こんにちは管理人です。
今日は2016年ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンのシアターで行われたWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者ローマン・マルチネスvs.ワシル・ロマチェンコの一戦です!!
ロマチェンコはこの試合で世界最速の7戦目での2階級制覇に挑んでいます。
相手のマルチネスは突出した部分は特にないんですけども全体的にまとまっといてタフでとにかく手が出る好選手。
キャリアの中でオルランド・サリドやマイキー・ガルシア、リッキー・バーンズといった強豪と対戦しており経験も豊富。
そのしぶとさを象徴するように3度の同王座返り咲きの実績を誇ります…
しかーし、ロマチェンコさんはそんなマルチネスさんを終始圧倒して 5ラウンドに痛烈な失神KOで王座奪取!!
世界最速の2階級制覇を成し遂げましたね!
それではこの試合を振り返ります!
試合経過
1ラウンド
ガードを高く上げてフェイントを入れるマルチネス。
ロマチェンコは前進してマルチネスの動きを観察しているようだ。
ロマチェンコはあまり手を出さずにプレスをかけてロマチェンコを下がらせてしまう。
終盤には左ショートをダブルで当ててマルチネスのガードは間に合わない。
2ラウンド
ロマチェンコは1分過ぎ右ボディからの左ショートを綺麗に当てて華麗なボディワークでサイドに回る。
終盤にも左ショートをカウンターで当て、絶え間ない動きでマルチネスを置いてけぼりにする。
3ラウンド
ロマチェンコは左ボディで踏み込んでマルチネスに休む間を与えない。
中盤にはショートの左アッパーを当てては離れてマルチネスは追いかけるものの全くもって追いつけない。
終盤にもジャブにアッパーを合わせていきなりの左で顔を跳ね上げる。
4ラウンド
マルチネスはワンツーで一生懸命追いかけるもののジャブにジャブを合わされる。
それでもくっついてボディを打ち、手を掴むなどダーティーテクも駆使するがロマチェンコの動きに追いつけない。
終盤にはコンビネーションでマルチネスを押し返していきなりの左ストレートでマルチネスをのけぞらせる。
5ラウンド
ロマチェンコは左ボディを当ててマルチネスの体が一瞬くの字に曲がる。
顔面への左ストレートもマルチネスを捉えてマルチネスは表情からダメージを隠せなくなる。
そして迎えたラウンド1分過ぎ左ストレートで下がったマルチネスのサイドへの動きに合わせて死角から右フック1発!!背中から大の字に倒れたマルチネスは上体のみしか起こせず10カウントを聞いた。
所感
ロマチェンコさんのベストバウトやな…
ロマチェンコはマルチネスにとってかなり楽な相手だったと思う。マルチネスはボクサータイプで一生懸命自分にできることをやる頑張り屋さんだけど、特別なものは何もない。ロマチェンコみたいなスピード溢れる人間離れした動きには全くもってついていけなかった。
マルチネスはこの試合を最後に2年以上リングに上がっておらず、引退したものと思われる。ロマチェンコは皆さんご存知の通りライト級で王座を獲得して3階級制覇王者に…
いやーしかし、かなり残酷な試合だったな…マルチネスもロマチェンコの手を掴んだり、やることは全部やった末の敗北…もうやりたくないと思っても不思議じゃないかな…
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