こんにちは管理人です。
今日は2016年に行われたWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
王者井上尚弥vs.河野公平の一戦です!!

- 作者: 井上尚弥
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2014/04/01
- メディア: 単行本
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日本人選手史上最高のビッグマッチになる予感…井上尚弥vs.ノニト・ドネア予想
この試合は井上の4度目の防衛戦。ナルバエスから王座を奪って世界的な評価を得た井上の前に立ちはだかったのは元WBA王者で2度世界王者となった河野公平。河野は前戦でルイス・コンセプシオンとの激闘に敗れて陥落したものの評価は下げておらず、井上との日本人対決が実現した!
そして試合は井上の強打を恐れずに前進してくる河野にスピード、パワー、スキルの全てで上回る井上が優位に進めるも、途中河野のしつこさにイラっとする場面も…最後は強烈な左フックのカウンターで河野にキャリア初のKO負けを与えて防衛に成功した!!
それではこの試合を振り返ります!!
試合経過
1ラウンド
河野はガードを固めてステップを踏みながら飛び込む機会を伺う。
井上は重いジャブを振って右ボディを当てる。
河野は恐れずに前に出て井上のジャブに相打ちのジャブを当てる。
中盤河野は右フックを接近戦でガードの上から叩き込んで厄介さを見せる。
井上は重い左ボディを終盤当てるが、河野は一生懸命に前に出る。
2ラウンド
井上は入り際に右アッパーを狙うが、河野はそのまま接近戦でガードの上から右フックを何度も叩く。
井上は中間距離ではワンツーからのボディで優位性をアピールする。
井上は中盤左ボディを痛烈に決めて河野もガードの上からコンビネーションをガチャガチャとガードに当ててくる。
終盤ボディを効かせた井上だが河野はよく耐えたゴングに逃げ込む。
3ラウンド
井上は序盤右から左アッパーにつないでワンツーを面白いように当てる。
それでもしっかりガードする河野は前に出てタフさを証明する。
河野は井上に接近戦を挑んで、ボディ攻撃を何度も当てるがパワーの差は明らかだ。
河野さんまさかの奇跡を起こす! 河野公平vs.テーパリット・ゴーキャットジム
4ラウンド
河野は懸命に手を出してボディ中心にコンビネーションを放つ。
中盤も接近戦で手を出し続ける河野に付き合っている井上はボディを返す。
終了間際にはワンツーの打ち下ろしで河野に着実にダメージを与える。
5ラウンド
河野は本当にしつこくくっついて手を出し続ける。
しかし井上の右アッパーが当たり始めて左ジャブから左ボディにつなぐ。
中盤接近戦で河野の左右フックが当たり、井上は明らかにイライラした表情を見せる。
井上は落ち着いて距離をとってワンツー中心にボクシングを組み立てる。
6ラウンド
河野はグイグイ前に出てコンビネーションをガードの上から打つ。
クリンチの離れ際にすぐ追いかける河野だが、井上は河野の左ジャブに左フックを顎にまともに当てるカウンター!!大の字に倒れた河野は意識朦朧となりながらもよく立ってきたが、井上の連打にさらされて右アッパーからの右ストレートでロープ際に崩れ落ちる!!レフェリーはノーカウントでストップをかけた!!
こいつなんでパウンド・フォーパウンドじゃねぇんだよ…井上尚弥vs.エマヌエル・ロドリゲス 試合後のコメント、ドネアのコメントもあり!
所感
河野さんやっぱりよう頑張るな…
正直河野がこの試合に勝つなら接近戦でドンピシャのカウンターを叩き込んでのKO以外にはあり得ないだろうというのは僕も思っていた。
そして河野は中間距離では話にならないと考えて打たれても打たれても、効いたとしても前に出ることをやめずに手を出し続けた。つまりは自分にできる100%のことをやりきった。その上で負けたのだから彼に対しては大きな拍手を送りたい。
ちなみに河野の世界戦はこれが最後。2018年にオーストラリアでモロニーに負傷TKO負けで敗れて引退を表明しています。センスやパワーに恵まれた選手では決してなく、何も光るものがないと言われながらも、2度世界王座に輝いた彼に大きな拍手とリスペクトを示したいですね。
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