こんにちは管理人です。
今日は2019年4月20日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたWBO世界ウェルター級タイトルマッチ
王者テレンス・クロフォードvs.アミール・カーンの一戦です!!
この試合はクロフォードの2度目の防衛戦。クロフォードはパウンド・フォー・パウンドと言われる天才パンチャー。3階級制覇を達成しており、今回が初のPPVファイトということで好試合が期待されています。
カーンは元スーパーライト級統一王者。オリンピックで銀メダルを獲得してからここまでイギリスの人気者として速いスピードを武器に戦ってきた選手です。打たれ弱さもあるもののこの試合に勝てば2階級制覇の偉業を達成することになりますな。
そしてこの試合はクロフォードがカーンを圧倒!初回からカーンの高速ジャブに右クロスを合わせてダウンを奪うなどスキルで圧倒して迎えた6ラウンドにクロフォードのローブローでカーンはうずくまります!休憩の時間が与えられたもののカーンとトレーナーのバージル・ハンターは試合を棄権!クロフォードがなんだかもやっとした感じで防衛に成功しました!
それではこの試合を振り返ります!!
試合経過
1ラウンド
クロフォードは間合いを取りながらカーンはワンツーを振る。
クロフォードはそこに左フックを合わせてカーンは右ボディを伸ばす。
クロフォードはカウンターを狙って手数が少ない。
しかし終盤カーンのジャブに右クロスを合わせるとふらついたカーンは追撃の左フック、右打ちおろしでダウン!!クロフォードがあっさりとカウンターを合わせた!!
立ってきたカーンだがかなり効いておりクロフォードは追撃。カーンはクリンチに逃げる。
2ラウンド
カーンは下がりながらワンツーを出してクロフォードはジリジリ圧力をかける。
カーンは中盤クロフォードのジャブに右クロスを浅く合わせてクロフォードは大振りの左フックから左ボディを追撃する。
カウンターを警戒して思うように出れないカーンにクロフォードはジャブにフックをカウンターで合わせてくる。
3ラウンド
カーンは右ボディで踏み込んでガードを高く上げ続ける。
クロフォードは相打ちのタイミングでジャブを当ててカーンのジャブにめっちゃ怖い左フックを合わせてくる。
さらにサウスポーにスイッチすると入り際に右フックを置いてカーンは手が出せなくなる。
4ラウンド
クロフォードは右ジャブをついてカーンのジャブに右フックをカウンター。
クロフォードは中盤左右ボディを当ててカーンに左ストレートを追撃してさらに左右ボディからの左右フックで下がらせる。
カーンにプレッシャーをかけていくとボディを打ち込んでカーンをまた下がらせてしまう。
5ラウンド
カーンは思いっきりクリンチするなど打つ手がもうなくなってきている。
クロフォードは左ボディを打ち込んでカーンはワンツーを返すがクロフォードも左ストレート、左右フックを振り回してくる。
カーンは中盤ダブルジャブを当てるがクロフォードは左ストレートをお返ししてカーンはクリンチ。パワーでも圧倒されてしまう。
さらにクロフォードは入り際に左アッパーを狙いカーンも終盤右ストレートをお返しする。
6ラウンド
クロフォードはジャブをついてカーンはワンツーを放つ。
そしてカーンが組みついて来た時にクロフォードが左ボディブローを放つとこれはローブローに。カーンはコーナーにがっくり下がりトレーナーのバージル・ハンターと何やら会話をした後レフェリーに棄権を宣言!なんとも後味の悪い結末となった!!
所感
メンタルも打たれ弱いのかよ…
うーん、どれだけ痛くて試合続行不可能だったのかはカーン本人にしかわからないんですけど、クロフォードのパンチは悪質ではなかったし続けられないのであれば棄権になるのかな?
ただどうしても思うのはその瞬間の前までカーンが圧倒されていたこと。そのことを踏まえるとどうしても試合を投げ出した感が出て来てしまいますよね…
以下は試合後のコメントです。
クロフォード"俺がカーンを削っていっていたと言えるね。ただの時間の問題だった。ゆっくり時間をかけてただけさ。あんな形で試合を止めたセコンドはがっかりだね。でもバージルは優れたトレーナーだし自分の選手をよく見てる。また試合をやりたくなかったんだろう。次にやりたいのはエロール・スペンスだ。あいつが準備ができた時ならいつでも俺は構わないよ。"
うん、まぁクロフォードはどんな形であれ勝ちは勝ちなんですけど初めてのPPVファイトといったこともあってとても残念でした。試合続行でも結果は変わらなかったと思いますがね…
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