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ボクシングファンの方なら誰もが知るビッグネームでウェルター級の第一人者!WBA世界ウェルター級スーパー王者キース・サーマンの試合、戦績をお伝えしたいと思います!!

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サーマンといえば圧倒的な強打と優れた身体能力から生み出されるスピード、カウンターのタイミングなどが冴える才能抜群のボクサー。群雄割拠のウェルター級で2013年の王座戴冠から2019年までの長期政権を築いていたセンス抜群の王者です!

試合もその強打からエキサイティングな試合が多く、本場アメリカでの人気も高い選手で日本にもファンの方が多いボクサーですね!

キャリアの中では元IBF王者のジャン・ザベック、元IBFライト級王者のフリオ・ディアス、WBAウェルター級暫定王者のガブリエル・チャベス、元4階級制覇王者のロバート・ゲレーロ、コンテンダーのレオナード・ブンドゥ、コンテンダーのホセシト・ロペス、元2階級制覇王者のダニー・ガルシア、元IBF王者でウェルター級二冠王のショーン・ポーターを下してきております。

サーモマンはガルシアとの試合を制してWBCタイトルをも獲得しましたが拳を負傷。2年のブランクを経て2019年の1月に復帰して7月にレジェンドであるマニー・パッキャオとの激闘を繰り広げましたが12ラウンド僅差判定で敗れてしまいました。しかし評価が落ちるようなものではなくまだまだウェルター級でトップの1人として君臨しています!

ということで、サーマンの対戦をより楽しむためにサーマンの来歴をまとめてみました!!

アジアのヒーローにしてボクシング界のヒーロー!!マニー・パッキャオ!

サーマンの来歴

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サーマンはフロリダ州のクリアウォーターの出身。9歳でボクシングを始めてアマチュアで全米選手権にてベスト4、北京オリンピックの国内代表選考会にも出ているエリートですね!

アマチュアでの101勝のうち76度のKO勝ちと強打者として注目され、プロ入りからオスカー・デラホーヤのゴールデン・ボーイ・プロモーションズと契約するなど華々しくプロデビューします。

ウェルター級2冠の突貫小僧…ショーン・ポーター!!

 

これまでの実績

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サーマンは2007年にフロリダ州のタンパにて19歳でプロデビュー。その後8連続初回KOを飾るものの9戦目で偶然のバッティングによるノーコンテストの記録が残っています。

2012年には元王者のカルロス・キンタナと対戦して4ラウンドTKO勝ち。2013年には元王者のジャン・ザベックと対戦してフルマークの判定勝ちと無敗のまま世界ランカーとして勝ち進みます。

ザベックさん新進気鋭のサーマンに敗退…キース・サーマンvs.ジャン・ザベック

世界王座獲得と防衛戦

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そして2013年の7月にはWBAウェルター級暫定王者の強打者。ディエゴ・チャベスと対戦。チャベスはかつてイスマエル・エル・マスウーディと対戦し2ラウンドで沈めた剛腕。初防衛戦でもホセ・ミランダを2ラウンドでKOして驚異的なパワーを誇る王者です。

しかしサーマンは持ち前のセンスと的確なパンチでチャベスを削り続ける展開に・・・上下に効かされたチャベスは9ラウンドにボディブローでダウン!!何とか逃げ切りましたが10ラウンド開始早々右フックでチャベスからダウンを奪うとレフェリーがストップ!!サーマンが最高のパフォーマンスで王座を獲得しました!!

チャベスさんセンス抜群のサーマンに屈する…ディエゴ・チャベスvs.キース・サーマン

そして初防衛戦ではウェルター級の門番でこれまでマルコス・マイダナやマイク・ジョーンズらと対戦してコンテンダーのセルチュク・アイディン、アンドレ・ベルトに連勝してきた激闘王のヘスス・ソト・カラスを 9ラウンド失神KO。さらにアミール・カーン、後に世界王者となるショーン・ポーターを大苦戦させたベテランで元IBFライト級王者のフリオ・ディアスを3ラウンド棄権でTKO。

さらに無敗のコンテンダーのレオナルド・ブンドゥにフルマークの判定勝ちで圧倒的な強さを示して正規王者に認定されます!

ブンドゥさんサーマンにシャットアウト…キース・サーマンvs.レオナルド・ブンドゥ

そして2015年には4階級制覇王者でメイウェザーとも対戦したタフガイのロバート・ゲレーロと対戦。ゲレーロはフェザー級上がりながらも驚異的なフィジカルの強さを持つ選手でアンドレ・ベルト、マイケル・カティディス、セルチュク・アイディンに勝利してきた超強豪です。しかしサーマンはそんなゲレーロをけちょんけちょんに・・・ゲレーロの前進を全く問題とせずに9ラウンドにキャリア初のダウンを奪う圧勝で大差判定勝ち。サーマンのベストバウトかもしれない試合ですね!!

さらに5度目の防衛戦ではベテランの元WBA王者ルイス・コラーゾと対戦。コラーゾは2005年に王座に就いたタフガイでシェーン・モズリー、リッキー・ハットンらと対戦。ビクター・オルティスを大番狂わせの2ラウンドKOで下して脚光を浴びてアミール・カーンには何度もダウンさせられて大差判定負けをしましたな。

そしてこの試合はサーマンが足を使ったボクシングで一方的にパンチを集めて優位に立ちます。しかし油断したところに強烈な左ボディのカウンターで大ピンチに・・・コラーゾの目の上の流血が酷くなったため7ラウンド終了TKO勝ちとなりましたが、ボディが弱点であることが白日の目にさらされました。

コラーゾさんやっぱ渋いわ…キース・サーマンvs.ルイス・コラーゾ

さらにサーマンは元IBF王者のショーン・ポーターと対戦。この試合はオールアクションの凄まじい試合となりポーターのカウンターの左ボディで腰砕けになったり何度も右カウンターをもらったもののサーマンもカウンターで的確なパンチを返して僅差判定勝ち!個人的にはドローかなと思いましたが素晴らしい試合でしたね!

目まぐるしいわお前ら…キース・サーマンvs.ショーン・ポーター

 

WBC王座統一と長期離脱へ・・・

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そして2017年WBC王者の2階級制覇王者で無敗のダニー・ガルシアと無敗王者同士の統一戦を行います。この試合は両者に2億3千万ものファイトマネーが支払われるビッグマッチに。

ガルシアはスーパーライト級でエリック・モラレスを二度、さらにアミール・カーン、ルーカス・マティセー、レイモント・ピーターソン、マウリシオ・エレーラ、ザブ・ジュダーといった新級王者クラスとの激戦を勝ち抜いてきたカウンターパンチャー。ウェルター級ではロバート・ゲレーロとの決定戦を制して2階級制覇。サーマンとのビッグマッチにいきなり臨みましたね!

そしてこの試合は序盤ガルシアを効かせたサーマンが後半脚を使って逃げ切り。ガルシアにはない身体能力の高さを生かしたスマートな戦い方で僅差判定勝ち!無敗のまま統一王者に輝きました!!

しかし、彼はこの試合で右肘を負傷。手術に踏み切りブランクを迎えます。さらに復帰戦に向けてのトレーニング中に左拳を負傷し、統一王者となってから約2年が経過し、WBC王座は戦わずして返上…ようやく2019年1月にホセシト・ロペス相手にWBA王座の防衛戦が決まりました。

サーマンさんガルシアをエッジる…キース・サーマンvs.ダニー・ガルシア

 

復帰と今後について

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サーマンは2019年1月についに復帰。2度の世界挑戦経験を持ち元WBC王者のビクター・オルティスをKOして元2階級制覇王者のマルコス・マイダナを苦戦させた激闘王のホセシト・ロペスと対戦します。

サーマンは約2年ぶりとなったこの試合で2ラウンドにカウンターの左フックでダウンを奪うなど上々の滑り出しを見せるものの、7ラウンドにロペスのフックをもらってストップ寸前に・・・足を使ったボクシングでロペスの突進をかわし切って判定勝ちを飾ったものの少しパッとしない復帰戦になりました。

サーマンさん大ピンチ…キース・サーマンvs.ホセシト・ロペス

その後は2019年7月20日にWBAレギュラー王者のマニー・パッキャオとの対戦が決定し、自身初のPPVファイトでキャリアハイの試合を引き当てましたね!!!!

パッキャオはフライ級、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級、ライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級で世界タイトルを獲得した文字通りの化け物。40歳となった今でもウェルター級のトップですな。

キャリアの中ではメキシカンレジェンドで4階級制覇王者のエリック・モラレス、同じくメキシカンレジェンドで4階級制覇王者のファン・マヌエル・マルケス、メキシカンレジェンドで3階級制覇王者のマルコ・アントニオ・バレラ、プエルトリコの英雄で4階級制覇王者のミゲール・コット、ライト級王者のデビッド・ディアス、2階級制覇王者のリッキー・ハットン、3階級制覇王者のシェーン・モズリー、2階級制覇王者のルーカス・マティセー、2階級制覇王者のジェシー・バルガス、ウェルター級3冠王のアントニオ・マルガリート、2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリー、元スーパーライト級王者のクリス・アルジェリ、元ライト級王者のブランドン・リオス、元4階級制覇王者のエイドリアン・ブローナー、6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ、後にWBAスーパーフェザー級暫定王者となるホルヘ・ソリス、2階級制覇王者のオスカー・ラリオスらをことごとく下してきた選手です。

負けたのはモラレス、マルケス、ブラッドリーとの試合で1度ずつ、キャリア初期の敗戦と後はジェフ・ホーンに流血の判定負け、さらにはフロイド・メイウェザーとのスーパーマッチでは200億以上のファイトマネーを稼いでますが試合では判定負けしてますな。

これまで多くのPPVファイトをこなしてきたパッキャオはアル・ヘイモンと契約しておりサーマンとの対戦を可能にしてきましたな。

この試合の前の予想は無敗で若く、よりセンスの高いサーマンが有利とする声が多く聞かれていました。

そしてパッキャオとサーマンの試合は試合前からサーマンがやたらとトラッシュトーク。パッキャオのことを引退させてやる、デラホーヤにしたことを今度は俺がやってやる、バスケットボールでもやっとけなどの暴言を吐きまくってパッキャオのおばあちゃんもイライラ…パッキャオの試合前の表情も怖かったですね…

そして試合では序盤お怒り気味のパッキャオさんが10歳年下のサーマンをスピードで圧倒!!サーマンはパッキャオのパンチをパワーで止めようとしますが1ラウンドに右フックを食らってダウン!パッキャオが序盤を優位に折り返します。しかしサーマンも中盤以降パワーショットと足を使ったカウンタースタイルでポイントを取り返し一進一退の攻防に…しかし10ラウンドにパッキャオがボディを効かせて僅差判定はパッキャオに!パッキャオがスーパー王座を獲得し2019年最大の試合を制しましたね!

敗れたサーマンは試合後に完敗を認めておりいい人にまた戻っています。試合前にはパッキャオに負けたら引退だと話してましたがまだまだウェルター級のトップとしてやってくれそうですね!

これはまさしく死闘と言えるな…マニー・パッキャオvs.キース・サーマン

 

ファイトスタイルについて

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サーマンのスタイルは高い身体能力を生かしたオールラウンダー。基本的には相手と中間距離を保ちながら対峙して強力なワンツーを主武器に、相手の入り際にフック、アッパーのカウンターを持ってくるアウトボクシングが上手いタイプです。

しかし、そんな彼には大きな弱点があります。それはボディの打たれ弱さ。コラーゾ戦では左ボディのカウンターでダウン寸前になるまで追い詰められており、ポーター戦でもしつこいボディ攻撃に体をくの字に曲げるシーンが見られました。

そのため彼の試合は常にKOの予感が秘められており、初回から12ラウンドまで目が離せないエキサイティングな試合が多いんですね!

今年はスペンスイヤーになりそうやぞ…エロール・スペンスvs.ショーン・ポーター予想

 

プライベートについて

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パッキャオ戦の前にはやたらとトラッシュトークをしているサーマンはあまりプライベートについて悪い噂やトラブルなどの醜聞は聞かれていません。

ただ、親日家ではあるようで日本にバケーションに訪れた際に六本木で出会ったネパール人の女性と結婚しています。試合での姿で全てを語る真のボクサー、真の王者といった感じですね!

ウェルター級のフィジカルモンスター!エロール・スペンス!!

 

サーマンの今後とまとめ

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その破壊的な強打とウェルター級屈指の身体能力で無敗のまま統一王者となったサーマン。2019年1月に遂に復帰し、パッキャオとも激闘を繰り広げたことでウェルター級がますます活気付きますね!!

WBAスーパー王者のパッキャオ、WBC王者のポーター、IBF王者のスペンス、WBO王者のクロフォードを中心に、コンテンダーも4階級制覇のブローナー、2階級制覇のジェシー・バルガス、2階級制覇のダニー・ガルシア、イギリスのスーパースターのアミール・カーン、元王者のアンドレ・ベルト、パッキャオを破ったジェフ・ホーンと層の厚さが尋常じゃないウェルター級の主役の1人が戻ってきたことでますますボクシングが盛り上がりますね!!

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ウェルター級最強トーナメント開始…エロール・スペンスvs.ショーン・ポーターの試合をテレビで見る方法は?これまでの経歴も解説!!

 

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