナレスがバーンズとの試合をクリアすれば再戦のチャンスはありそうですね!!
さらにIBF王者にはガーナのリチャード・コミーが控えております。コミーはレイムンド・ベルトランを4回ダウンさせて初防衛を済ませており指名挑戦者のテオフィモ・ロペスの挑戦を受けるつもりでしたがテオフィモが中谷正義との指名挑戦者決定戦で苦戦したこともありリナレスがこちらに流れる可能性もなくはないかな。
ノックアウト・オブ・ザ・イヤーきたか!?ワシル・ロマチェンコvs.アンソニー・クローラ 試合後のコメントもあり!
リナレスのファイトスタイル
リナレスのスタイルは中間距離から放たれる見えない速度のコンビネーションを放つスピードを生かしたボクシング。特にワンツーの速さはライト級とは思えない速度でかつ、正確に相手を射抜く精度を誇ります。
12ラウンド中相手にこのコンビネーションを放てるだけのスタミナもありますし、接近戦は苦手なものの、相手に打たせずに打つ美しいボクシングが魅力のオールラウンダーですね!
また彼の試合は打たれ弱い点も試合を盛り立てる一つのソースになっています。ミッチェル戦のようにダウンしても立ち上がり、逆転KOに持ち込むなどメンタル面での強さも相当であり未だに進化を続けていますね!
ヘスタさんリナレスにはさすがに勝てず…ホルヘ・リナレスvs.メルシト・ヘスタ
まとめとリナレスの今後
いかがでしたでしょうか?圧倒的なスピードとコンビネーションで世界のトップとして君臨してきたホルヘ・リナレス。彼の試合は日本でも人気が高く、多くのファンが付いており、今後も日本で試合を行う可能性だってあります。
リナレスはライト級王者時代にはパウンド・フォー・パウンドに入りうる1人として考えられておりアメリカでの評価もめちゃくちゃ高いです。イギリスでも名前が知れてることもありバーンズとの試合も楽しみですし今後も世界タイトルマッチに出てくると思います!
そんなリナレスの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、WOWOWを是非試してみてはいかがでしょうか?
無情の金メダリスト対決はどちらに…ワシル・ロマチェンコvs.ルーク・キャンベルを生中継で見る方法は?これまでの経歴も紹介!!