こんにちは管理人です。
今日は2011年アメリカで行われたWBC世界ライト級王座決定戦
ホルヘ・リナレスvs.アントニオ・デマルコの一戦です!!
この試合はリナレスの3階級制覇をかけた一戦です!!リナレスはフェザー級、スーパーフェザー級で王座を獲得したベネズエラの天才肌のボクサー。サルガドに負けたもののアメリカ、メキシコ、パナマ、日本とを渡り歩いて評価の高いボクサーです。
デマルコは元暫定王者。日本でも小堀と激闘を繰り広げたホセ・アルファロを破っており、かのエドウィン・バレロと対戦。10ラウンド終了TKOで敗れたもののダウンを拒否してタフネスぶりを見せています。
そしてこの試合はスピードで勝るリナレスが開始からサウスポーのデマルコをリード。しかしデマルコは頭から突っ込むなどラフに迫ってリナレスは流血して失速…11ラウンドにロープに詰められて連打をまとめられてしまって逆転TKO負けとなりました!
それではこの試合を振り返ります!!
試合経過
1ラウンド
デマルコはサウスポーで間合いを取ってジャブをつく。
リナレスはクイックなジャブを放ちデマルコのコンビネーションをかわす。
中盤リナレスがワンツーから左フックをヒットさせてスピードの違いを見せる。
2ラウンド
リナレスは間合いを保ちながらワンツーを打ち込んでデマルコのワンツーはパリングする。
リナレスは中盤ワンツーを浅く当ててデマルコは少し反応が遅れる。
終盤にはデマルコのジャブにジャブを合わせて顔を弾く。
3ラウンド
リナレスは速いジャブで顔を弾いて右を打ち込む。
デマルコの打ち終わりにコンビネーションを放ちさらにジャブで顔を弾く。
終盤にもジャブを何発も当ててサイドに動くリナレスが少し乗ってきた。
4ラウンド
リナレスは左フックをリードに使ってジャブをボディにつく。
リナレスは中盤ワンツーを放ってデマルコはかろうじてかわす。
中盤リナレスがダブルでジャブを当ててデマルコはやりにくそうだ。
5ラウンド
リナレスは払うようなジャブをついて間合いを保つ。
中盤高速のボディへのコンビネーションを当ててすぐに下がるリナレス。
終盤デマルコは間合いを詰めて頭をつけてくる。
リナレスはジャブを返すがデマルコもアッパーを返して肉薄してくる。
6ラウンド
リナレスはワンツーを中心にデマルコを押し返すがデマルコはプレッシャーを強めて右アッパーを当てる。
リナレスは中盤左フックを当てるがリナレスは鼻の上から出血して間合いが詰まってくる。
7ラウンド
デマルコはどんどん前に出てリナレスのスペースを奪ってくる。
デマルコはリナレスの打ち終わりに左ストレートを返してリナレスもワンツーを返す。
終盤リナレスがジャブを当ててショートの左フックを決める。
8ラウンド
リナレスはワンツーとジャブを駆使してスペースを確保する。
リナレスは中盤ジャブを当ててコンビネーションも当ててヒットアンドアウェイを敢行する。
リナレスは右目上からもかなり流血しておりデマルコは傷口を狙ってくる。
9ラウンド
リナレスはワンツーからの左フックを当てて左アッパーを打ち終わりに狙う。
デマルコは圧力を強めてきて無遠慮に間合いを詰めてくる。
リナレスはボディを当てるが足が止まるシーンが増えて失速してしまう。
10ラウンド
リナレスは懸命にワンツーを振ってデマルコの接近を阻む。
デマルコは強引に組みついてプレッシャーをかけ続ける。
リナレスは顔面がかなり出血で赤く染まっておりめちゃくちゃ苦しい。
11ラウンド
リナレスは足を使ってジャブで顔を弾くがデマルコにダメージを与えられない。
デマルコはガードの上からでもワンツーを当てて強引にコンビネーションを放つ。
そして中盤から間合いを詰めてリナレスも打ち返すが打ち終わりに右フックを被弾する。
そして顔面を赤に染めたリナレスはワンツーをもらい後退。離れ際に左ストレートをもらってワンツーでまたもや下がらされる。
そして終盤ついにロープに追い詰められて連打を浴びるとレフェリーが試合をストップした!!
所感
痛い痛い…
リナレスは本当にこの試合惜しかった。勝負にたらればはないけどカットさえなければ普通に判定で勝ってただろうなという試合でしたね。その分デマルコの勝負強さはさすがでした。
リナレスは顔面がほとんど鮮血に染まっており連打を浴びなくても正直ストップかなと思っていましたね…序盤完全にリードしていたからこそ勿体無かった。
リナレスはこの後メキシコにてトンプソンにまさかのKO負け。そのあと立て直して3階級制覇を達成したけど今年の1月にカノにまさかの初回KO負け。ボクサーのタフネスは大事ですな。
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