こんにちは管理人です。
今日は2017年にアメリカのT-モバイルアリーナで行われたWBC.WBA.IBF世界ミドル級統一王座タイトルマッチ
王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)vs.カネロ・アルバレス(メキシコ)の初戦をレビューします!!
この試合は2年前くらいから話題に上がっていたけど実現してなかったビッグカードですね!
前戦でチャベス・ジュニアに圧勝したカネロとダニエル・ジェイコブスに苦戦して世界戦連続KO防衛記録が止まったゴロフキンのタイミングで計ったように実現…
指名戦をやれと当然のことを言われて逆ギレのカネロはWBC王座はいらないとダダをこね、カネロをよそに3団体の統一王座タイトルマッチとなったこの試合はゴロフキンが優位に進めたかに思われましたがジャッジの採点はドロー!!
大いに議論を呼んで一年後のリマッチへと進みますね!!
それではこの試合を振り返ります!
試合経過
1ラウンド
カネロはバックステップを踏みながらリングを周りゴロフキンはジャブをついて追い回す。
カネロはあまり手を出さずガードを上げて動き回り、ラウンド中盤にボディを数発当てる。
ゴロフキンはワンツー主体で打つがカネロはディフェンシブで当たらない。しかしラウンド終盤にはカネロの動き出しにジャブを当てる
2ラウンド
ゴロフキンはジャブ中心に手数を多く出しカネロは時折踏み込みを見せるがゴロフキンもしっかりガードしている。
ゴロフキンは中盤カネロのジャブにジャブを合わせてこれを当てる。
カネロが打つたびに会場は上がるが手数が少ない
3ラウンド
ゴロフキンは積極的に出て開始早々ジャブをコネクト。カネロも応戦し左ボディを当てる。
中盤カネロはゴロフキンの離れ際に右をロングで当てるがポイントは積極的なゴロフキンに流れる印象。
終盤にはカネロのショートアッパーが決まるがゴロフキンの圧力は弱まらない。
4ラウンド
カネロのボディを肘でブロックするゴロフキン。カネロがやや手数を増やしてきた。
しかし中盤ゴロフキンはロープにカネロを詰めてジャブからコンビネーションを放つ。
カネロはもらわないものの見栄えが悪い
ラウンド終盤にはゴロフキンがカネロのジャブに右ストレートのカウンターを合わせる!
5ラウンド
序盤カネロは手数が少ないながらもジャブコネクトさせ、ロープ際でもパンチをかわしてリング中央にコンビネーションで押し戻す。
ラウンド残り1分ロープ際でカネロのジャブに合わせてゴロフキンが右フックをヒット!カネロは首を振るがかなりいいシーンだった。
6ラウンド
ゴロフキンは開始早々カネロのダッキングに合わせて右をコネクト!
しかしカネロもアッパーを返してみせる!
中盤ゴロフキンがワンツーでカネロを追い回すもカネロは打ち合わない。
残り1分ではゴロフキンがジャブを当てるがカネロもアッパーを返す。
しかしゴロフキンが前進するシーンが多くカネロは劣勢な印象だ。
7ラウンド
ゴロフキンは積極的な距離を詰めてコンビネーションでプレッシャーをかける。
ラウンド中盤にはゴロフキンが右ショートをコネクト!カネロは手数が少なく下がるシーンが目立つ。
カネロは時折ボディを決めるがどうしても下がるシーンが多く見栄えが悪い…
8ラウンド
カネロは劣勢を意識してか前に出始める。
ゴロフキンの打ち終わりに必ずワンツーを返しゴロフキンの前進を見事にリング中央で受け止める。
ラウンド終盤にはゴロフキンの入り際にカウンターの右にアッパーをヒット!顔を跳ね上げさせる!
9ラウンド
カネロは真正面からゴロフキンの圧力を受け止めてボディ中心にコンビネーションを放つ。
しかしゴロフキンもワンツーをヒットし流れを明け渡さない。
ゴロフキンは中盤カネロをロープに詰めながらもカウンターを警戒してかあまり踏み込めずカネロの右がクリーンヒットする!
終盤ゴロフキンは前進をやめずカネロはロープに下がらせジャブをヒットさせる。
カネロは終了間際にボディからの顔面への左フックの返しを決める。
10ラウンド
カネロはゴロフキンのジャブに右を合わせてコンビネーションの打ち終わりの左フックでゴロフキンのバランスを崩させる!
ゴロフキンも負けじと前進し丁寧にジャブをついて右につなぐ。
終盤ゴロフキンはコンビネーションで追い回すもカネロも応戦し白熱した展開となる。
11ラウンド
ゴロフキンはカネロを追い回しワンツーを放つ。
しかしラウンド中盤カネロは打ち下ろしの右を決めてコンビネーションも決める!
ゴロフキンは終盤右を決めるがカネロも接近戦でアッパーを返す。
手数のゴロフキンか有効打のカネロか微妙なところだ。
12ラウンド
カネロは劣勢を意識してか開始早々からコンビネーションを放ちゴロフキンの打ち終わりに右アッパーをカウンターで決める!
ラウンド1分過ぎにも細かいコンビネーションを決めてポイントを稼ぐ。
ゴロフキンはカネロを追い回して中盤には右を決めるがカネロも必ず打ち返す。
終了間際には激しく打ち合って会場を沸かせる両者カネロがゴロフキンのパンチをかわしたところでゴングが鳴る。
採点は115-113でゴロフキン114-114でドロー、110-118でカネロで三者三様のドロー!!
ゴロフキンの防衛成功となりました!
ちなみに僕の採点では115-113でゴロフキンでしたね!!
所感
118-110でカネロはさすがにないやろ!!
が一番思ったことですね笑
試合後半は確かにカネロ優勢だと思いますけど10ポイント差はちょっとマジかよって感じですよね笑
この試合なんですけどカネロは序盤かなりディフェンシブに戦いましたが予想以上にゴロフキンの圧力が強く8ラウンドあたりからゴロフキンと正面衝突に…
しかしこれがまさかの功を奏す
カネロのパンチ力があればゴロフキンの前進を止めることができると証明された両者の第1試合でしたね!
ただカネロには真正面からゴロフキンを受け止めるスタミナがない
これが要因でラウンド序盤はいいのに後半はグダることが多い試合でした。
この反省を生かして再戦では初回から足を踏ん張ってゴロフキンを迎え撃つんですけど今度は逆に後半ゴロフキンに巻き返されるシーソーゲーム…
うん、多分何回やっても同じ展開なりそうやしもういいかな
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