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アジアを代表する軽量級ボクサーの1人でここまでのキャリアで5階級制覇を達成して多くのKO劇を生み出してきたフィリピンの英雄ノニト・ドネア。WBSSバンタム級トーナメントに決勝進出して井上尚弥との激闘を演じましたね!

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彼の左フックのカウンターはもはや芸術的でこれまで2度のノックアウト・オブ・ザ・イヤーを獲得。フライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級でタイトルを獲得してアジア人として初めて4団体のベルトを獲得、現在はまたバンタム級にウェイトを下げてWBAスーパー王者として君臨しています。

これまでのキャリアはもはや伝説的で2階級制覇王者のビック・ダルチニャンを2度、2度IBFフライ級王者となるモルティ・ムザラネ、後にWBAフライ級王者となるエルナン・マルケス、元WBAバンタム級王者のウラジミール・シドレンコ、3階級制覇王者のフェルナンド・モンティエル、2階級制覇王者のオマール・ナルバエス、元WBOスーパーバンタム級王者のウィルフレド・バスケス・ジュニア、IBFスーパーバンタム級王者のジェフリー・マサブラ、WBCスーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃、5階級制覇王者のホルヘ・アルセ、WBAフェザー級スーパー王者のシンピウェ・ベチェカ、スーパーバンタム級コンテンダーのセサール・フアレス、WBAバンタム級スーパー王者のライアン・バーネット、WBCバンタム級チャンピオンのノルディ・ウーバーリを撃破。

敗れた試合は右拳を骨折したプロ2戦目の試合とWBAフェザー級王者のニコラス・ウォータース戦、オリンピックで金メダルを2度獲得したギレルモ・リゴンドー戦、2階級制覇王者のカール・フランプトン戦、WBOスーパーバンタム級タイトルがかけられたジェシー・マグダレノ戦のみですね!

現在もWBAバンタム級王座を保持していたドネアは一撃必殺の左フックのカウンターを武器に7度もの世界王座を獲得。36歳となった今も世界のトップとして活躍を続けています。

ドネアの異名はその切れ味鋭い閃光のような左フックのカウンターから "Filipino flash"!フィリピンの閃光ですね!!現在ではアメリカのカリフォルニアを中心に大きなイベントに出場するなどアジア系の方に多くの支持を受ける彼の試合を見る方法と戦歴をまとめてみました!!

世界を席巻するスーパーモンスター!井上尚弥!

 

ドネアの戦歴

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ドネアのプロフィール

ノニト・ドネアは1982年生まれの36歳。フィリピン出身で幼少期はとても気弱で病弱。周囲からいじめを受けて自殺まで考えていたそうです。しかし兄のグレン・ドネアがボクシングをしていた影響でノニトもボクシングを始めて11歳の時に家族でアメリカに移住しています。

高い身体能力から頭角を現したドネアは15歳でアマチュアとしてシルバーグローブ優勝。ナショナルジュニアオリンピックでも優勝して17歳の時にはUSAのナショナルトーナメントで優勝しています。しかしオリンピックの国内選考会ではブライアン・ビロリアに敗れてオリンピック出場はなりませんでした。

その後ノニトは兄のグレンと共に大学のミシガン大学の奨学金の誘いを断ってプロに転向。ちなみに兄のグレンは世界王者になることなく引退して現在はトラックの運転手をしています。

また、ドネアは2012年にパルコ・スキャンダルの中心人物だったビクター・コンテがコンディショニングコーチだったことを受けてドーピング検査を生涯受けていくことを宣言。オリンピック形式の最も厳しい検査を自費で受けて現在まで続けています。

ドネアたんビビってアウトボクシング…ノニト・ドネアvs.ラファエル・コンセプシオン

 

これまでの実績

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ドネアは2001年に19歳でプロデビュー。デビュー戦では当然のようにKO勝ちを収めたものの、プロ2戦目で右拳を骨折したドネアはまさかの5ラウンド判定負けを喫します。

その後は3連勝して2002年にはグアムにてWBOアジア・パンパシフィックフライ級王座を獲得。その後も勝利を積み重ねていきます。

そして2006年には空位のNABFスーパーフライ級王座を苦戦しながら獲得。フライ級王座も獲得して世界戦へとこぎつけます。

ナルバエスさん亀ガードに引きこもる…ノニト・ドネアvs.オマール・ナルバエス

 

フライ級時代

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ドネアは2007年に初の世界挑戦。相手はオーストラリアの強打者であるビック・ダルチニャン。ダルチニャンはフライ級離れしたサウスポースタイルの強打者で左フックを容赦なく振り回してくる選手です。

兄のグレンもダルチニャンに挑んで負傷判定で敗れており、ダルチニャンは当時フライ級最強。ドネアはかなり舐められており試合前にダルチニャンのトークにかなりイライラしたそうですね。

そして圧倒的不利な予想で迎えた試合はドネアがダルチニャンをアウトボクシング!スピードで勝りダルチニャンを焦られます。そして5ラウンドにダルチニャンが左フックを放ってきた時にドネアは左フックのカウンターをドンピシャでヒット!!前のめりに倒れたダルチニャンは失神してよく立ってきたもののロープに寄りかかりレフェリーが試合をストップ!ドネアが大番狂わせで王座を獲得しました!

この試合は大きな話題を呼んでこの年のアップセット・オブ・ザ・イヤー、ノックアウト・オブ・ザ・イヤーに選ばれておりドネアのバストバウトに推す声も多くあります!

初防衛戦を8ラウンドでクリアしたドネアは2度目の防衛戦で強敵を迎えます。現IBFフライ級王者のモルティ・ムザラネです。

ムザラネは攻防分離の南アフリカのファイターでめっちゃ強打者。ドネアはこの試合で打っても打っても前に来るムザラネに苦戦しますがムザラネの目上をカットさせて負傷ストップ!強敵をなんとか破ります。

その後ラウル・マルティネスをフィリピンにて4ラウンドKOで下したドネアはスーパーフライ級に階級を上げます

ドネアさんダルチニャンを痛烈にノックアウト!!ノニト・ドネアvs.ビック・ダルチニャン1

 

スーパーフライ級時代

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ドネアは2009年にスーパーフライ級デビュー。いきなりWBA暫定王者の強打のラファエル・コンセプシオンと対戦します。

しかしドネアはこの試合苦戦。コンセプシオンの強打をまともにもらうシーンもあり警戒したドネアは間合いを取りアウトボクシングに徹して判定勝ち。2階級制覇を達成しました!

そして初防衛戦では後にWBAフライ級王者となるエルナン・マルケスと対戦。とにかく前に出てくるマルケスを相手に4ラウンドまでサウスポーで戦うなど余裕を見せて8ラウンドに左アッパーにカウンターでKO。この試合を最後にバンタム級へとあげます

ドネアさん5階級制覇したのに批判されてしまう…ノニト・ドネアvs.シンピウェ・ベチェカ

 

1度目のバンタム級時代

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2010年にバンタム級に上げたドネアはテストマッチとして元WBAバンタム級王者のウラジミール・シドレンコと対戦。

シドレンコは元オリンピアンで日本でも試合をした経験のある技巧派。アンセルモ・モレノに2度敗れていますね。

そしてドネアはこの試合でシドレンコを血祭りに上げる戦慄のバンタム級デビュー。1ラウンドと3ラウンドにダウンを奪う快勝で4ラウンドTKO勝ち。シドレンコはこの試合を最後に引退しちゃいましたな…

そしてドネアはバンタム級王座挑戦としてWBO.WBC統一王者のフェルナンド・モンティエルと対戦します。

モンティエルはフライ級、スーパーフライ級、バンタム級で王座を獲得してきたメキシカンで日本で長谷川穂積をKOしてWBC王座をコレクションした強打者。左フックは一撃必殺の威力を秘めますな。

しかしこの試合ではドネアが試合前から有利予想。試合でもモンティエルはドネアのスピードについていけずに2ラウンド左フックのカウンターがドンピシャでヒット!!もんどりうって倒れたモンティエルは全身を激しく痙攣させながらなんと立ち上がるものの追撃を受けてストップ!!ドネアがまたも戦慄のKOで3階級制覇に成功しました!!

ちなみにこの試合はドネア自身2度目のノックアウト・オブ・ザ・イヤーを獲得。その自慢の左フックの威力が世界に衝撃を与えましたね!

そして迎えた初防衛戦では2階級制覇王者のオマール・ナルバエスと対戦。ナルバエスはフライ級、スーパーフライ級でWBO王座を獲得した元オリンピアンでここまで無敗。高い空間把握能力を持ちフライ級では16度もの防衛回数を誇ります。

しかしこの試合でナルバエスは自慢の高い空間把握能力を全く見せられませんでした。ドネアのスピードに撹乱されたナルバエスはガードの中に引きこもってシャットアウトの判定負け。多くのブーイングを浴びてアメリカを去りましたね…ネアはこの試合を最後にスーパーバンタム級へと乗り出します。

フィリピンの閃光がモンティエルをノックアウト! ノニト・ドネアvs.フェルナンド・モンティエル

 

1度目のスーパーバンタム級時代

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ドネアは2012年にスーパーバンタム級デビュー。ホルヘ・アルセが返上した空位のWBO王座を元王者のウィルフレド・バスケス・ジュニアと争います。

バスケスは父上が偉大な3階級制覇王者のプエルトリカン。強打者として知られておりアルセに敗れたものの返り咲きを狙ってきましたね。

そしてこの試合はドネアがスピードでバスケスを圧倒。左拳を痛めたものの9ラウンドにダウンを奪って目を腫らしながらも2-1の判定勝ち。しかし多くのファンはドネアの判定勝ちで問題ないとしており、4階級制覇を達成しました!

そして初防衛戦では南アフリカのIBF王者のジェフリー・マセブラと王座統一戦。マセブラはかなり長い選手でやりにくいタイプですね!

そしてドネアはこの試合で少し苦戦。4ラウンドにマセブラの顎を割る左フックでダウンを奪ったもののジャブに苦戦して判定勝ち。少しパフォーマンスが落ち始めます。

そしてドネアは次戦で日本のファンから大注目の試合を行います。WBCスーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃との試合です。

西岡は王座を7度防衛した名王者でジョニー・ゴンサレスを敵地メキシコで衝撃のKO。ラスベガスでラファエル・マルケスを判定で下してドネアとの対戦をかねてから希望していました。

しかしドネアはやっぱり強かった。開始からガードを高く上げて戦う西岡は左フックを警戒するあまり踏み込めずポイントを失います。中盤左ストレートを数発当てたものの9ラウンドにダウンを奪われてセコンドがタオルを投げるTKO負け。西岡はこの試合を最後に引退しています…

そしてドネアは次戦で5階級制覇王者のやんちゃボーイ、ホルヘ・アルセと対戦。しかしドネアがアルセをけちょんけちょんにして3ラウンドに左フックであっさりKO勝ち。この頃から挑発されていたWBA王者のリゴンドーとの試合を実現します。

リゴンドーはオリンピックで金メダルを2度獲得した技巧派サウスポー。強さは間違いないもののそのつまらない試合運びから誰もが試合を避ける存在でした。

そしてニューヨークで迎えたこの試合でしたがリゴンドーはやっぱり化け物でした。序盤から切れ味鋭い左ストレートを飛ばしてくるリゴンドーの前に思うように動かないドネアはポイントを失い、10ラウンドにスリップ気味のダウンを奪ったものの後半目を負傷して判定負け。リゴンドーに王座を奪われます。

リゴンドーに敗れたドネアでしたがリゴンドーはこの勝利からまた避けられてしまう羽目に…ドネアは対照的に肩を手術した後フェザー級に階級を上げます。

ドネアさん勝利よりも目を優先…ギレルモ・リゴンドーvs.ノニト・ドネア

 

1度目のフェザー級時代

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リゴンドーに敗れたドネアは半年後に再起。フェザー級に上げてかつてのライバルビック・ダルチニャンと6年越しのリマッチを行います。

ダルチニャンはドネアに敗れた後スーパーフライ級で王座を統一。しかしバンタム級、スーパーバンタム級では王座獲得ならずフェザー級に上げてきました。

体格で勝るドネア有利の予想が多かったのですが、リベンジに燃えるダルチニャンがドネアの頬骨を砕くなど優勢に進めます。しかしドネアは9ラウンドに一気に爆発。左フックでダウンを奪うと右フック、アッパーで勝負を決めました!

そしてドネアは半年後の2014年にマカオにて5階級制覇に挑戦。南アフリカのシンピウェ・ベチェカの持つWBAスーパー王座に挑みます。

ベチェカは長期政権を築いていたクリス・ジョンをKOして初黒星にして引退試合を与えた強打者でかつて日本で長谷川穂積と対戦して善戦しています。

そしてこの試合はドネアが苦戦。パワーで勝るベチェカに押し込まれて偶然のバッティングで流血するなど苦戦します。しかし4ラウンドに左フックのカウンターでダウンを奪うとこのラウンド終了後に負傷判定に。ドネアがダウンの分でギリギリ判定勝ちを収めて5階級制覇に成功します!!

そしてドネアは初防衛戦で強敵を迎えます。ジャマイカのWBA正規王者、ニコラス・ウォータースです。ウォータースは強打者として知られており、前戦ではダルチニャンに失神KO勝ちを収めています。

そしてこの試合はドネアにとってあまりにもパワー差がありました。3ラウンドにダウンを奪われ、5ラウンドに左フックを当ててダウン寸前まで追い込んだものの6ラウンドにまたダウン!そして右ストレートをもらうとレフェリーが試合をストップ!ドネアはキャリア初のKO負けを喫します。この敗戦を受けてドネアはスーパーバンタム級に階級を下げることを選択します。

ドネアさん階級の壁に当たる…ノニト・ドネアvs.ニコラス・ウォータース

 

2度目のスーパーバンタム級時代

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ドネアは2015年に再起して2連勝。その実績から空位のWBO王座の決定戦のチャンスを得ます。そして相手はタフなコンテンダーのセサール・フアレスでした。

プエルトリコで行われたこの試合はドネアが大振りのフアレス相手に4ラウンド痛烈な左フックでダウンを奪い、KO寸前に追い込みます。しかしフアレスは異常なまでのタフネスを見せて中盤以降ドネアを押し込みまくるすごい激闘に…ドネアが要所で左フックを当てて判定を制しましたがかなり苦しい試合でしたね…

そしてフィリピンでハンガリーのゾルト・べダックを3ラウンドで下したドネアはラスベガスでトッププロスペクトのジェシー・マグダレノと対戦します。マグダレノは兄のディエゴも世界挑戦しているサウスポーですね!

そしてこの試合はプレッシャーをかけるドネアとスパーでかき回してくるマグダレノの採点の難しい試合に…個人的にはドローと見ましたがジャッジはマグダレノを支持。ドネアが王座陥落となりましたな。

ドネアさん激闘型に巻き込まれる…ノニト・ドネアvs.セサール・フアレス

 

2度目のフェザー級時代

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納得いかないながらもマグダレノに敗れたドネアは約1年後にルーベン・エルナンデスを破ってWBCフェザー級シルバー王座を獲得。フェザー級に再挑戦します。

そして迎えたチャンスはWBO王者のオスカー・バルデスが負傷したことによる暫定王座決定戦。自身初となるイギリスに乗り込んで元2階級制覇王者のカール・フランプトンと対戦します。

フランプトンはカウンターパンチャーでスーパーバンタム級ではWBA.IBF王座を統一。フェザー級ではサンタクルスに初黒星をなすりつけてWBAスーパー王座を獲得。リマッチで敗れて以来の世界戦となりましたね!

そしてこの試合はカウンターパンチャー同士の間合いの取り合いという玄人好みの試合に…ドネアが右ストレートを伸ばしてもフランプトンは打ち終わりにワンツー、ジャブを合わせて判定勝ち。ドネアはやはりフェザー級では難しいと悟ります。

ドネアさん微妙に負けたのかな…?ノニト・ドネアvs.ジェシー・マグダレノ

 

2度目のバンタム級時代

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フランプトンに敗れたドネアはウルトラチョイスを敢行します。WBSSバンタム級トーナメントへの参戦です。

WBSSバンタム級トーナメントにはWBA王者の井上尚弥、WBAスーパー王者のライアン・バーネット、WBO王者のゾラニ・テテ、IBF王者のエマヌエル・ロドリゲスが参戦するかなり巨大なイベントに。ドネアはフェザー級から2階級下げてレジェンドとして参戦します。

抜群のネームバリューを持つドネアは第1シードのバーネットから指名。敵地スコットランドにてバーネットの持つWBAスーパー王座に挑戦します。

個人的にはドネアが本当にウェイトを下げて動けるのか心配でしたが、ドネアの動きは問題なく、動き回るバーネットを追いかけ回す試合となります。そしてバーネットは4ラウンドに背中を負傷!!自分のパンチで座り込むダウンを喫してこのラウンド終了後に棄権!ドネアが大番狂わせでWBAスーパー王座獲得、トーナメント準決勝進出を決めました!!

さらにドネアは敗れたバーネットに自分が望んでいた試合の勝ち方ではなかったとねぎらう言葉をかけて人格者であることを見せましたね!

ドネア大番狂わせ!!ライアン・バーネットvs.ノニト・ドネア

このトーナメントは金銭面で色々あったものの2019年4月に準決勝。WBO王者のゾラニ・テテと対戦するはずでしたが試合3日前にテテが肩を負傷してリザーブ要員のステファン・ヤングと対戦することになります。

ヤングはかつてレイマート・ガバリョとのWBA暫定王座決定戦に敗れたサウスポーでランキング5位なコンテンダーでした。

しかしアメリカのルイジアナ州ラファイエットで行われたこの試合はドネアが格の違いを見せつけます。パワーでヤングを圧倒したドネアは右目を大きく腫らしたヤングを攻め立ててヤングのパンチをものともしないめっちゃ怖いボクシング…6ラウンドに右ストレートからの左フックを当てるとヤングは失神して仰向けにダウン…KO勝ちを収めてWBSS決勝へと駒を進めています!!

そして5月18日にスコットランドで行われたもう一つの準決勝で勝利した井上尚弥にドネアは試合がリングイン!2人が戦うのは運命だと話していましたね!

そして2人は11月7日に日本のさいたまスーパーアリーナにて対戦することが決まっています!世界の注目を集める試合になりますね!

井上とやるのはドネアか…ノニト・ドネアvs.ステファン・ヤング 試合後のコメントもあり!

 

井上尚弥との激闘

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ドネアはついに日本に来日してIBF.WBAチャンピオンの井上尚弥との試合を行います。そしてこの試合は日本ボクシング史だけではなく世界バンタム級タイトルマッチの歴史に残るような素晴らしい試合になります。

試合は序盤からパワーとスピードに勝る井上がドネアの顔面を腫らすなど初回を優位に折り返しましたが2ラウンドにドネアは接近戦で左フックを当てると井上は目の上をカットして流血!!動揺してるとドネアがプレッシャーをかけてきて鼻血も出してしまうほどの苦戦となります。5ラウンドには右クロスで大きくふらつかせたものの中盤はドネアがプレッシャーをかけてポイントをリード。9ラウンドには右クロスで井上が大きくふらついてしまいます。

しかし井上はここからが強かった。追い込まれた井上は逆にプレッシャーをかけて11ラウンドにアッパーからの左ボディでドネアは悶絶!!井上に背を向けてコーナー付近でダウンすると誰もが試合は終わったかに思えましたがドネアはなんと立ち上がってカウンターの左フックを狙うなど白熱。12ラウンドもお互いに死力を出し尽くした試合は井上が三者三様の判定で勝利!!!見事にレジェンドを退けてモハメド・アリのトロフィーを獲得してバンタム級最強を証明しました!!!

敗れたドネアはなお、世界のトップであることを証明。モンスターを相手に全く引けを取らない彼の姿勢は感動的なものもありましたね!

お前らデラホーヤとクォーティかよ笑笑 井上尚弥vs.ノニト・ドネア

ウーバーリとの試合

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ドネアは井上尚弥に敗れた後即座にWBC指名挑戦者の座に認定。チャンピオンのノルディ・ウーバーリとの試合がオーダーされます。

ウーバーリはフランス人で格闘家一家に生まれているサウスポーの強打者。オリンピックに2度も出ているなどアマチュアとしてもトップを走ってきた無敗の選手ですね!

キャリアの中ではWBC世界バンタム級タイトルを獲得。アメリカやカザフスタン、日本でも試合をしておりフランスだけではなく世界各地で試合をしてきております。

下してきた相手は元WBAスーパーチャンピオンでスリータイムオリンピアンのルーシー・ウォーレン、ゾラニ・テテに挑戦しているアーサー・ビジャヌエバ、当時無敗で井上尚弥の弟である暫定チャンピオンの井上拓真を下しております。

そしてこの試合は開始からドネアがプレッシャーをかけてきてウーバーリにカウンターを合わせてくる展開に!ウーバーリは3ラウンドに左フックのカウンターで2度ダウンして追い詰められると4ラウンドにもダウンを追加され、ストップ!ドネアが39歳にして返り咲きを果たしました!

フィリピン・モンスターの怪気炎…ノルディ・ウーバーリvs.ノニト・ドネア


そして次戦ではWBOチャンピオンのジョン・リル・カシメロとの試合が決定。

カシメロはライトフライ級、フライ級、バンタム級で世界タイトルを獲得している3階級制覇チャンピオン。カウンターのショートのフックが痛烈な選手で間合いが詰まった一瞬を狙い撃ちすることで体格的な不利を覆しております。

キャリアの中ではフィリピンだけではなく、アメリカやイングランド、ニカラグア、南アフリカ、中国、タイなどで試合をこなしてきておりほとんどの試合に勝利。どこでも力を出し切れることが大きな強みですね!

キャリアの中ではニカラグアでセサール・カンチラをノックアウトしてWBOライトフライ級暫定王座を獲得。アルゼンチンでルイス・ラサルテをノックアウトしてIBFライトフライ級王座を獲得して、後にWBCチャンピオンになるペドロ・ゲバラを撃破。かつて敗れたIBFフライ級チャンピオンのアムナット・ルエンロンを中国でノックアウトしてフライ級王座獲得。後にWBCチャンピオンになるチャーリー・エドワーズをノックアウトしております。さらにWBOバンタム級暫定王座を獲得するとイングランドにてゾラニ・テテをノックアウトして王座を獲得。WBA.IBFチャンピオンの井上尚弥の首を狙う1人ですね!

敗れたのはフライ級ツータイムチャンピオンになるモルティ・ムザラネとIBFフライ級チャンピオンで後にリベンジするアムナット・ルエンロン、ライトフライ級ツータイムチャンピオンになるラモン・ガルシア、IBF世界スーパーフライ級チャンピオンのヘルウィン・アンカハスに挑むジョナス・スルタンのみですね!

倒し合いの振り回し…ノニト・ドネアVSジョン・リル・カシメロ予想

今後期待される試合

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ドネアに今後期待される試合はWBSSトーナメントの決勝での勝ち上がってきた井上尚弥とのリマッチです!

ドネアはすでに36歳。今年で37歳ですのでWBSSトーナメント終了後の引退が決まってもおかしくない状況です。そんなレジェンドの彼には是非ともビッグマッチをしてほしい!!

井上尚弥はパウンド・フォー・パウンドのリストにも入る3階級制覇王者のモンスター。新旧怪物対決として大きな話題を呼んだこの試合は素晴らしい試合になりましたので是非ともアメリカでリマッチをしてほしいと思いますね!!

日本人選手史上最高のビッグマッチになる予感…井上尚弥vs.ノニト・ドネア予想

 

ドネアのファイトスタイル

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ドネアのスタイルは豪快。とにかくパワフルな左右フックをカウンターで合わせてきて相手のパワーを利用したカウンターが大の得意です。そしてそのフックは遠心力マックスのため一度当たるとアウトですな…

高い身体能力を誇るものの最近はあまり足が動かなくなっておりワンツーをガードの上から放つパワースタイフが目立ちます。特にバンタム級では破格のパワーパンチャーであるためスタイルは変わっていると言えますね!

振り回すフックと強力なプレッシャーをかけてくるため井上尚弥からしたら少し苦手なタイプです。どちらも中間距離を得意とするためかなり緊迫感のある試合となりましたね!

2-1でドネアではないと思うぞ笑笑。ノニト・ドネアvs.ウィルフレド・バスケス・ジュニア

 

親日家として

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ドネアは日本が大好きな親日家で度々来日しています。京口紘人のIBFミニマム級タイトルマッチにも会場に来ていましたよね笑笑。

また日本の侍文化がめっちゃ好きなようで7人の侍や宮本武蔵の映画を見るなど日本の文化が大好きですね笑笑。

さらに日本のアニメや漫画が大好きではじめの一歩が大好きだそうです笑笑。さらに作者の森川ジョージと対談してめちゃくちゃ嬉しそうでしたね笑笑。

また、人格者でもありかなりフレンドリーな性格をしています。2012年に拳を交えた西岡利晃とは友人となっており西岡のジム開設時には花束を送り、テレビ番組で共演したこともありますね!

こいつなんでパウンド・フォーパウンドじゃねぇんだよ…井上尚弥vs.エマヌエル・ロドリゲス 試合後のコメント、ドネアのコメントもあり!

 

まとめとドネアの今後

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いかがでしたでしょうか?その思いっきり振り回す左右フックのカウンターとプレッシャーをかけて相手を追い回すスタイルを用いて軽量級のスターとしてバンタム級にトップとして君臨するノニト・ドネア。彼の試合は多くのボクシングファンの注目を集めておりバンタム級は日本人も多い階級ですので人気もありますよね!

常にKOを狙うドネアの試合は常に緊迫感があります。一撃必殺のパワーを持つ彼には並みのコンテンダーでは歯が立たず、今後はキャリアの集大成としてビッグマッチに進むと目されますな。

そんなドネアの試合をテレビで見るにはWOWOWのエキサイトマッチが最適です。過去の試合もリピート放送でされていますし、以下のリンクからWOWOWを是非試してみてはいかがでしょうか?

井上尚弥の海外の試合を生中継で見るには!?出場するWBSSって何?これまでの戦歴も解説!!

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