世界のボクシングファンが常に試合を楽しみにしており多くの試合で対戦相手をぶっ倒してきた天才パンチャーとも言われるWBA.IBF世界バンタム級王者の井上尚弥さん。パウンド・フォー・パウンドのランキングでもトップ3に入るなど日本人として歴代最強と言われております。
WBAスーパー、IBFバンタム級王者の井上は全階級最強との声も上がる日本の誇るモンスター。圧倒的なスピードとパワーで注目を集めており、これまでライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級で世界タイトルを獲得。彼の試合はアメリカでも注目を集めており、すでにアメリカデビューも果たしています。
これまでのキャリアでライトフライ級王座を後に統一する田口良一、2度世界王者となったアドリアン・エルナンデス、2階級制覇王者で20度以上の世界戦の経験があるレジェンドのオマール・ナルバエス、WBAバンタム級で長期政権を築いていたジェイミー・マクドネル、元WBAスーパー王者のファン・カルロス・パヤノ、IBF王者のエマヌエル・ロドリゲスを下してきました!!
特にバンタム級に上げてからの強さは凄まじく、マクドネル、パヤノを初回でKO。パヤノに至っては70秒で失神KOさせてロドリゲスも同じ世界王者なのに2ラウンドに圧力を強めてあっさりKO。もはや手のつけられない強さを持ちます。
そんなモンスターの井上尚弥とレジェンドで最近復活を遂げてきた元5階級制覇王者でWBA世界バンタム級スーパー王者のノニト・ドネアとの試合が確実視されており日本だけではなく多くの世界中のファンから期待されております。さらには元WBC王者で山中慎介の一件以来日本で嫌われまくっているルイス・ネリとの対戦の噂もありますね!
そんな世界でも大注目の井上尚弥さんの試合はこれからも多くの試合が国内外で行われます。そんな彼のここまでの経歴をまとめてみました!
マクドネル井上の逆鱗に触れてしまう… 井上尚弥vs.ジェイミー・マクドネル
井上尚弥の戦歴
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井上尚弥について
井上は神奈川県出身の1995年生まれの現在25歳。アマチュアの頃から史上初の高校7冠を達成するなど日本ボクシング界を背負う逸材として鳴り物入りでプロデビュー。
その強さはかの金メダリストの村田諒太が怪物君と評するほど・・・プロテストも当時の日本王者の黒田雅之相手に圧倒して、後に世界王者となる田口良一から苦しみながらも判定勝ちで日本王座奪取、OPBF王座もつかんで世界への扉をこじ開けます。
ちなみに田口良一は後にWBA.IBFライトフライ級王座を統一して日本人初の統一王者となるファイター。キャリアの中で、ペルー初の男子世界王座のアルベルト・ロッセル、元WBAミニマム級王者のファン・ランダエタや元WBAミニマム級王者の宮崎亮を下して後にWBAライトフライ級王者とのるカルロス・カニサレスとドロー。八重樫東を下していたIBF王者のミラン・メリンドを判定で破って統一王者となりましたな。
ライトフライ級時代
井上は2012年にデビューした後これまで無敗。2014年に初の世界挑戦をプロ6戦目で実現します。
相手はWBC世界ライトフライ級王者のアドリアン・エルナンデス。二度世界王者に就いたメキシコの強打者で止まらないラッシュで一気にストップまで持ち込む選手です。
エルナンデスはキャリアの中で1度目の戴冠時に2度目の防衛戦で後に2階級を制覇するコンパヤック・ポープラムックにまさかのKO負けを敵地タイで喫したもののリマッチで王座奪還。日本の角谷を4ラウンドにダウン応酬の激戦の末KOするなど強打を生かして試合を進めるメキシカンですな。
しかし井上さんは減量の影響で足がつりながらも6ラウンドTKO勝ち・・・井上さんのこの試合ではまさに力技でエルナンデスをねじ伏せておりエルナンデスがダウンした後続行を拒否する姿が印象的でした・・・
この瞬間当時の日本人最速記録であるプロ6戦目での世界王座を獲得し、井岡一翔の記録を塗り替えました!!
そして初防衛戦では後に八重樫東にも挑むタイのコンテンダー、サマートレック・ゴーキャットジムと対戦して減量の影響で全力を出し切れないまでも11ラウンドTKO勝ち。調子の悪さも勝敗には関係ないほどの強さを見せつけました。
スーパーフライ級時代
井上は2014年に一気に2階級あげてスーパーフライ級に参戦。フライ級をすっ飛ばして12月30日にWBO王者のオマール・ナルバエスに挑戦します。
ナルバエスはアルゼンチンの誇る名王者でフライ級王座を16度防衛、スーパーフライ級王座は11度防衛中。キャリア唯一の敗戦はバンタム級で全盛期のノニト・ドネアに喫したもののみで抜群の空間把握能力を持つ世界屈指の技巧派サウスポーの名王者です。
キャリアの中では基本的にアルゼンチンで引きこもっていたもののオマール・ソトやフェリペ・オルクタの有名コンテンダーを撃破。フランスではオリンピック金メダリストのブライム・アブスロウムを下しておりアルゼンチンの誇るスターですな。
しかし、そんなナルバエスさんはテクニックを見せる暇すらなく井上さんの前には2ラウンドで吹き飛ばされちゃいました・・・
井上はナルバエスさん相手に初回からゴリゴリ前に出てパワーとスピードで圧倒。距離感など関係なしに初回からゴリゴリ前に出てナルバエスから4度のダウンを奪う圧勝…わずか2ラウンドでナルバエスを沈めてキャリア初のKO負けをなすりつけ、世界に衝撃を与えました!
この試合の有名なエピソードとしてナルバエス陣営のトレーナーがあまりの井上のパンチ力にグローブに細工をしているのではないかと疑い、確認したそうですが何もないことを知ると井上を認めて去ったそうです笑。
しかし、井上はこの試合でナルバエスの額を打ってしまい、拳を負傷。1年のブランクを迎えることとなります。
モンスターがラテングレートを圧殺! 井上尚弥vs.オマール・ナルバエス
そして一年後に迎えた初防衛戦。相手は井上の不在期間に暫定王座を争ってデビッド・カルモナと引き分けたワルリト・パレナスと対戦します。
パレナスはかつて日本のリングでウォーズ・カツマタとして活躍した強打のフィリピン人で勝ても負けてもそのファイトは豪快そのもの。めちゃくちゃ積極的なアグレッシブスタイルが魅力の選手です。
しかし井上様の前では2ラウンドで粉砕…特に最後のダウンはロープ際で、パレナスをガードの上からダウンさせる圧倒的なもので、1年のブランクなど何も関係ないことを証明しました…
そして井上はもう1人の指名挑戦者デビッド・カルモナと対戦。しかしこの試合でも井上は序盤で右拳を負傷…それでも左手でカルモナを圧倒し、12ラウンドにはダウンを奪いますが世界戦初の判定勝ち。
ちなみにこの時負傷をセコンドの父に伝えずに試合後に喧嘩してしまったそうです…お互いのガチさ加減がよくわかるエピソードですね!
3度目の防衛戦はまたまた指名挑戦者のペッチバンボーン・ゴーキャットジム。この試合でも拳を痛めてしまった井上はタフなペッチバンボーンのパンチをもらうシーンがありながらも10ラウンドで力でねじ伏せています…この頃からパワーファイトを見直しはじめていますね。
4度目の防衛戦は元WBA王者で2度世界王者についた奇跡の男、河野公平!!河野は前戦ルイス・コンセプシオンに判定負けを喫した王座陥落したものの実力的には差はなく、世界王者級の力を持つ強敵で無尽蔵のスタミナと豊富な手数、KO負けが一度もないタフさを持つ選手です。
河野はこれまでのキャリアの中で名城信男、トマス・ロハスとの世界王座決定戦に敗れて世界から遠ざかっておりました。さらに後にWBC王者となる佐藤洋太との日本タイトル戦に負けるなどかなり苦しい中で3度目のチャンスとなった日本人キラーであるWBA王者のテーパリット・ゴーキャットジムとの試合でなんと4ラウンドKO勝ちの奇跡を起こして世界タイトルを獲得。初防衛戦で暫定王者のリボリオ・ソリスに僅差負けを喫しましたがソリスの剥奪で元WBAフライ級王者のデンカオセーン・カオウィチットを8ラウンドKOしてまた王座返り咲き。しかしルイス・コンセプシオンに負けて陥落しておりましたな。
井上はこの試合パワーとスピードで河野を初回から圧倒。河野はガードの上からふらつきながらでも向かってきて井上が明らかにイライラする場面も・・・しかし、6ラウンドに強烈な左フックのカウンターをぶちかまして河野ダウン!!そのまま連打でストップに持ち込む強烈なKOで河野に初のKO負けを擦り付け、引導を渡しました!!
そして5度目の防衛戦ではランキング2位のリカルド・ロドリゲスと対戦し、ジャブに左フックを合わせまくるなどスピードの差を見せつけての3ラウンドTKO・・・少し異次元の強さでした。
さらに6度目の防衛戦ではアントニオ・ニエベスと対戦。しかも遂にアメリカデビュー。ニエベスはバンタム級を主戦場にする選手で井上は自身の力をデモンストレーション。HBOで中継されたこの試合で5ラウンドに左ボディでダウンを奪い、逃げ回るニエベスを6ラウンド終了時に棄権に追い込む強烈なデビューを果たしました!!
そのあまりの強さにIBF王者のジェルウィン・アンカハスとの対戦もうわさが上がっては消え、井上は日本でヨアン・ボワイヨと7度目の防衛戦。何度倒されても立ち上がる勇敢なボワイヨを4度ダウンさせて3ラウンドKO勝ち・・・この試合で井上の減量は限界を迎えてバンタム級へと階級を上げます。
井上さん河野のしつこさにイライラする…井上尚弥vs.河野公平
バンタム級とWBSS出場
スーパーフライ級を卒業した井上さんはバンタム級でいきなりの世界挑戦。
WBAレギュラー王者で元IBF王者でもあるジェイミー・マクドネルと対戦します!!マクドネルはアメリカで亀田和毅を二度破った強敵でバンタム級では破格の体格を持つアウトボクサー。イギリス人の世界王者として史上初めて日本のリングにおりました。
マクドネルは後にWBCスーパーバンタム級王者となるフリオ・セハを下してIBFタイトルを獲得。しかし返上してWBAタイトルを獲得すると元WBO王者の亀田和毅を2回下しており、元WBAスーパーフライ級王者のリボリオ・ソリスに議論を呼んだ判定勝ちもあります。アメリカのリングやモナコのリングでも試合をしてきた実力者。弟のギャビンもスーパーバンタム級コンテンダーですな。
しかし、前日軽量で遅刻してくると井上様のイライラはピークに・・・その怒りに任せるような井上さんは初回左フックでダウンを奪うとラッシュで一気にTKO・・・初回KO勝ちで圧倒的な強さを見せつけての3階級制覇に成功しました!!
そして井上様は期待されるWBSSバンタム級トーナメントに第2シードとして参戦。優勝候補筆頭としてWBAスーパー王者のライアン・バーネット、IBF王者のエマヌエル・ロドリゲス、WBO王者のゾラニ・テテの4人の王者が参戦する豪華な顔ぶれとなりました!!
そして井上は一回戦で元WBAスーパー王者で山中慎介と2度の激闘を戦ったアンセルモ・モレノを破った経験のあるファン・カルロス・パヤノと対戦します。
パヤノは元オリンピアンでやりにくさ満点のサウスポー。その頭から突っ込んでくるラフさで10度以上の防衛を果たしていたアンセルモ・モレノの長期政権を負傷判定で終わらせておりさらには3回オリンピックに出てきていたルーシー・ウォーレンも撃破。リマッチで敗れたものの経験値の高さと世界のトップとやってきた実績がありますな。
パヤノのオリンピアンらしからぬラフなアタックの前に苦戦する可能性も報じられましたが、結果はなんと衝撃の70秒で右ストレート一発で失神KO勝ち・・・後頭部からばったりと倒れる強烈なKOとなり世界に衝撃を与えています!!
ちなみにほかの王者たちはゾラニ・テテが敵地ロシアで判定勝ち、エマヌエル・ロドリゲスがホームのフロリダ州オーランドでジェイソン・モロニーに辛勝。ライアン・バーネットが地元イギリスで元5階級制覇王者のノニト・ドネアにまさかの負傷TKO負け!王者クラスの選手が準決勝へと進んでいます。
モンスターはパッキャオばりの怪物…井上尚弥vs.ファン・カルロス・パヤノ
次戦は2019年5月18日にスコットランドにて、準決勝としてIBF王者のエマヌエル・ロドリゲスと対戦。試合前にはロドリゲスの練習を撮影していた父の真吾トレーナーが突き飛ばされるなど一悶着ありましたね。
ロドリゲスはプエルトリコの誇るパンチャーで敵地イギリスにおいて元IBF王者のポール・バトラーとの王座決定戦を判定で制して王座を獲得。かなりの強打者でありバトラーを初回に2度ダウンさせて何もさせずにシャットアウトの判定勝ちを収めましたな。
しかしトーナメントの1回戦となった指名挑戦者のジェイソン・モロニー戦では大苦戦。モロニーの執拗なボディアタックに間合いを詰められてしまいさらに右拳を痛めたことで絶賛となりましたが僅差で手が上がりましたな。ちなみに個人的にはモロニーの勝ちだったと思います。
そして試合は初回こそロドリゲスがアグレッシブにワンツー、ジャブと左フックをついて井上から被弾を奪う好スタートを切ります。しかし井上が2ラウンドに一気に圧力を強めて右フックからの左フックを決めるとロドリゲスはダウン!!立ち上がってすぐに左ボディを叩き込むとまたもやダウンしてコーナーを泣きそうな目で見るロドリゲスはコーナーに追い詰められて自ら倒れるようにダウン!井上が異次元の強さで他団体の王者にも実力差を見せつけました!
統一王者となり圧巻のパフォーマンスを見せた井上は試合後に決勝で待つノニト・ドネアとフェイスオフ!2人の対戦が決まりましたね!
ドネアは元5階級制覇王者で彼の左フックのカウンターはもはや芸術的でこれまで2度のノックアウト・オブ・ザ・イヤーを獲得。フライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級でタイトルを獲得してアジア人として初めて4団体のベルトを獲得、現在はまたバンタム級にウェイトを下げてWBAスーパー王者として君臨しています。
これまでのキャリアはもはや伝説的で2階級制覇王者のビック・ダルチニャンを2度、2度IBFフライ級王者となるモルティ・ムザラネ、後にWBAフライ級王者となるエルナン・マルケス、元WBAバンタム級王者のウラジミール・シドレンコ、3階級制覇王者のフェルナンド・モンティエル、2階級制覇王者のオマール・ナルバエス、元WBOスーパーバンタム級王者のウィルフレド・バスケス・ジュニア、IBFスーパーバンタム級王者のジェフリー・マサブラ、WBCスーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃、5階級制覇王者のホルヘ・アルセ、WBAフェザー級スーパー王者のシンピウェ・ベチェカ、スーパーバンタム級コンテンダーのセサール・フアレス、WBAバンタム級スーパー王者のライアン・バーネットを撃破。
敗れた試合は右拳を骨折したプロ2戦目の試合とWBAフェザー級王者のニコラス・ウォータース戦、オリンピックで金メダルを2度獲得したギレルモ・リゴンドー戦、2階級制覇王者のカール・フランプトン戦、WBOスーパーバンタム級タイトルがかけられたジェシー・マグダレノ戦のみですね!
現在もWBAバンタム級王座を保持するドネアは一撃必殺の左フックのカウンターを武器に7度もの世界王座を獲得。36歳となった今も世界のトップとして活躍を続けています。
そんなドネアと対戦することが確実視されている井上はWBSSトーナメントの決勝でドネアとの対戦。この試合は11月7日に日本のさいたまスーパーアリーナで行われることが決まっております!
こいつなんでパウンド・フォーパウンドじゃねぇんだよ…井上尚弥vs.エマヌエル・ロドリゲス 試合後のコメント、ドネアのコメントもあり!
ドネアとの大激戦とWBSS制覇
井上はついにドネアと拳を交えます。そしてこの試合はまさに日本ボクシング史上に残るほどの大激闘となり、個人的にはオスカー・デラホーヤとアイク・クオーティの試合を彷彿とさせるような試合となりましたね。
試合は序盤からパワーとスピードに勝る井上がドネアの顔面を腫らすなど初回を優位に折り返しましたが2ラウンドにドネアは接近戦で左フックを当てると井上は目の上をカットして流血!!動揺してるとドネアがプレッシャーをかけてきて鼻血も出してしまうほどの苦戦となります。5ラウンドには右クロスで大きくふらつかせたものの中盤はドネアがプレッシャーをかけてポイントをリード。9ラウンドには右クロスで井上が大きくふらついてしまいます。
しかし井上はここからが強かった。追い込まれた井上は逆にプレッシャーをかけて11ラウンドにアッパーからの左ボディでドネアは悶絶!!井上に背を向けてコーナー付近でダウンすると誰もが試合は終わったかに思えましたがドネアはなんと立ち上がってカウンターの左フックを狙うなど白熱。12ラウンドもお互いに死力を出し尽くした試合は井上が三者三様の判定で勝利!!!見事にレジェンドを退けてモハメド・アリのトロフィーを獲得してバンタム級最強を証明しました!!!
お前らデラホーヤとクォーティかよ笑笑 井上尚弥vs.ノニト・ドネア
そして井上は次戦では3階級制覇チャンピオンでWBOチャンピオンのジョン・リル・カシメロとの試合が決まっていたもののコロナウイルスの影響でキャンセルに。オーストラリアのトップコンテンダーであるジェイソン・モロニーとの試合がラスベガスで決まります。
モロニーはIBFチャンピオンだったエマヌエル・ロドリゲスにフロリダでWBSSトーナメントの1回戦にて挑戦して僅差判定負け。しかし個人的には勝っていたと思っており、元WBAスーパーフライ級チャンピオンの河野公平を下しています。ラスベガスでもすでに無観客試合をこなしていますね。
そしてこの試合は開始から井上がガードを固めるモロニーにジャブとフックを打ち込んで圧倒!モロニーもジャブを返してサイドへと動きを絶え間なく行って食い下がったものの6ラウンドに左フックを喰らってダウンすると最後は7ラウンドに右クロスを浴びて粉砕されました!
モロニーちゃんイタズラどころじゃなく、粉砕…井上尚弥vs.ジェイソン・モロニー
そして次戦はIBF指名挑戦者のマイケル・ダスマリナスとの試合が決定。ダスマリナスは1992年生まれの27歳。サウスポーのパンチャーとして知られており、フィリピン出身のIBF指名挑戦者として試合に臨むことになりますな。
ここまでのレコードは30勝20KO2敗1引き分け。キャリアの初期にノックアウト負けを喫しており、スーパーフライ級時代に判定負けを喫してますな。
キャリアの中ではWBCユースのスーパーフライ級タイトルを獲得。フィリピンタイトルも獲得しており、WBOインターナショナル王座をバンタム級で獲得してます。ケニー・デメシロを判定で破ってIBF指名挑戦者の権利を勝ち取りましたな。
そしてこの試合は開始から井上が前に出てきてダスマリナスがサイドに回る展開に!井上は2ラウンドからプレッシャーを強めて痛烈な左ボディでダウンさせ、3ラウンドに2度のダウンをボディで追加してストップしました!