こんにちは管理人です。
今日は2018年アメリカのフロリダ、キシミーで行われたWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦
伊藤雅雪vs.クリストファー・ディアスの一戦です!!
両者共にこの試合が初めての世界戦。ESPNでも放映されたこの試合はプエルトリコ期待のディアスを見事に接近戦で圧倒し、4ラウンドにダウンを奪った末に伊藤が大差判定勝ち!
見事にアメリカでの王座獲得に成功した!!!
それではこの試合を振り返ります!
試合経過
1ラウンド
上背で勝る伊藤は細かくジャブをついて接近を試みる。
ディアスは左フックを振り回してくるがなかなかスピードがある。
伊藤は組みついてフックとアッパーをねじ込みガードの上から右を叩き込んでパワーで勝る。
2ラウンド
ディアスはフックを離れ際に当て、伊藤はガードの上からワンツーをねじ込んでは組みついて消耗させる。
伊藤は接近してのアッパーがうまく、ディアスが振り回せない距離で上手く優勢に試合を進める。
3ラウンド
ディアスはコンビネーションを放つが伊藤は見切りもよく当たらない。
中盤ディアスが手数を増やすが伊藤はダッキングとスウェーを駆使してもらわない。
ラウンド残り1分伊藤は接近戦でアッパーをダブルで当て、ガードの上から右を伸ばす。
4ラウンド
伊藤はジャブをついて序盤左フックをヒットさせる。
ディアスは重い右を放つが、中盤ジャブに合わせた伊藤の右ショートをダブルで浴びてダウン!!
伊藤は詰めてパンチを見舞うがディアスはクリンチでしのいで下がりながらも打ち返す。
5ラウンド
ディアスは右の打ち下ろしを序盤決めるが、伊藤もボディを返す。
ラウンド1分ディアスは右をクリーンヒットさせるが伊藤もすぐさま打ち返してペースを渡さない。
ディアスは終盤ロングの左フックをガードの外側から当てて、ジャブも当てるなど巻き返しを図る。
6ラウンド
ディアスは右のオーバーハンドを序盤に当てるが伊藤は動じない。
中盤またもディアスの右がクリーンヒットするが、伊藤も右クロスを返して接近戦でアッパーを当てる!
伊藤は終盤も接近戦で細かいコンビネーションをボディ中心に当てる。
7ラウンド
伊藤は細かくジャブをついてこれがよく当たる。
接近してのもみ合いではコツコツボディに当ててクリンチした際のアッパーが冴える。
コンビネーションで肉薄する伊藤にディアスは対応できずズルズル後退するシーンが目立つ。
8ラウンド
伊藤は押し合いに強く、ディアスの体力を削る。
中盤には右を放り込んでそのまま組みついてパンチをねじ込む。
9ラウンド
ディアスはパワフルなコンビネーションを序盤放つが、ヒットは奪えない。
中盤ディアスの踏み込みに合わせた右ショートがヒットし、もみ合いの中でアッパーをヒットさせる!
10ラウンド
ディアスは序盤伊藤の動き出しにジャブを当て右をクリーンヒット!
伊藤は中盤打ち終わりにワンツーを返してガードの上からコンビネーションを当てる。
終盤にはアッパーをダブルで当ててペースを渡さない。
11ラウンド
伊藤は開始から組みついてアッパーをヒットしてパンチを細かくねじ込む。
伊藤は中盤思い切り組みついて右を何度も打ちおろすなどダーティーさも見せる。
ディアスは腫れた目を気にしてバッティングをアピールするなど弱気だ。
12ラウンド
伊藤は体力が落ちず、もみ合いでもアッパーを当て続ける。
中盤には左右フックをガードの上から何度も当てディアスはのうち終わりに右ショートと左フックのカウンターを合わせる!
終盤にもしつこく組みついて左アッパーを巧打し、ディアスに振り回させない。
逆にパワフルなコンビネーションをガードの上から当ててディアスの体が少し震える。
判定は116-111.117-110.118-109の3-0で伊藤!
僕の採点は116-111で伊藤でした!!
所感
こーれは素晴らしい価値ある勝利ですな。
これまでの伊藤の試合を何回か見たのですが、基本的には中間距離で打ち合うアウトボクサーのイメージでした。
しかしこの試合では背の低いディアスが相手ということもあってか、ゴリゴリ前に出ていくファイタースタイルで圧倒…
ディアスの強打がある程度の距離がないと機能しないことを見越しての作戦だったと思いますが、お見事でしたね。
そして何よりも大きいのがアメリカでアウェーとも言える地で世界タイトルを獲得した事実。しかも圧勝。
木村翔然り、今後もこのようなケースが増えていくと同じ日本人として誇らしいですね
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