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こんにちは管理人です。

今日はイギリスの誇るスピードスターで元世界スーパーライト級統一王者アミール・カーンを紹介します!!

ボクシングファンなら誰もが知る英国で大人気のスピードスターですね!!

彼のボクシングはとにかく華麗。

中量級とは思えないような高速のコンビネーションをロングレンジから放ち相手を近づかせずにポイントアウトしてしまえるだけの能力を持つアウトボクサーですね!

しかもパキスタン系の端正な顔立ちで女性人気もあり、試合前のトークも凄まじくスター性は抜群…いつも試合は大盛況…

しかーし、彼には大きな弱点があります。

それはものっすご〜く打たれ弱いこと…
彼の試合にはダウンがつきものといってもいいくらいに打たれ弱い上にまともにパンチをもらってしまうんですよね〜。

優位の試合で逆転KOを食らう試合もありますし、勝った試合でもかーなり危ないシーンが多いスリリングな試合をする選手です。

そんなカーンはこれまでのキャリアで、WBA.IBFスーパーライト級王座を獲得しアンドレアス・コテルニク、レイモント・ピーターソン、ポール・マリナッジ、ザブ・ジュダー、デボン・アレキサンダー、マルコス・マイダナ、クリス・アルジェリ、フリオ・ディアス、ダニー・ガルシア、カネロ・アルバレス、ルイス・コラーゾの新旧世界王者たちと対戦しておりおびただしい数のビッグマッチを戦っています

近年では試合には勝っているものの世界戦が決まらずかれこれ6年間世界王者に返り咲けておりません…

激戦区のウェルター級で2階級制覇を狙っているのですが、なかなかチャンスが巡ってこない現状ですね…

ちなみに最近は奥さんを巡ってアンソニー・ジョシュアと揉めたりしてて暴走気味…

それではカーンのこれまでのキャリアを振り返ります!!

俺的現代のパウンドフォーパウンド テレンス・クロフォード

 

来歴

カーンは1986年生まれの今年で32歳。

出身はイギリスのグレーター・マンチェスター州ボルトン!パキスタン系で敬虔なムスリムですな。

そんなカーンはなんとアマチュアとして17歳でアテネオリンピックに出場して、銀メダルを獲得…

しかもその後、決勝で敗れたマリオ・キンデランを翌年地元で下してプロに転向…

非凡な才能を持っていましたな。

2005年に18歳でプロデビューしたカーンは2006年に早速交通事故で相手をひいて重傷を負わせて逮捕…トラブルメーカーですな…

しかしハイペースで試合を行なったカーンはデビューから1年後には10回戦を行い2年後にはコモンウェルス王座を獲得。

これを4度防衛したカーンはWBOインターコンチネンタル王座も獲得し世界ランキングを上げていきます。

しかしデビューから3年後のWBOインターコンチネンタル王座初防衛戦で大きな落とし穴にはまります。

相手は当時無敗のコロンビアの強打者ブレイディス・プレスコット。この試合地元のカーンはプレスコットの速攻に飲み込まれてまさかの54秒KO負け…

打たれ弱さを露呈してしまい、プロの洗礼を浴びました…

しかし、カーンはポジティブな性格を生かして(笑)3ヶ月後に再起戦を行い、WBAインターナショナル王座を獲得。

そして次戦で3階級制覇のメキシコの英雄マルコ・アントニオ・バレラと対戦して 5ラウンド負傷判定勝ち。世界へと羽ばたきます!

カーンさん調子に乗って痛い初黒星…アミール・カーンvs.ブレイディス・プレスコット

 

スーパーライト級王者時代

迎えた世界初挑戦はスーパーライト級!

WBA王者でシドニーオリンピック銀メダリストの技巧派アンドレアス・コテルニクと対戦します!!

コテルニクは前戦で後に2階級制覇を果たすマルコス・マイダナを接戦の末判定で破ったテクニシャンでパワーはないものの的確なパンチと確かなディフェンスで勝利してきた技巧派ボクサーです。

しかし、カーンはコテルニクをスピードで圧倒

コテルニクは全くついていけずに 12ラウンド大差判定負け…銀メダリスト対決はカーンに軍配が上がり、WBA世界スーパーライト級王者に輝きました!!

そして初防衛戦ではここまで無敗のアメリカのソリッドなコンテンダー。ディミトリー・サレタを迎え撃ちます!

しかしカーンはサレタを初回1分16秒で高速KO…目にも留まらぬ連打でサリタを飲み込んでしまいました。

ボクシング界の期待も大きく、人気も高かった華やかなカーンは2度目の防衛戦で元IBF王者のポール・マリナッジをアメリカにて迎え撃ちます!!

マリナッジはカーンと同じくスピードスターで間合いの長い位置からジャブを出していく手数の多いアウトボクサー。

キャリア初期に致命的な拳の怪我を負ったためパワーはないもののスピードとテクニックで世界戦線を戦う特異な存在です。

しかし個人的にですが、この試合はカーンのベストバウトになります。

得意のロングレンジから打ち合う両者はハンドスピードに勝るカーンのパンチが一方的に当たり、マリナッジはダメージを蓄積…

マリナッジは試合中に垂れてくる髪の毛をラウンド間で切るなど珍場面を見せた末に11ラウンドTKO負け…

カーンのスピードに世界が驚き、次世代のスター候補に挙げられるようになりましたね!!

マリナッジさんカーンについていけず…アミール・カーンvs.ポール・マリナッジ

 

そして迎えた次戦もアメリカ…相手はアルゼンチンのゴリ押しファイターで暫定王者のマルコス・マイダナ!

マイダナはアメリカ期待のビクター・オルティスを番狂わせの6ラウンドTKOで破り暫定王座を3度防衛中の鬼の強打者…

前に出て一発を狙うマイダナと足を使うカーンの試合はかーなり噛み合いました。

初回にマイダナに左ボディを綺麗に当ててダウンを奪うカーン!!試合前半を圧倒的優位に進めますが、マイダナは後半から反撃。

 10ラウンドにはいつストップされてもおかしくないくらいに追い込まれるものの命からがら逃げきり僅差の判定勝ち。

王座統一に成功し、この試合はファイトオブザイヤー候補にも挙げられました!!

そしてこの次戦はイギリスでの凱旋防衛。

相手は無敗の同国人ポール・マクロースキーと対戦してスピードで圧倒して1ポイントも与えず6ラウンド負傷判定勝ち…

そしてまたもアメリカに舞い戻ったカーンはIBF王者でスピードスターのザブ・ジュダーと王座統一戦を行います!!

ジュダーと言えば一瞬の踏み込みから放つ強烈な左が武器のベテランスピードスター。

30歳を迎えても王座返り咲きを果たした天才ボクサーですね!!

しかし、この試合は初回からカーンがロングレンジからパンチを打ち込んでスピードで圧倒。

ジュダーはカーンのスピードについていけずに 5ラウンドにもみ合いの中でグレーゾーンにもらったボディでうずくまるダウン!!

ローブローをアピールしましたが10カウントが数えられてカーンが王座統一を果たしました!

しかし、カーンの快進撃は長くは続きませんでした…

(海外ボクシングを見るならWOWOW)

カーンさん命からがら…アミール・カーンvs.マルコス・マイダナ

 

王座陥落とウェルター級

統一王者となったカーンは続けてアメリカで元WBO暫定王者のラモン・ピーターソンを敵地ワシントンにて迎え撃ちます!!

しかし、この試合はカーンがピーターソンを甘く見たか初回に打たれ弱いピーターソンからダウンを奪ったもののピーターソンの近場での打ち合いに巻き込まれてズルズルとラウンドを消化。 7ラウンドと12ラウンドにプッシングで減点を課される向かい風もあってまさかの2-1の僅差判定負け…

遠い間合いから打ち合っとけばよかったのに接近戦に巻き込まれてグダグダの展開となってしまいましたな。まぁアウェイってことも影響しましたがちょっと雑な試合でした。

しかーしこの後ピーターソンがドーピング検査で陽性…再検査に協力的だったことで勝敗はそのままで、IBF王座はそのままピーターソンに。しかし、WBA王座はカーンに差し戻されましたな。

このよくわからん王座返り咲き?を果たしたカーンは次戦でまたもビッグマッチ!

WBC王者のダニー・ガルシアとの王座統一戦ですね!!

ガルシアは前戦でメキシカンレジェンドのエリック・モラレスを判定で破っており中間距離から思い切り左フックのカウンターを合わせてくる若手ボクサー。

この試合の予想は人気、名声共に勝るカーン有利が圧倒的多数でした。

迎えた試合も初回から快調に飛ばすカーンについていけないガルシア。目もカットしてかなり苦しい状況に追い込まれますが、カーンのうち終わりにカウンターを狙いまくり距離が徐々に詰まります。

そして迎えた3ラウンドにカーンが踏み込んで放ったアッパーにガルシアの全力の左フックのカウンターが首にヒット!カーンは背中から崩れ落ちて4ラウンドに2度のダウンを奪われまさかのTKO負け…

ガルシアはこの試合がきっかけでスターダムにのし上がり、カーンは世界戦線から一歩後退。

トレーナーもフレディ・ローチからバージル・ハンターに変えますな。

しかしスターのカーンは5ヶ月後にリングに舞い戻り、カルロス・モリナを自慢の快刀乱麻で切り刻んで 10ラウンド終了TKO勝ち。

WBCスーパーライト級のシルバー王座を獲得しました!

しかし再起第2戦目はイギリスで迎えた元IBFライト級王者のフリオ・ディアスと対戦し、4ラウンドにダウンを奪われる危ない展開の末僅差判定勝ち…

その2ヶ月後に後にジョシュアと揉める当時大学生だった妻と結婚…

ガルシアのキャリアハイだと思うんだけどなー ダニー・ガルシアvs.アミール・カーン

(海外ボクシングを見るならWOWOW)

そして約一年後にビクター・オルティスを番狂わせの 2ラウンドTKOに破った元ウェルター級王者のルイス・コラーゾと対戦します!!

この試合はウェルター級で行われコラーゾから4度のダウンを奪う快勝でウェルター級デビュー!!

半年後の次戦でも元IBFウェルター級王者で2階級制覇王者のデボン・アレキサンダーと対戦し

スピードスターのアレクサンダーをさらに上のスピードで翻弄して大差判定勝ち!!

健在を見せ付けます!!

半年後の次戦では元WBOスーパーライト級王者のクリス・アルジェリと対戦。

アウトボクサーのアルジェリがまさかの接近戦を試みてやや手こずったもののしっかりと明白な判定勝ち。トップ戦線に踏みとどまります。

しかしなかなかウェルター級でのタイトルマッチが決まらず1年が過ぎた頃カーンにウルトラCが訪れます。

アジアのヒーローにしてボクシング界のヒーロー!!マニー・パッキャオ!

 

カネロ戦と現在

カーンはなんとミドル級まで一気に階級を上げてWBC王者のカネロ・アルバレスの挑むビッグマッチに臨みます!

迎えた試合は両者に圧倒的な体格差があったもののカーンは得意のアウトボクシングで前半戦ポイントをリード。

しかし迎えた6ラウンドにやっぱり捕まりカネロの右ストレート1発で失神KO…この試合はこの年のノックアウトオブザイヤーにも選ばれましたな。

そしてカーンは2階級制覇に失敗しウェルター級に戻ることになりました…

カーンさんブラックアウト…カネロ・アルバレスvs.アミール・カーン

そしてそこから1年の時を経てカーンには中東でパッキャオと対戦する話が持ち上がりますが中東の企業が金を用意できなかったか何かでご破算に…

その後2017年は妻がジョシュアと浮気してるとかツイッターで呟いて妻もカーンが結婚してから浮気ばかりだと暴露して泥仕合に…

でも現在は仲直りしたそうで笑笑

そんなカーンさんは2018年の4月に2年のブランクを破り地元イギリスでフィル・ロ・グレコを初回39秒でKO!鮮烈な復活を遂げます!

いや早すぎかよ てかいつもそんくらいのコンディションでやろうや アミール・カーンvs.フィル・ロ・グレコ

しかーし、2018年9月の復帰第2戦のサミュエル・バルガス戦では2度ダウンを奪うものの一度ダウンを奪われヒヤヒヤした展開の末大差判定勝ち…

バルガスはダニー・ガルシアには7ラウンドでTKOされており、よもやの苦闘となってしまいましたな…

しかしカーンはスーパービッグマッチを引き当てます。WBOウェルター級王者で無敗のパウンド・フォー・パウンドキングのテレンス・クロフォードとの対戦です。ケル・ブルックとの対戦を蹴ってカーンはこの試合に挑みました。

しかしクロフォードは想像以上に強かった。初回から自慢の高速ジャブにクロスカウンターを合わせられるカーンはダウン!!その後もスピードをスキルで相殺されて6ラウンドに強烈なローブローをもらうとカーンは続行を拒否して棄権・・・クロフォードに敗北を喫します。

しかしポジティブなカーンはすぐに再起を明言。今後は元IBF王者のケル・ブルックとの対戦を目指すと見られており多くのビッグマッチがカーンを待ち受けていそうです!!

カーンさん打たれ弱さ関係なくTKO負け…テレンス・クロフォードvs.アミール・カーン 試合後のコメントもあり!

そしてカーンは7月にひじを手術した後サウジアラビア似て再起戦WBCインターナショナル王座をかけて元IBF世界フェザー級王者のビリー・ディブと対戦します。ディブはスティーブン・ルエバノやエフゲニー・グラドビッチ、三浦隆司、テビン・ファーマーと対戦している選手ですね!

しかしこの試合はやっぱり体格差が響きました。カーンのパワーを受けきれないディブはプレッシャーをかわし切れずに4ラウンドに2度のダウンを奪われてセコンドがタオルを投げ入れるTKO。カーンがWBC世界ランキング5位内を射止めましたね。

カーンさんゴリゴリ作戦でディブを圧殺…アミール・カーンvs.ビリー・ディブ

 

総括

目にも留まらぬ高速のコンビネーションでボクシングファンを魅了する魅力満点のカーン。

実力、人気はピカイチなのになぜかビッグマッチが決まらないカーンさんにこの後世界戦は決まるのでしょうか?

最近はケル・ブルック戦を追いかけてるようですが、スーパーウェルター級にあげるつもりなのかな?笑笑

接近戦にはめっぽう弱いカーンですが、ロングレンジではマジで強いです。

だからこそ今のウェルター級のトップとやるとなると厳しいのも事実ですね…やるなら相性的にはサーマンあたりかな…

今後実現してほしい試合はなんだかんだでパッキャオ戦ですね笑

2人のボクシング界の誇るビッグネームの対戦は話題を呼ぶでしょうし、中間距離が得意なパッキャオ相手ならカーンも相性が悪いわけではないですし噛み合いそうな気が…

でも 12ラウンドのどこかで捕まるだろーな…

圧倒的なスピードと打たれ弱さで常にスリリングな試合を見せるカーンの今後にも要注目です!!

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